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デジタル音楽の「クソ音質」と戦うニール・ヤング、よりよい音への奮闘綴る書籍発売へ

バックカタログ無償公開中

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月8日, 午後12:50 in Art
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MP3はクソだ」と吐き捨て、"アーティストが意図した音"を届けるべくハイレゾプレーヤー Pono を発売、さらに独自にハイレゾ音楽販売サイトまで立ち上げ(そして失敗し)た怒れるロック親父ことニール・ヤングが、その奮闘を綴った書籍を発売します。

ニール・ヤングの奮闘むなしく、ハイレゾもしくは「CDよりも高音質」な音楽はいまもなお、大多数の音楽リスナーには届いていません。その理由にはいろいろな物事が絡み合っていますが、まずは高音質にすると価格が高くなること、そして高音質なフォーマットで提供されるカタログの数が標準的なフォーマットに比べると少ないことが挙げられるでしょう。

オーディオマニア以外の一般的な音楽リスナーは、高音質なプレーヤーを持っているわけではなく、マスターテープのクオリティのために余分なお金を払いたいと思っているわけでもありません。しかし、ロックレジェンドはLA Timesのインタビューにおいて、ポータブルハイレゾプレーヤーPonoや、音楽配信サイトPono Musicの普及を阻んだのはレコードレーベルの強欲さのためだと主張しました。ヤングいわく「レコードレーベルはハイレゾ音源の配信のためにはMP3など圧縮音源の2~3倍の料金が必要だと言って譲らなかった。そして奴らはPonoを殺したんだ。いったい誰が3倍ものお金を出してくれると言うんだ?」とのこと。

外側から眺めていれば、スマートフォンからイヤホンジャックが消え、Bluertoothで音楽を聴くのが一般的になっていく過渡期にPonoが登場したこと、そしてSpotifyやApple Musicといった音楽ストリーミングの急速な普及も、ニール・ヤングにとっては(本人は否定しているものの)誤算だったかもしれません。とはいえ、MQAフォーマットを採用してハイレゾ相当の音楽ストリーミングを展開するTIDALや、日本国内でもCDロスレス音質でのストリーミングを開始したDeezerといったサービスがないわけではありません。

ニール・ヤングは2月、ハイレゾストリーミングプラットフォーム「XStream」を用意し、自身ウェブサイト「Neil Young Archives」でこれを利用可能としました。現在、Neil Young Archivesでは彼のバックカタログがすべて無償公開されています。

9月10日発売の書籍『To Feel the Music: A Songwriter's Mission to Save High-Quality Audio』には、Ponoの立ち上げから失敗、そして新たなXStreamへの取り組みまでが綴られているとのこと。流れの激しい音楽業界を生き抜いてきたレジェンドの、熱き思いを感じるこの一冊は(もちろん英語版ですが)、日本のAmazonでも予約を受け付けています。




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