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1日プランは500円以下、iPhoneで使える世界eSIM「MTX Connect」を試す:週刊モバイル通信 石野純也

日本でも使えてつなぎ利用に便利

石野純也 (Junya Ishino)
2019年6月9日, 午後12:40 in 4G Lte
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WWDC取材で渡米していた筆者ですが、海外のお供といえばやはりeSIM。これまで、米国では香港キャリアの「3香港」が提供するローミングSIMを使っており、今回の渡米も、基本的にはそれでしのぎました。1日500MBという制限はあるものの、料金が1日15香港ドル(約206円)からと、激安だからです。それでいて、米国では第2位のキャリアであるAT&Tにつながるため、エリアも広く、満足度は高いといえます。

一方で、難点がないわけではありません。上記に挙げた、500MBという容量です。約4割の人が毎月1GB未満しか使っていないというドコモの現状を考えると、「1日500MBで何を言っているんだ」と思われるかもしれませんが、海外渡航時には、普段以上にアプリに頼ることが増えます。筆者の場合、リアルタイムで録音した英語のデータの文字起こしをしてくれる「Otter」を使いまくっていたところ、まだ半日も経っていない段階で500MBを突破してしまいました。

3香港から届いた、「速度制限するよ!」というSMSが物悲しいですね。英語が公用語の1つである香港のキャリアらしく、普段は中国語(繁体字)と英語、両方でお知らせなどが届きますが、なぜか速度制限のときだけは中国語オンリー。漢字文化圏である日本で育ったアドバンテージを駆使すれば、なんとなく意味が分かりますが、要するに、フェアユースポリシーで設定している500MBを超えてしまったので、速度を128Kbpsに絞るよというようなことが書かれています。

MTX Connect
▲頼みの綱の3香港に、速度制限がかかってしまった

制限をされても通信はできるのですが、やはり限界もあります。128Kbps出ていればテキストなどは問題ないのですが、アプリによっては通信量が少なくても、接続に時間がかかってタイムアウトしてしまうこともあり、SNS関連のアプリもまともに開けません。そのため、この制限が終わる間だけ、別のeSIMを設定してみることにしました。今回選んだMVNOは、ルクセンブルクに拠点を構えるMVNOの「MTX Connect」です。

MTX Connect
▲ルクセンブルクのMVNO、MTC Connectを契約した

MTX Connectは、世界各国で通信を提供する、いわゆるローミングキャリア。ローミングプランのバリエーションが魅力で、1日350MBの「OPTIMAL DAILY」や、2GB、4GB、10GBなどの容量別プランに加え、1日使い放題の「UNLIMITED DAILY」も備えています。テザリングなどで大量にデータを送受信したいときだけ、UNLIMITED DAILYを契約するといった使い方ができるのは魅力。今回は足りない容量を補うため、お試しも兼ね、1日350MB、3.49ユーロ(約424円)のOPTIMAL DAILYを契約してみました。

MTX Connect
▲料金プラン。1日使い放題や、容量別プランなど、選択肢が豊富

利用方法は流れに沿っていくだけで非常に簡単。まず、MTX Connectのサイトにアクセスし、eSIMのオーダーボタンをタップします。次のページで、住所、電話番号、名前が求められるため、これを入力。電話番号は国番号の「+81」を忘れずにつけるようにしてください。入力が終わると、支払いのページに移ります。ここでは、クレジットカードかPayPalを選択。日本人にはハードルが高い手段になりますが、一応、AliPayも使えます。

MTX Connect▲サイトからeSIMの申し込みを選び、氏名、住所などのあと、支払い情報を入力する

ここで支払い情報を入力するのは、eSIM代として5ユーロ(約608円)が必要になるため。5ユーロ払うと、初期状態で7ユーロ(約852円)がチャージされている状態になります。支払いを済ませると、画面上にQRコードが表示されます。このQRコードをiPhoneで読み込めばいいのですが、筆者はiPhoneで手続きを済ませてしまったため、それができません。そこで、別途届いていたメールに添付されているQRコードを読み込むことにしました。

MTX Connect
▲登録用のQRコードは、すぐに発行された

MTX Connect▲筆者はPCにメールを表示して、それをiPhoneで読み込んだ

ちなみに、この画面では、身分証明書のアップロードが求められます。これは、ルクセンブルクの法律で本人確認が求められているためとか。日本と同じと考えれば、理解しやすいでしょう。筆者はパスポートの情報を送信しました。同時に、パスワード設定もこのページで行います。

MTX Connect
▲身分証明書の写真をアップロードして、パスワードを設定する

QRコードを読み取ると、他のeSIMと同様、アクティベーションが始まります。あとは画面の指示に沿って、デュアルSIMの設定をしていけばOK。すぐに、電波がつながりますが、MTX ConnectはAPNの設定も必要になります。APNには「internet」と入力しましょう。初期状態ではインターネット共有がオフになっているため、テザリング用APNに同じように「internet」と入力します。

MTX Connect
▲APNには、internetと入力すればOKだ

この状態でも電波をつかみますが、プランは未購入の状態。初期状態ではWeChatやWhatsAppが通る「FREE CHAT」というプランが適用されているため、これを変更します。プランの変更は、MTX Connectのサイトからもできますが、より操作性がいいのはアプリになります。App Storeで、事前にインストールしておくといいでしょう。ダッシュボードのデザインには、どことなくSF映画などに出てきそうなサイバー感があり、気分が高まります。

MTX Connect
▲App Storeにあるアプリで、契約中のプランなどの状態を確認できる

アプリを開くと、現状の料金プランが表示されている下に、「ACTIVATE ANOTHER PACKAGE」というボタンがあることが分かるはずです。これをタップすると、プラン選択の画面が表示されます。残高が足りないプランには、「TOP-UP」、選択できるプランには「ACTIVATE」というボタンが表示されています。ここでは、先に挙げたように、1日350MBのOPTIMAL DAILYを選びました。

MTC Connect
▲使いたいプランを選択。画面下のバーをスライドさせ、プランを適用する

あとはネットを使うだけ......なのですが、問題もありました。なかなか電波が入らないのです。調べてみたところ、MTX Connectは米国では周波数がBand 25、26、41に制限されているとの記載を発見しました。はっきり書かれていませんが、この周波数でLTEを運用している米国のキャリアはSprintのみ。つまり、ローミングはSprintとしか行っていないということでしょう。

ホテルの部屋ではギリギリ電波が入るものの、廊下などに出ると圏外に。ホテルの周辺も散策してみましたが、あまり電波が強くないようでした。ドコモのローミング先としてつながっているVerizonや、3香港が接続するAT&T、iPad ProのApple SIMでつながっているT-Mobileはきちんと部屋以外でもつながっていたため、これはSprintならではの弱点といえるかもしれません。これでも、だいぶよくなってはいるようですが......。

MTX Connect
▲電波は弱いが、つながれば速度はまずまず

ただ、eSIMで1日限定の使い放題プランがあるキャリアは珍しく、大容量が通信が必要なときには、電波さえ入れば便利に使えそうです。また、筆者が契約したOPTIMAL DAILYも、1日3.49ユーロ(約424円)と比較的安価で、使える国も広いため、1回線持っておいてもいいキャリアといえます。eSIMは、複数回線入れておいて、手動で使いたいものを選択できるため、物理的なSIMカードを差し替えるよりも手軽。MTX Connectは日本にも対応しているため、契約しておけば、いざというときにスムーズに使うことができそうです。




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Source: MTX Connect
関連キーワード: 4G LTE, eSIM, iPhone, mobile, MTX Connect, SIM, smartphone, travel
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