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スマートキーを悪用した盗難を防ぐ、意外とシンプルで安価な方法をフォードが開発

さっそく量販モデルから標準装備

Hirokazu Kusakabe
2019年4月15日, 午後12:30 in Car Theft
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クルマのキーを所持しているだけで、ドアを解錠したりエンジンを始動したりできる「スマートキー」は便利なシステムです。一度使ってしまうと、もはやクルマに乗る度にキーをポケットから取り出してキーシリンダーに差し込んで...なんてことが煩わしくて耐えられなくなるでしょう。

しかし、最近ではこの仕組みを悪用したクルマの盗難が世界的に問題になっていることも事実。このスマートキー・システムは、キー本体が微弱な電波を出し、クルマ側から発信される電波と暗号通信を行うことで認識。キーを持っている人がクルマのすぐ側あるいは車内に居るとクルマが判断すると、ドアの解錠やエンジンの始動が可能になります。

最近増えている「リレー・アタック」と呼ばれる盗難の手口は、この電波による通信を特殊なデバイスで中継することで、スマートキーを持った人がクルマから離れていても、あるいはクルマを家の前に駐めてスマートキーを家の中に持ち込んでも、クルマとスマートキー間で通信を行わせ、クルマを盗むというものです。

下の動画をご覧になればお分かりでしょう。店の前に駐車してクルマから離れるオーナーに泥棒の1人が近づき、オーナーが持っているスマートキーの電波を、特殊なデバイスで受信。さらに増幅して通常より遠くまで飛ばします。するとクルマの近くにいるもう1人の泥棒が、別の特殊デバイスでこの電波を受信し、クルマに向けてその電波を発します。クルマにとっては、電波を発するスマートキーが近くにあるのと同じ状態になるわけです。これらの"特殊デバイス"は、インターネットを通じて誰でも簡単に購入できるため、犯罪は後を絶ちません。



フォードはこの盗難の手口を防ぐ新しいスマートキーを開発しました。その方法は意外とシンプルかつ安価。スマートキーの本体に、我々が持っているスマートフォンでもお馴染みの、モーションセンサーを組み込むというものです。このモーションセンサーがスマートキーの振動を常に検知し、スマートキーが約40秒間、静止しているとスリープ状態になり、電波を出さなくなります。電波が出ていなければ泥棒は中継できず、(少なくともこの方法では)盗難できないというわけです。

フォードはまず、英国で最も売れているモデル「フィエスタ」と「フォーカス」にこのモーションセンサー内蔵キーを、追加料金なしで標準装備すると発表しました。

さらに、現行モデルのフィエスタやフォーカスを既に購入しているオーナーも、フィエスタは65ポンド(約9,500円)、フォーカスなら72ポンド(約1万500円)の工賃(プログラム/テストの費用)を支払えば、この新しいキーと交換してもらうことができます。

もちろん、今後は他のモデルにも採用を拡大していくとフォードは言っています。

Ford

これまで、リレー・アタックによる盗難を防ぐため、クルマを駐車している際にはキーを電波遮断ポーチに入れて管理する方法が推奨されていました。しかし、クルマに乗るためにいちいちポーチからキーを取り出す手間がかかるのは、あまり"スマート"とは言えません。

このモーションセンサー内蔵キーを入手するには、現行オーナーなら1万円前後の料金が必要ですが、これはあくまでも人件費、手数料です。最初から標準装備すればコストはずっと低く抑えられるはず。他の自動車メーカーにも普及することは大いに期待できます。

Ford

もっとも、動画のようなシチュエーションでは、"40セカンズ"の間に盗まれる可能性もなくはありません。個人的にはもう少し短くても不便を感じないのではないかと思うのですが、そのあたりはさらなるリサーチやユーザーからのフィードバックによって改善されることでしょう。

いずれにせよ、安価で効果的な方法を考え出し、まずは大衆車から標準装備することに決めたフォードには拍手を送りたいものです。"あっぱれ! よし、次はフォードのクルマを買ってやるぞ!"と日本では言えないことが残念でなりません。





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