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1日約212円のeSIMサービス「3香港」でAppleの海外取材を乗り切った話:週刊モバイル通信 石野純也

実際の利用手順を解説します

石野純也 (Junya Ishino)
2019年3月28日, 午前06:50 in mobile
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Engadget日本版には別途記事を書いていますが、3月25日(現地時間)に開催されたAppleのスペシャルイベントを取材してきました。海外取材といえば、本連載で何度も取り上げているeSIMの出番。思えばこの機能は、約半年前の2018年9月に、今回のスペシャルイベントと同じくスティーブ・ジョブズ・シアターで発表されたものです。だいぶ長く使っているような感覚になっていますが、実際のサービスインはiOSがアップデートされたあとなので、まだ半年も経っていないことになります。

その間、eSIMに対応するキャリアが続々と増え、特にアメリカでの選択肢は豊富になりました。プリペイドで契約できる現地キャリアのT-Mobileを選ぶもよし、ローミングキャリアのGigskyやUbigiを選ぶもよしと、使い方に応じて選べる状況になっています。それでも北米は料金が高めなのがネックですが、滞在期間によっては国際ローミングより節約できるのはメリットです。

ただ、今回のスペシャルイベントは2泊4日の弾丸取材。短期滞在の場合だと、お得なプランは限られてきます。国内大手キャリアの国際ローミングも低価格化しており、例えばドコモのパケットパック海外オプションでは、複数日分をまとめて契約すると、1日980円からの割引を受けることが可能。3日間であれば、2480円です。この金額を下回り、かつeSIMに対応しているキャリアとなると、かなり選択肢は少なくなります。

結果として選んだのは、昨年12月から4か月連続でお世話になっている、「3香港」です。すでに契約は済ませてあり、端末内にもeSIMのプロファイルが残っていたため、新規契約の必要なしに利用できました。ただし、前回の渡米でローミングパッケージの日数を使い切っていたので、チャージする必要があります。

3香港は、1日パスと10日パスの2つを用意していますが、新規契約時に選べるのは後者の10日パスのみ。これを使い切ると1日プランが選択可能になります。10日パスの方が、1日あたりの料金は割安ですが、滞在期間が短期になりそうなときは、トータルで1日パスを日数分契約した方が安くなります。料金は、1日わずか15香港ドル。日本円にして212円と、まさに破格です。
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▲新規契約時に選べるのは、10日パスのみ。1日パスは契約後にしか選べません

1日パスの契約方法は次のとおり。まず、3香港の「3 Care」と呼ばれるサイトにアクセス。ここで電話番号とパスワードを入力します。「そんなの設定した覚えがない」と思われるかもしれませんが、電話番号とパスワードは、契約直後にSMSで送られてきています。海外のプリペイドSIMではよくある仕組みですね。これを入力して、3 Careにアクセスします。
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▲チャージなどが行える「3 Care」にアクセス
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▲電話番号とパスワードは、初回契約時にSMSで送られています

3 Careのメニューが表示されたら、画面下にある「Roaming Data Daily Pass」をタップしてください。残高がないので「Online Recharge」をタップしたくなりますが、これはちょっとしたトラップ。こちらからチャージしようとすると、20香港ドル、50香港ドル、100香港ドルという単位でしか入金できず、15香港ドルの1日パスではチャージした金額を使い切ることができません。
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▲「Online Recharge」ではなく、画面下の「Roaming Data Daily Pass」を選んだ方が、無駄なくチャージした残高を使えます
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▲「Online Recharge」からだと、15香港ドルちょうどをチャージできません

一方で、先に挙げた「Roaming Data Daily Pass」を選んでから、「1-Day Roaming Data Pass」を選択すると、なぜかピッタリの15香港ドルを支払える画面が現れます。微々たる金額ですが、なるべく料金を節約したいという人は、この手順を踏むようにしましょう。あとはクレジットカード番号を入力すればOK。もちろんですが、日本のクレジットカードもきちんと利用できました。
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▲1日パスを選んで残高不足になると、15香港ドルだけチャージするメニューが現れる

ただし、支払いが終わったらすぐに1日プランが使えるようになるわけではありません。1日パスをアクティベートするには、同じページをもう1回開き、「Roaming Data Daily Pass」を選んでから、「1-Day Roaming Data Pass」を選択する必要があります。ここが少々分かりづらいかもしれませんが、1日パスがアクティベートされると以下のようなSMSが届くので、それで判断するようにするといいでしょう。
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▲チャージされたあと、再び1日パスを選択する画面を開き、パスを適用する必要あり
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▲念のため、1日パスが有効になっているかどうかをチェックしておきましょう。電話アプリで「##107#」と入力。発信元回線を3香港に切り替えるのを忘れずに
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▲1日パスが適用されていることが書かれたSMSが届きました

あとは現地で使うだけ。上記の準備はすべて日本の空港で行いましたが、現地到着後に、データローミングをオンにするだけですぐにデータ通信が可能になりました。ちなみに、あらかじめ日数が決まっているときは、上記の1日パス選択の手順を繰り返しておくことをオススメします。2回契約すれば2日分、3回すれば3日分になるからです。

筆者はとりあえずと思って1日分だけ契約しましたが、ちょうどスティーブ・ジョブズ・シアターに入ったころに、期限がきてデータ通信が不通になってしまいました。eSIMの難点は、契約にデータ通信が必要なところ。途中でデータ通信が切れてしまい、なおかつ周りにWi-Fiなど別の通信手段がないと、2日目の1日パスの契約ができなくなってしまいます。あらかじめ日数分のパスを契約しておいた方がいいというのは、そのためです。

ちなみに、1日の容量の500MBを使い切っても、2日目のパスが有効になるわけではなく、低速での通信が続きます。逆にいうと、500MBを使い切ったあとの通信速度制限は、解除できないということになります。今回、筆者は、うっかりアプリを使いすぎてしまい、夜中に500MB超えてしまいました。ここで2日目の1日パスを有効にしてみましたが、速度はそのまま。うたい文句どおり、128Kbps程度しか速度が出ませんでした。
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▲500MBを使い切ると、通信速度制限がかかる。ちなみに、250MB、350MB到達時点でSMSが届くのでわかりやすい

注意点としては、香港時間の0時(日本時間の午前1時)に1日のカウントが始まるというところで、午後11時にローミングを開始してしまうと、1時間で1日分のローミングパッケージが終わってしまいます。といっても200円なので、あまり気にする必要はないかもしれませんが......。

また、国や地域によっては時差の関係で、中途半端なタイミングで1日パスが終わってしまうことも。今の米国・西海岸は、午前9時がその時間になるため、比較的分かりやすいのですが、欧州では気をつけた方がいいでしょう。

使い勝手がよく、料金も破格の3香港ですが、1日パスは10日パスを使い切ったあとでないと選べないのが少々残念な点です。海外渡航が多い人でないと、最初の10日パスが使い切れないかもしれません。とはいえ、有効期限が約半年と長く、iPhoneには仕様上、10回線ぶんのeSIMを登録できるため、3香港のeSIMは端末内にキープしておいた方がいいかもしれません。



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