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アップル、対クアルコム和解で50~60億ドルの支払い。さらにiPhone1台当たり8~9ドルのライセンス料

それだけ5Gモデム調達を急いでいたのかも

Kiyoshi Tane
2019年4月19日, 午後12:20 in 5G
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4月17日に発表された、アップルとクアルコムの訴訟合戦を終わらせる両社の和解。このためにアップルがクアルコムに50~60億ドルを支払い、それとは別にiPhone1台につき8ドル~9ドルものライセンス料を約束したとのアナリスト分析が報告されています。

この数字は、大手証券会社UBSのアナリストTimothy Arcuri氏がレポートで発表したもの。和解の結果として、クアルコムが1株当たり2ドルの収益増を予想したことが根拠とされています。

両社の和解内容は、具体的には「この2年間に及ぶ訴訟で争われていた、アップルがクアルコムに支払うべき特許使用料」と「将来のiPhoneが使用すると示唆されたチップセット供給契約」にまつわるライセンス料の2つとされています。

このうち前者、すなわちアップルがクアルコムに支払いを止めていたロイヤリティの50億ドル~60億ドルを1回で支払い。そして後者については、今後iPhone1台当たり8ドル~9ドルもの特許使用料が支払われると推定されています。

今年1月、米連邦取引委員会(FTC)がクアルコムを提訴した裁判にて、アップルのジェフ・ウィリアムズCOOは同社がiPhone1台につき7.5ドルのロイヤリティを支払っており、高すぎると証言していました。今後はそれを上回る高額を支払うことになりそうです。

これほどの負担を甘受してアップルがクアルコムとの和解に踏み切ったのは、おそらく同社が2020年のiPhone生産に間に合うよう5Gモデムチップを調達する選択肢が他になかったからと思われます。当初、アップルはインテル製チップの採用を計画していたものの、インテルの開発が遅れ、両社の間で緊張関係が生じているとの観測もありました。

そしてアップルとクアルコムの和解契約が報道された数時間後、インテルはスマホ向け5Gモデム事業から撤退を発表。その計画を知っていたためにアップルが和解の道を選んだのか、逆にインテルがアップルの和解を察知してから決定を下したのか、現時点では明らかではありません。

クアルコムのスティーブ・モレンコフCEOはアップルとの和解につき米CNBCのインタビューに応じたものの、アップルからの支払額については回答を拒否しています。

モレンコフ氏は「このような取引は、その前後にも多くの利益が絡んでいるもので、秘密にしておくのが最善なんですよ」と語っていましたが、アップルのティム・クックCEOとは直接話し合おうともしなかったという昨年の会合から、トップ同士の関係も改善されたのかもしれません。




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Source: CNBC
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