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アップルストア窃盗犯として誤認逮捕の少年が1120億円求め提訴。顔認識システム操作が原因と主張

それより真犯人どこ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年4月24日, 午前09:50 in Security
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ニューヨーク出身の18歳ウスマン・バー少年が、アップルストアにあるセキュリティ用顔認証システムのせいで誤認逮捕されたと主張しています。少年はアップルに対して10億ドル(約1120億円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました。

ニューヨーク市警(NYPD)は、ボストン、ニュージャージー、デラウェア、マンハッタンの各アップルストアで続いた窃盗事件の容疑者としてバー少年を割り出し、その自宅に踏み込み逮捕しました。しかし少年の主張によれば、逮捕状に印刷された容疑者の顔写真はバー少年とは似ても似つかなかったとのこと。

バー少年は過去に顔写真の記載がない身分証を紛失したことがありました。したがって可能性としてはこれを拾得した真犯人が、アップルストアでの身分証明の際にこの書類を使った可能性が考えられます。

NYPDは結局、アップルストアの監視カメラ映像を確認したかぎりでは、バー少年の行動が窃盗犯には見えないと判断しました。またボストンで1200ドル相当の被害が発生した件に関して、バー少年にはマンハッタンでシニア・プロム、要するに高校の卒業パーティに参加していたというアリバイも確認されました。

バー少年は訴訟について、アップルがストアにおいて店舗の顔認識システムを操作し、真犯人の顔写真とバー少年の個人情報を結びつけて犯行の追跡に利用したと主張、「複数の虚偽の申し立てへの対応に追われ、深刻なストレスと困難な状況を被った」としています。

New York Postは「消費者の大半はアップルストアにおける顔認証システムがひそかに窃盗の容疑者追跡のために使われるとは思っていないと考えられ、それが行われるというのはまさにジョージ・オーウェルのSF作品に登場する監視社会のようだ」と、この事件を伝えています。

一方アップルは米Engadgetからの質問に対し、店舗においては顔認証システムを使用していないと回答しました。ただ、少年の言うところの顔認証システムは、もしかすると店内の防犯用監視カメラを指しているのかもしれません(だとすると逮捕状の写真がどこから来たのかがわかりませんが)。アップルとともにバー少年が訴えている警備会社Security Industry Specialistsは、この問題に関してコメントしていません。

誤認逮捕された少年には同情するものの、要求される損害賠償額の大きさには、いかにもアメリカ的だなと感心してしまいます。ただ、最優先されるべきは警察が真犯人をさっさと探し出して逮捕することのような気もしないでもありません。またわれわれも同じような状況に陥らないために、常日頃から身分証明書の扱いには慎重を期して、紛失などしないよう心がけたいものです。




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