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SpaceXのインターネット衛星群「夜空に明るすぎる」と苦情。マスクCEOは対応を約束

銀河鉄道みたい

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月29日, 午前11:50 in Astronomy
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SpaceXが、地上のあらゆるところにインターネットを届けることを目的とするStarlink計画の、最初の60基を5月24日に打ち上げたところですが、この計画が天文学者にとっては頭痛のタネになっています。

ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル氏らは、このインターネット衛星が"明るすぎる"ため、地上からの宇宙観測の邪魔になっていると述べました。最初の60基でこれなので、最終的に1万2000基もの"明るすぎる"衛星が軌道に投入された頃に、望遠鏡で覗いた夜空がどうなっているかが気になるところです。

Cnetは、Starlink計画の衛星すべてが軌道に乗れば、地球の周囲の人工衛星の数はいまの3倍に達すると報告しています。

SpaceX, Flickr

一方、SpaceXのイーロン・マスクCEOは、最終的にStarlink衛星は地上から観測できなくなるだろうと主張します。というのも、現在はまだ衛星群はソーラーパネルを展開して正しい方向に向けきれておらず、太陽光の反射の一部が夜間の地上に届いていると考えられるから。また、この衛星群は寿命が軌道上でわずか5年間しかなく、その後は地上に落下して消滅するため、恒久的にいまの状態が続くことは決してありません。

とはいえいまの状態でこれだけ明るく見えてしまうことに関しては、なにか見落としている可能性をマスクCEOも認め、何らかの対応をとることを約束。さしあたり衛星の反射率を下げるようSpaceXのチームに指示し、SpaceXが天文学に対して「大きな問題を及ぼさない」ようにするとしました。さらに、Starlink衛星の一部に、宇宙観測用の望遠鏡を搭載するというアイデアも受け入れ、実現に取り組む考えを示しました。

いま観測に影響を及ぼしている以上、いくらマスクCEOが対応を約束しても天文学者たちがいますぐ完全に満足することはないでしょう。また、Starlinkにより大量の衛星が打ち上げられれば、それらが軌道で渋滞のような状態になり、ときに事故を起こしてスペースデブリ化する可能性があることは、地上の道路渋滞に不満を訴えていたマスクCEOならわかっているはず。とりあえずは、早急にソーラーパネルの向きを変え終わることを願いたいところです。




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