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JR東「QRコードはSuicaの代わりにはならない」──交通×QR決済の可能性を考える

地方交通なら導入の余地も

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年6月6日, 午前09:00 in cashless
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「交通利用ではQRコードはSuicaの代わりにはならない」──JR東日本でSuica事業を統括する野口忍氏はこう発言しました。

5日、楽天ペイとJR東日本は、楽天ペイアプリとSuicaの連携を発表。冒頭の発言は、発表会終了後に行われた野口氏の囲み取材の中で、JR東日本としてQRコード決済導入についての見解を問われた際に出たものです。


▲JR東日本 IT・Suica事業部長の野口忍氏(左)と楽天ペイメントの中村晃一社長(右)

QRコードがSuicaの置き換えにならない理由として、野口氏は「Suicaは乗車券なので、入出場のデータ、運賃計算の仕組みなど、すべてを変えていかないとQR対応にはできない」と説明。加えて「駅でスマホを立ち上げるお客様が増えると、保安上の不安もある」と述べました。

一方で、交通系以外でのQR決済の利用については「QRはFeliCaよりもより簡易に導入できる。Suicaアプリの中に今後どう組み込んで行けるのかを検討する余地はある。QRコード決済をどう活用していくかは、より広く勉強していきたい」(野口氏)と前向きな姿勢を示しました。

■交通とQR決済の可能性

日本には、QRコード決済が利用できる鉄道が存在します。沖縄都市モノレール(ゆいレール)では、紙の切符にQRコードを印刷し、それを読み取る方式の改札機を採用。その拡張として、中国のQR決済「Alipay(支付宝)」で乗車できるようにする実証実験を行っています。

ゆいレール▲ゆいレールでは切符にQRコードを印刷、読み取らせる方式の改札を用いています(2020年春よりSuica対応予定)

ただし、ゆいレールのような利用形態は、乗車人員が桁違いに多いJR東日本では適用できません。

ゆいレールでは、もっとも乗車人員が多い県庁前駅でも、1日平均で6680人の乗降にとどまります。一方、JR東日本で最大の新宿駅では1日平均で77万8618人が利用します。上位100番目の田端駅でも4万7034人。ゆいレール県庁前駅の約7倍の乗客が改札を通過します(データはいずれも2017年度)。

Suica/PASMOが使える首都圏エリアでは、およそ2000もの駅が存在しています。その組み合わせに複雑な運賃制度を適用して瞬時に運賃を計算する日本の交通系ICカードのシステムは、世界的に見ても特異なものと言えるでしょう。Suicaで高速処理が必要となる背景にはこのような事情があります。

そして、たとえ乗降客数が少なかったとしても、QR決済は利用にインターネット接続が必要となるため、つねに通信環境が確保できるか分からない交通システムでの利用にリスクが伴います。

一方で、「すべての切符を販売する」という点にこだわらなければQR決済を導入する意義も残されています。たとえば、湘南モノレールでは駅窓口で販売する定期券や一日乗車券などをQR決済で購入できるようになっています。栃木県の路線バス事業者である関東自動車も、PayPayやLINE Payで定期券や観光乗車券を販売しています。こうしたプラスアルファの決済手段としてなら、導入コストが低く小回りの利くQR決済は、便利な存在と言えそうです。



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関連キーワード: bus, cashless, fintech, JReast, mobile, Payment, QR, train, transportation
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