Sponsored Contents

chinaの最新記事

Image credit:
Save

フォルクスワーゲン、3列シートSUVの電気自動車コンセプトを発表 2021年に市販化

シート表皮は「AppleSkin」

Hirokazu Kusakabe
2019年4月16日, 午前06:30 in China
25シェア
0
25
0
0

連載

注目記事

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

Ittousai, 8月13日
View
 ソニー「WF-1000XM3」が売り切れまくる理由に納得。ノイキャン性能爆上げイヤホンでした

ソニー「WF-1000XM3」が売り切れまくる理由に納得。ノイキャン性能爆上げイヤホンでした

View

上海モーターショー開幕を控えた14日、フォルクスワーゲンは現地で「ブランドSUVナイト」を開催し、3列シートを備える電気自動車SUVのコンセプト「ID.ROOMZZ」を発表しました。これをベースにした市販電動SUVを、2021年にまずは中国市場で発売するとのことです。

ID.ROOMZZは、2016年に発表された「ID」から始まるフォルクスワーゲンによる電気自動車シリーズの最新作。まだ最初のハッチバックが市場に出ていないのに、既にバスやバン、クロスオーバー、セダン、バギーなど、多種多様な派生モデルのコンセプトカーが発表されています。

Volkswagen ID. ROOMZZ

今回のID.ROOMZZは全長5mクラスの3列シートSUVですが、その中身はこれまで発表されたIDファミリーと基本的に共通。フォルクスワーゲンが開発した電気自動車専用プラットフォーム「MEB(モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス)」が使われています。

電気モーターは車体の前後に1基ずつ搭載。前のモーターが最高出力75kW、後方のモーターは150kWを発生し(システム合計最高出力は225kW/306ps)、それぞれが前輪と後輪を駆動。路面や走行状況に合わせ、前後で駆動力を瞬時に調整します。通常走行時は無駄な電力消費を抑えるため、後方のモーターのみで走ります。

これらのモーターに電気を送る容量82kWhのリチウムイオン・バッテリーは、床下に搭載されています。新しい国際燃費基準のWLTPサイクルによる航続距離は450km。150kWの急速充電を使えば、バッテリー容量の80%を30分で充電できます。加速性能は0-100km/hまで6.6秒。最高速度は180km/hで制限されます。

Volkswagen ID. ROOMZZ

ID.ROOMZZの車体サイズは、全長4,930mm × 全幅1,930mm × 全高1,675mm、ホイールベースは2,965mm。同じフォルクスワーゲンの現行3列シート・ミニバン「シャラン」と比べると、75mm長くて20mm幅広いですが、75mm背が低くい仕様です。新色のボディ・カラーは「サンセット・レッド」と呼ばれ、赤い塗料の中に、光の加減で輝く金色のフレークが混じっています。これはもちろん、中国で縁起が良いとされる色合いを狙ったもの。AピラーからDピラーにかけてルーフラインはアルミニウム仕上げとなっています。サイドミラー代わりにカメラを装備。22インチの大径ホイールには265サイズのタイヤが装着されています。

Volkswagen ID. ROOMZZ

特徴的な前後のスライド式ドアは、開けるとシートが自動的に外側へ向けて20度回転します。閉めると向き直ります。センターピラーがないこともあり、乗降性は非常に良さそうですが、市販モデルがどうなるかは分かりません。

Volkswagen ID. ROOMZZ
3列シートを備えた車内は、市販モデルでは最大で7人乗りになるとのこと。そのシート表皮には、「AppleSkin」という新素材が使われています。『Engadget』読者の方々には誤解を招きそうな名称ですが、これはリンゴジュースの製造過程で出る残余物から作られた人工レザーだとか。床にはヘリンボーン柄に敷き詰められたオーク材。ドアパネルの照明が透けている部分も、木製のベニアにレーザーで特別な加工を施したものが使用されています。アクティブ・フィルターにより車内の空気を清浄に保つ「CleanAir」システムは、中国で発表するなら必須の装備なのでしょう。

Volkswagen ID. ROOMZZ

運転は「オートマチック」と「マニュアル」に切り替え可能です。トランスミッションのことではありません。運転そのものをオートとマニュアルから選べるのです。高速道路など限られた場所では運転を完全に機械に任せることができるレベル4の自動運転機能を装備しており、オート・モードに切り替えると各々のシートが25度、内側に向き、乗員みんなで会話を楽しめます。さらにリラックス・モードを選ぶと、背もたれがリクライニングし、目的地に着くまでくつろいだ姿勢で過ごすことができます。そしてドライバーが自分で運転するマニュアル・モードに切り替えれば、ステアリングホイールに内蔵されたディスプレイやフロントガラスに、運転に必要な情報が表示される仕組みです。

Volkswagen ID. ROOMZZ Showcar

(ディーゼル不正行為からの立ち直りを図る)フォルクスワーゲンが大掛かりな電動化戦略を発表し、フレキシブルな電動プラットフォームを公開したときから、この種のSUVが登場することは予想されていました。コンセプトカーとしての発表は遅かったものの、2020年に発売が予定されているハッチバックの「ID」と、クロスオーバーの「ID.CROZZ」に続き、ID.ROOMZZは3番目の市販EVモデルとして、2021年に投入されることになります。さらに翌2022年には、あの"ワーゲンバス"をEVとして復活させた「ID. BUZZ」や、高級EVセダン「ID.VIZZION」の市販化も予定されています。

ただし、フォルクスワーゲンの発表によると、自動運転機能の「ID.Pilot」が実用化されるのは2025年の見込みだとか。それまでは7人のうち誰かが運転手を担当しなければなりません。ドライブ途中の食事でビールを飲めないドライバーのために、せめて美味しいアプフェルショーレでも用意してあげましょう。

Gallery: Volkswagen ID. ROOMZZ | 46 Photos

46





「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

25シェア
0
25
0
0

Sponsored Contents