Sponsored Contents

AVの最新記事

Image credit:
Save

音楽生成AI「Dadabots」、高速デスメタルをノンストップでライブ放送中

耳痛無間地獄

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年4月22日, 午後12:30 in AV
142シェア
0
142
0
0

連載

注目記事

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

Ittousai, 8月13日
View
 ソニー「WF-1000XM3」が売り切れまくる理由に納得。ノイキャン性能爆上げイヤホンでした

ソニー「WF-1000XM3」が売り切れまくる理由に納得。ノイキャン性能爆上げイヤホンでした

View
数々の著名ミュージシャンを世に送り出してきたバークリー音楽院に通っていたCJ CarrとZack Zukowskiが、世の中でも最も激しい音楽ジャンルと言えるデスメタルの音楽パターンを延々覚え込ませたAIによるYouTubeチャンネル、Dadabotsを作りました。

デスメタルバンドに限らず、人間のバンドがライブで演奏するのは長くても2~3時間ほどですが、Dadabotsは公開されてから1か月ものあいだノンストップでデスメタル特有のリフ、ディストーションボイスの弾幕を世界にライブストリーミングし続けています。

一聴してピンと来た人もたくさんいるだろうと思うので先に断っておくと、DadabotsのAIがたたき込まれたのは、Archspireと称するバンドの音楽です。



Archspireは異常に高速かつ変拍子を多用するリズムセクションに、テクニカルなギターとマシンガンのように連射されるデスヴォイスが特徴のカナダ産テクニカルデスコアバンド。デスメタルというと非常に激しいだけの音楽に思われがちですが、Archspireは楽曲全体のメロディもしっかりしていて聴きやすいのが特徴です。DadabotsのYouTubeチャンネルでは、延々とArchspire風の音楽が流れ続けます。

Dadabotsは、再起型ニューラルネットワーク(RNN)と呼ばれるディープラーニング手法を用い、これをピラミッド状に階層構造とすることで時系列の音(つまり音楽)のなかにあるパターンを識別した改良型SampleRNNアーキテクチャを使って一般的な要素を予測して生のオーディオデータを吐き出します。

CarrとZukowskiはこれまでに「ブラックメタルから人間を取り除く」という崇高に聞こえつつもよくわからないコンセプトのもと、オーソドックスなメロディックデスメタルバンドÆpoch、実験的ロックバンドBattles、エクストリームメタルの重鎮Meshuggah、パンク界のレジェンドNOFXといったバンドのディスコグラフィをDadabotsに覚え込ませ、音楽を作らせてきました。しかしそれらは音楽としての要素を切り刻んで闇鍋に放り込みグツグツと煮詰めたような、どうも安心して聴けない音の連なりになったとのこと。

ところが、Archspireの音楽を教えたDadabotsは、その高速かつ複雑なリズムと適度に織り込まれるブレイクなどがAIの出力に適していたのか、思いのほか聴ける音楽を吐き出し始めたとCJ Carrは述べています。たしかに、高速かつ複雑に絡み合うArchspireの音楽はカオティックでありながら高度に整合性のある演奏に、割と緩急がはっきりした曲展開であるため、コンピューターが再現しやすいのかもしれません。

ただ残念なところをひとつ言えば、DadabotsのYouTubeチャンネルの音質があまり良くないこと。とはいえこの手の音楽がお好みならば、作業用BGMとして流しつづけることもまあ、できなくはありません。

開発者の2人は、今後Dadabotsにオーディエンスの反応も含めて出力させるよう改良し、毎日24時間延々と続く無人かつ無間地獄的エクストリームデスメタルをライブストリーミングしたいと考えているとのこと。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

142シェア
0
142
0
0

Sponsored Contents