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目玉シールで募金額が48%も増加との研究結果。「見られている感覚」が善意を呼び起こす?

しかし周囲に人が少ない方が収益性は高い結果

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月4日, 午後05:50 in Business
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国際行動生物学ジャーナルに掲載された新たな論文は、ほんの少しの工夫で人々が慈善行為に積極的になれる方法を発見したことを報告しています。その方法とは、募金箱に目玉のステッカーを貼り付けるだけ。不思議なことにこれだけで、何の装飾もない募金箱に比べて48%も寄付をする人が増えました。

この調査結果は、特定の状況において人々がより積極的になんらかの反応や行動を示すようになる可能性がある子とを示しているとされます。

実験は、イングランド北部にある賑わっているスーパー店舗のレジ横に、店のロゴマークと慈善団体の名前が入った白いプラスチック製の募金箱を置いて行われました。そして、その研究の過程において募金箱に行われた変更はただ目玉シールを貼り付けただけでした。

まず最初に置かれた何の変哲も無い募金箱の場合は、1000人当たり5.48ポンド(約800円)を集めたに過ぎませんでした。ところが、目玉シールを貼り付けたあとでは、それが1000人あたり6.69ポンドに増加したとのこと。傾向としては、スーパーが混み合っている時間帯においては目玉付き募金箱は通常の3割増し程度の募金ペースだったものの、どちらかというと閑散とした時間帯には6割増しのペースでお金が集まっていったとのことです。

2005年に行われた研究では、目のイメージが人に対して向社会的行動、つまり対価を求めない行動を起こさせる影響を与えることが示唆されるとの報告がありました。これは、その人の深い意識中に"見られている"という感覚を生み出すためだとされます。多くの人は、他人の目があるところでは目立って周囲に迷惑をかけるようなことをせず、良い人間であろうと振る舞います。この2005年の研究を参考にしたアメリカのスーパーマーケットチェーンGiant Food Storesは、警備ロボットMartyに大きな動く目玉のシールを貼りました。すると、人々はMartyに対して乱暴したり転倒させるといった野蛮な行為を働くのをやめたとのことです。

猛獣などから身を守る必要があった大昔に、人は本能的に目のように見えるものを認識する性質を身につけたとよく言われることです。また「目は口ほどにものを言う」という言葉もあるように、会話をしている最中に相手の目から微妙な感情の変化に気づくほど、我々の目に対する感覚は敏感だと言えるでしょう。

おそらくどんな人も、もし視界に目(のようなもの)が入れば意識せずとも瞬時にそれを確認してしまうことでしょう。そしてそれが募金箱だとわかれば、なんとなく安心して「じゃあ少しだけど」とお金を入れてしまうというのは、あながちあり得ないことではなさそうです。




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