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3キャリアが分離プランに移行、ハイエンドスマホは高額に

5G普及のさまたげに……?

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年6月1日, 午後07:00 in smartphone
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既報の通り
、NTTドコモは新プラン「ギガホ」「ギガライト」の提供を6月1日より開始しました。この新プランはいわゆる"分離プラン"と呼ばれる料金体系で、通信料金とスマートフォンの端末代金を明確に区分されています。

これまで3キャリアは、通信料金を原資とした割引(月々サポート、毎月割、月月割など)によってスマホの価格を下げ、新規ユーザーを獲得していました。分離プランではこの購入補助が、原則としてなくなります。

ただし、割引が一切禁止されているわけではなく、分離プランへの移行後も、キャリアやメーカーが利益分を削ることで、販売価格を抑えることはできます。とはいえ、今までのように、高性能な製品が手に取りやすい価格で販売されることはほとんどなくなっていくでしょう。iPhoneやXperiaのような高価格帯なスマートフォンが特に買いづらくなってくるということです。

ドコモ▲ドコモオンラインショップでの「iPhone XS 256GB」の価格。"負担額"として、2年後にスマホをドコモに返却する「スマホおかえしプログラム」利用時の価格が記載されています

3キャリアが「分離プラン」を導入した背景には総務省の意向があります。これまでの料金プランでは「長期契約者が支払った通信料金を、新規ユーザーの獲得に当てるのは不平等ではないか」という指摘がありました。それをうけ5月10日に成立した改正電気通信事業法では「通信契約の継続を前提とする端末割引」が禁止されています。3キャリアの分離プラン導入は、その動きを先取りする形です。

分離プランで3キャリアは、従来プランよりも値下げとなると説明しています。ただし、割引を禁止してもその分通信料金が下がるかは不透明です。NTTドコモの「ギガホ」「ギガライト」では最大4割値下げとうたっていますが、従来プランからの負担軽減額は利用状況によって2〜4割程度としています。この割引額にはスマートフォンの購入代金は含まれていないため、今までより積極的にスマートフォンを購入していた人には、かえって値上げとなる場合もあります。

2020年には日本でも次世代のモバイル通信サービス「5G」がスタートします。その利用のために必須となるスマートフォンの値段が高止まりする状況では、5Gの普及に妨げとなりえます。5Gでの設備投資を積極的に行っている大手キャリアにとっては通信料収入が減り、結果的にMVNOを含めた全ユーザーの通信料金が高止まりしてしまうという可能性もあります。

現在、改正電気通信事業法の具体的な適用基準を検討する会議が総務省で開催されています。この結果によって、日本の携帯電話販売の今後は大きく左右されることになるでしょう。




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