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「破れても自己修復する宇宙服」など18の革新的アイデアにNASAが資金提供。将来の実現目指す

「太陽観測いくで」「眩し…熱!」「日傘さすで」

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年4月11日, 午後02:15 in Space
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かつてわれわれ人類は、まだ誰も到達したことのない宇宙空間へ飛び出すために想像力をフル回転させ、積極的にアイデアを投入しなければなりませんでした。しかしいまや地球低軌道には国際宇宙ステーション(ISS)が浮かび、幾度となく船外活動も行われています。

しかし、超大質量ブラックホールの姿を捉えられるようになったいまでも、われわれは月を再訪することすらできておらず、火星を目指しつつもまだ太陽系の外側の世界を知りません。

NASAは、これまでの概念を覆す革新的なNASA Innovative Advanced Concepts(NIAC)プログラムによって、SFの世界からリアルへの境界をまたぎそうな、未来のスタンダードとなる可能性を秘めたアイデアを掘り起こし、育てようとしています。そして、4月10日、新たな18の革新的コンセプトに資金を投じることを発表しました。

アイデアはいくつかのフェーズに分かれており、"フェーズ I" には12のコンセプトが選ばれました。そのなかで特徴的なものは、少々の破れなら自己修復可能な伸縮性の被服素材を使い、ソフトロボティクス技術を織り込んで動きやすくしたスマート宇宙服のコンセプトでしょう。この宇宙服は各部に膜状のセンサーを採用しており、それらが収集するデータは視野内に表示されます。

ほかには、クモにインスピレーションを受けた小型探査マシンがあります。これはクモ型の多脚マシン...ではなく、クモが糸を伸ばして風を受け、風に流されるように空中を移動する習性を小型の探査メカで再現し、大規模空間における大気の分析検知能力を得ようというもの。将来的にいくつかの惑星を調査するのに利用可能だと考えられています。

さらに、月の氷を採掘するための前線基地のコンセプトや、金星やエウロパの高密度な大気観測用でインフレータブルな構造を持つ、エイのような形をした自律飛行観測機などが含まれています。

一方、より実現可能性が高い"フェーズ II"には、宇宙へ巻物のようにして持って行き、軌道上で組み立てる巨大宇宙望遠鏡THE MOSTがフェーズ Iから移行した(後述)ほか、カーボンコンポジット層を含むソーラーシールド、つまり日傘を備え、これまで以上に太陽に接近観測できる探査機などがあります。

フェーズ Iのプロジェクトには、NASAからそれぞれ12万5000ドル(約1390万円)が提供されます。そして、そこから9か月のあいだに実現可能性がさらに認められるようになれば、フェーズ IIに移行して2年間で最大50万ドル(約5550万円)の資金を獲得できるという方式です。

NIACは、これら金の卵のようなプロジェクトの中から最終的に200万ドルの予算に見合うプロジェクトを1つだけ選び、開発を完成させることになります。なお、現在あるコンセプトの大部分は少なくとも実現までに10年はかかると見積もられています。異星の大気中をクモのようなロボットが舞うニュースをわれわれが聞くのは、残念ながらしばらくは先になるかもしれません。






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Source: NASA
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