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中国、Wikipedia全言語へのアクセスをブロック。天安門事件30周年に絡む検閲強化?

民主化を求めたデモ参加者を武力弾圧した事件

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月16日, 午後07:00 in Internet
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中国はこれまでもインターネット百科事典Wikipediaを様々な格好で検閲してきましたが、その範囲は大きく拡大しているようです。ネット検閲を調査する組織Open Observatory of Network Interference(OONI)の調査によると中国政府は4月、あらゆる言語のWikipediaへの中国国内からのアクセスを遮断したことがわかりました。

中国政府は、これまでにもたびたびWikipediaへのアクセスをブロックしてきました。しかし、今回のようにすべての言語をブロックすることはなかったと、Wikipediaを運営するWikimedia Foundationは述べました。さらに、今回の全面的なブロックについてはなにも事前通知はなかったとしています。

中国がなぜあらゆる言語のWikipediaをブロックしたかは明らかではありません。しかし、中国は来月、6月4日に天安門事件30周年を迎えます。タイミング的には、中国国民がこの事件について知ろうとするのを阻む意図があった可能性は否定できません。またこれまで中国語バージョンのみをブロックしていたのが全言語に拡大されたのは、昨今の翻訳機能の性能向上が背景にあると考えられます。

Wikimedia Foundationのコミュニケーションマネージャー、Samantha Lien氏は、「ブロック範囲拡大のせいで、中国国内数百万人の読者や編集者、学者、研究者らが、Wikipediaの情報にアクセスしたり、知識や成果を共有できなくなっている」と述べました。そして「国や地域、または文化圏単位でウィキペディアの世界的な会話に参加できなくなればそれだけで世界全体は貧弱になります」

Great Wall(万里の長城)をもじって「Great Firewall」と呼ばれる中国のオンライン検閲は、グーグルやフェイスブック、ニューヨークタイムズなど多数の外国サイトを国内から閲覧できないようにしています。さらに、中国政府は表向きにはアクセスできないはずのTwitterまで監視して、政府を批判するユーザーを取り締まっているとされます。2018年11月には、中国当局はWeChatやWeiboのような中国国内のSNSで、9800ものアカウントを「政治的に有害な情報や噂を広めた」して"粛正"しています。




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