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鍵のIoTで変わる不動産業界、スマートロック「NinjaLock M」を内覧した

カバンにつっこんだ鍵を出すのは大変でも、スマホならサッと出せる

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年4月20日, 午前09:00 in Apartment
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ITとは縁遠いイメージの不動産業界ですが、ここ数年、スマホなどで解錠できるスマートロックと呼ばれる錠前が複数のメーカーから登場。「鍵のIoT化」の動きが進んでいます。今回はその中でも不動産事業者向けの展開に強みを持つライナフの「NinjaLock」を取材してきました。

「スマートロック」とはなんぞや

住宅などの錠前に取り付け、スマートフォンのアプリ"など"で解錠できるようにするのがスマートロック。製品によってはアプリ以外にもカードキー、交通系ICカード、パスコード、指紋認証といった解錠手段が利用できるものも登場しています。

NinjaLock M▲ライナフのスマートロック「NinjaLock M」

代表的な製品としては、ライナフの「NinjaLock」のほか、Qrioの「Qrio Lock」、フォトシンスの「Akerun」 などが挙げられます。現在のスマートロックは、既存の鍵を利用して取り付けられるようになっているものが多いです。

そしてスマートロックで特徴的な機能が「鍵のシェア」。たとえばよく遊びにくる友人へ鍵を渡したい場合などに、入居者がアプリから仮想的な鍵を共有することができます。また、時間限定の鍵を作成して、来客やベビーシッター、宅配業者などに預けることができるのもスマートロックならではのメリットです。

"物理鍵ナシ"も見据えた「NinjaLock M」

ライナフは不動産屋や住宅ディベロッパー向けのシステム開発を手がける企業。同社のスマートロック「NinjaLock」は賃貸住宅を管理する事業者にとっても扱いやすい製品となっています。

「NinjaLock M」は、4月2日に販売が開始されたばかりの新製品です。一般販売は行われず、不動産管理者やデベロッパー向けの製品として販売。三菱地所ハウスネットと三井不動産レジデンシャルリースに先行提供されており、両社が管理する一部の物件で導入されています。

ライナフの執行役員 杉村空氏は「これまでのスマートロックと異なる点は入居者に鍵を渡さない、完全なキーレスも実現できる」とその特徴を説明します。

「NinjaLock M」も既存の鍵穴を利用するタイプのスマートロックですが、物理的な鍵を"隠してしまう"設計がミソになっています。同社が想定しているのは、賃貸物件の入居者にスマートロックのみを利用してもらうという使い方。退去後は鍵の権限を変更すれば、退去した人には鍵が使えなくなります。そのまま、鍵交換ナシで次の入居者に貸し出せる、というわけです。

鍵として重要なセキュリティー面では、「物理的な鍵よりもセキュア」(杉村氏)としています。錠前メーカー大手の美和ロックとの共同開発したことで、機構の動作性や耐久性能を向上。解錠方法にはテンキー、専用カード、アプリの3つが用意されていますが、それぞれに安全面での工夫を保つ仕組みを取り入れているといいます。

NinjaLock M▲基本のカードキーは美和ロックのシステムを採用。交通系ICカードなどを登録するタイプよりセキュアな方式です

NinjaLock M▲テンキーは指紋の跡から番号を見破られやすいのがネックですが、番号入力前に数字をランダムに入力させる機能を用意し対策しています

NinjaLock M
▲アプリを使った解錠はBluetoothのローカル通信で接続します

NinjaLock M
▲アプリから鍵のシェアも可能。退去時には入居者が設定した合鍵を一括で無効にすることもできます

NinjaLock Mの電源は単3電池4本。入居者自身で電池交換をできるようになっています。また、外出中にNinjaLock Mの電池が尽きたときの対策として、鍵の外側から9V角形乾電池を当てれば、通常の解錠機能を利用できる設計になっています。

NinjaLock M
▲普段は隠されていますが、通常の物理鍵も併用可能。スマートロックの電池が切れた場合は、外側にある接点に9V電池を当てて稼働させられます

また、NinjaLockはライナフのオンライン内覧予約システム「スマート内覧」と連携する機能を持ちます。一般的に不動産の仲介事業者が内覧案内をするときは、担当者が貸主などから鍵を受け取る必要がありますが、スマート内覧ではNinjaLockのシェア機能を利用して、内覧時間中だけ使える鍵を発行可能。不動産事業者の手間や、家を借りたい人の時間を節約できるようにしています。

NinjaLock M▲マンションエントランス用の「Ninja Entrance」

NinjaLock M
▲複数の仲介業者が関わるケースも多い不動産賃貸。鍵の受け渡しがスムーズになれば業務効率化に繋がります

なお、ライナフは今後、NinjaLockと連携するサービスとして、ベビーシッターや宅配業者などに、一時的に鍵の権限を渡して使ってもらうサービスを検討しているとのこと。

いつも持ち歩いてるスマホで解錠できるスマートロックは入居者にとって便利な存在ですが、貸主や不動産業者からすれば、鍵交換や内覧の費用や手間を抑えられるというメリットもあります。さらに、鍵のシェアなど新たな価値を提供できることもあり、今後も普及が進みそうです。




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