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Apple Watchに喘息モニター機能?・約9億件の不動産文書が丸見え・FCAがルノーと提携交渉: #egjp 週末版166

肌身離せなくなるApple Watch

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月27日, 午前10:40 in Weekend
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直近で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今回は「Apple Watchに喘息モニター機能?」「約9億件の不動産文書が丸見え」「FCAがルノーと提携交渉」などの話題をお届けします。

アップルが喘息モニタリング関連のスタートアップを買収

SIPA USA/PA Images
アップルが、子どもの喘息症状監視ツールを開発するスタートアップTueo Healthを買収したとCNBCが報じました。すでにTueo HealthのCEO、COOらはLinkedInの所属をアップルに書き換えています。アップルのティム・クックCEOは最近、才能と知的所有権を手に入れるために数週ごとにスタートアップを買収していく考えを示していました。

Tueo Healthは子どもが就寝時にその呼吸を監視するセンサーを使い、もし寝ている最中に大きな呼吸の変化があった際にスマートフォンのアプリへとその情報を伝え、警報を発します。

アップルはApple Wath Series 4で転倒・転落検出やECG/EKG機能を搭載するなど、Apple Watchのヘルスケア機能の充実に力を入れています。Appleは6月初めにWorldwide Developers Conference(WWDC)でiOS 13のための新しい健康志向機能を明らかにすると示唆しています。

米保険会社が8億8500万件の不動産文書を公開状態にしていたことが判明

NicoElNino via Getty Images
アメリカの保険・金融会社ファーストアメリカンファイナンシャルが、2003年からこれまでの間に8億8500万件もの不動産関連文書を公開状態にしていたことがわかりました。もう16年も前のことではあるものの、その文書はURLの文字を連番で打ち替えて行くだけであらゆる文書にアクセスできる状態だったとされ、パスワードやいかなる認証手段もなしにアクセスが可能でした。

これらのファイルには契約者の銀行口座番号や明細書、住宅ローン、納税記録、社会保障番号、電子送金記録、運転免許証の控えにいたるまであらゆる個人機密情報が含まれていました。さらに、ファーストアメリカンは関連の不動産企業にこれら情報へのアクセスを許可していた可能性があるとのこと。

すでに脆弱性は修正されています。しかし、セキュリティ情報サイトKrebs on Securityによれば、少なくとも2017年3月にはこの脆弱性が利用された痕跡がありました。しかしKrebsは公開されていたファイルが収集されたかどうかはわからないとしました。

ファーストアメリカンの広報は今回の脆弱性が何らかの格好で顧客情報に影響を及ぼしたのかどうかを調査中だとしています。

米Best Buy、Galaxy Foldの予約受付を取りやめ

samsung
アメリカの家電量販店Best Buyが、サムスンの折り畳みスマホGalaxy Foldの予約受付をすべてキャンセルすると発表しました。Galaxy Foldは世界で最初に販売される折り畳み画面搭載のスマートフォンとして注目を集めたものの、メディアレビュー用の貸出機にスクリーン折り畳み部の不具合が続出したため、発売を延期しています。

サムスンがまだGalay Foldの新たな発売日を設定できていない現状を鑑みれば、予約のキャンセルは驚くことではありません。Best Buyは「当社はお客様第一の考えから可能な限り最善の形でお客様のご要望にお応えしたいと思っています」と述べつつGalaxy Foldを「2019年の最も注目されているデバイスのひとつ」と表現して、予期しない問題やそれに伴う計画の一時中断は致し方ないものだと説明しました。

連邦取引委員会の規定では、期日を明記していない場合は予約受付から30日以内に対象製品を出荷しなければならないと定められています。そして、それが不可能なときは顧客に対して遅延への同意を得るか、予約注文をキャンセルしなければなりません。Galaxy Foldの場合は、予約注文を維持するには5月31日までに出荷遅延の同意を得なければならないことになります。

Best Buyが顧客第一と考えて予約をキャンセルする一方、サムスンは予約を維持するため顧客から延期の同意を得るよう販売店に求めています。

NASA、月軌道ゲートウェイの最初の区画を発注

Maxar
NASAが、宇宙技術開発企業のMaxar Technologiesに、月軌道に配置し、月や深宇宙へのまさに出入り口となる宇宙ステーション"Lunar Gateway"の最初の区画を発注しました。開発予算は3億7500万ドル(約41億円)。この計画に関連して、ジェフ・ベゾスのBlue Originとかつてアポロ計画で月着陸船の航行システムを開発したDraperがデモ用の宇宙船の製作を手がけます。

打ち上げ予定は2022年で、最長1年間をかけてこのセグメントがゲートウェイとして機能するための実証試験を行います。そして実用性が証明されたなら、正式にゲートウェイのひとつの区画として使われれうようになるとのこと。

このセグメントはSSL-1300衛星バスをベースに開発すると、Maxarは発表しています。またこのうち最も重要な要素はNASAが開発するロールアウトソーラーアレイで、一般的な折りたたみ式でなく、ロール式に巻いた状態から展開して使用する仕組みになっています。また打上げに使うロケットは今後12~18か月かけて選定します。Ars Technicaは、最も可能性が高いのはBlue OriginのNew Glennだと伝えています。

フィアットクライスラー、EV時代の生き残りかけルノーと提携?

Dünzl\ullstein bild via Getty Images
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、ルノーとの間で包括的な提携に向けた交渉を行っていると米Financial Timesが報じました。複数の関係者からの情報として伝えられるところでは、提携は技術面の協力だけでなく、シャシーや生産設備の共有までを含む内容で選択肢がいくつかあり、交渉がまとまらなければ白紙に戻る可能性もあるとのこと。

FCAはこれまでEVに関してさほど積極的な姿勢ではありませんでした。また自動運転の分野でもWaymoにミニバンを供給する程度で、自前での開発が話題になったことはこれまでほとんどありません。今回の提携交渉は、そうしたFCAの変化の遅れを一挙に挽回するためのものであると考えられます。交渉の行方によっては、FCAがルノー・日産・三菱同盟に加わる可能性も考えられます。

とはいえ、先に述べたとおり、交渉には複数の選択肢がある模様で、現段階ではなにも約束されるものはありません。両グループはもともと自動車のプラットフォームの共有について話し合っているとされFinancial Timesはそれが単なる技術共有から範囲が大きく拡がっていったと伝えるものの、両者が提携すれば、FCAはパートナーからEVやハイブリッドのプラットフォームを調達でき、急速に変化を遂げそうな自動車周辺の時代の変化、カーシェアリングや自動運転の技術にもアクセスできるでしょう。

一方、ルノーとしては、日本メーカーだけでなく欧米にまたがるグループを仲間に加えることで、手薄になっている米国でのビジネスを活性化させられる可能性があります。提携が米国にルノーのエンブレムを付けた車を増やすことはなくとも、中身がフランス車なクライスラーは生まれるかもしれません。




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