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「iPadサブ画面化」でアップルに追従されたLuna Display、『どこにも行かない』と声明

古いMacでも動作可能なら活路あり?

Kiyoshi Tane
2019年6月7日, 午後06:40 in Apple
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次期macOS「Catalina」で導入される新要素として発表された、iPadサブディスプレイ化アプリ化機能こと「Sidecar」。それと同様の機能を有料で提供し、今後の苦戦が予想されるサードパーティの1つLuna Displayから「どこにも行かない」(事業から撤退しない)との声明が出されています。

SidecarはMacと有線または無線で接続されたiPadをサブディスプレイとして利用できるもの。Apple Pencilもサポートし液タブさながらに絵が描けるほか、開発者向けiPadOSベータ版からは非搭載MacでもTouch Bar相当のコントロールバーが使用できると判明しており、サードパーティ製アプリの持つ機能をほぼ取り込んだことになります。

こうした事態に対して、いち早く反応したのがLuna Display創業者の2人。Mac側に挿す変換アダプタ+アプリの形で提供されるiPadサブディスプレイ化の定番製品であり、以前iPad ProをMac miniのメインディスプレイとして運用する記事も注目を集めていました。

同社CEOのMatt Ronge氏とプロダクト担当責任者Giovanni Donelli氏(いずれも共同創業者)は、小規模の開発者を凌駕する技術を持つアップルが参入したことに失望しながらも、「どこにも行きません」と事業を続ける決意を表明しています。

彼らいわく、Astropad(Luna Displayの前身)やLuna Displayといった自社製品は「真のクリエイティブなプロフェッショナル」向けであり、開発チームはユーザーの声に応えて深いカスタマイズ性や低遅延に取り組んできたとのこと。

そして「あなたのニーズが基本的であれば、アップルのSidecarは上手くいくかもしれません。しかしあなたがプロなら、我々はLuna Displayをあなたのクリエイティブなワークフローに沿うように構築してきたのです」と声明。Sidecarはあくまで万人向け、自社はプロフェッショナル指向だと強調しています。

プロ向け機能とは、具体的には複数のユーザーとの共同作業や、上述したiPad ProのMac mini用メインディスプレイ化といったこと。Lunaはそうしたコネクテッドワークスペース(複数の画面を接続した仕事環境)を構築するための自由と柔軟性を提供し、どこでも生産性を高められるとしています。

その一方で、新しいプラットフォームへの進出も計画中とのこと。Windowsには「明るい未来」を見ていると語っています。

少なくともmacOS上では防戦一方と見られるLuna Displayほかサードパーティですが、アップル純正のSidecarにも死角がないわけではありません。開発者のSteve-Troughton Smiths氏は、macOS Catalinaのコードを解析し、Sidecarがここ数年の比較的新しいMacに利用が限定されている可能性があると報告しています。


サポートリストに載っているのは iMac 27" (Late 2015) or newer, MacBook Pro (2016) or newer, mac Mini (2018), Mac Pro (2019), MacBook Air (2018) , MacBook (Early 2016 or newer)。逆に利用できない古いMacを列挙したブラックリストも発見したとのことです。

なお、米アップル関連情報サイトMacRumorsの読者によると、iPad側についてはiPad Air2でも動作が確認。つまり、iOS 13のアップデート対象となる全てのiPadで動作すると推測されています。

Smith氏の発見したリストが最終的なサポート対象が網羅されているとは限りませんが、ある程度古いMacはSidecarが動かない可能性が高いと思われます。そうしたMacでも利用可能とすれば、サブディスプレイ化アプリのサードパーティーにも活路があるのかもしれません。




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