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睡眠トラッカーが睡眠障害を悪化させる可能性も。専門家が指摘

計測データは参考程度に

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年6月17日, 午後01:10 in wearables
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最近のスマートウォッチやフィットネストラッカーには、ほぼ標準的に備わっている睡眠の計測機能。ベッドに入った時間や起きた時間、睡眠の質などを手軽に確認できて便利なのですが、この機能が逆に不眠症などの症状を悪化させてしまう懸念もあるようです。

New York Timesの取材に答えた睡眠の専門家らは、睡眠トラッカーのアプリやデバイスの提供するデータは不正確な可能性があると指摘します。

たとえば、2017年に発表された論文では、睡眠トラッカーのデータを過信するあまり、睡眠時間を長くしなければとプレッシャーを受けて眠れなくなったり、計測される睡眠時間を長くするためにベッドの中でごろごろしていたり、睡眠効率が悪いとの表示を見て、不安になるといった事例が報告されています。最後の例では、病院で正確な睡眠調査を実施し、問題ないとの結果が出たにもかかわらず、睡眠トラッカーの計測データのほうを信じ、自分が睡眠不足であると思い込んでいました。

実際のところ、睡眠トラッカーが表示する眠りの質や、眠りが浅い深いといったデータは、何かしらの基準があるわけではなく、使用するアプリや機器によって結果が異なります。Fitbitが60人の被験者を対象に、医療用のモニタリング装置を使って行った調査では、Fitbitの計測データとモニタリング装置の計測結果が一致したのは70%ほどだったとのことです。

睡眠計測アプリをリリースしているSleepScore LabsのRoy Raymann博士は、睡眠トラッカーはどんな正確に計測できても、トラッカーに過ぎないと指摘しています。毎日体重を測ってもそれだけでは体重が減らないのと同じで、トラッカーだけでは睡眠を改善することは出来ないわけです。

なお、ウェストバージニア大学の心理学教授で、睡眠トラッカーを研究してきたHawley Montgomery-Downs博士は、睡眠の質と量を評価する最良の方法は、睡眠トラッカーの使用をやめ、目覚ましを使わず、体の要求に合わせて眠ることだと言います。最初は睡眠時間が増えるが、数日でいつ寝ていつ起きるべきか、本当に必要としている睡眠時間が分かるだろうとのこと。

これを実践するかはともなく、睡眠トラッカーのデータは参考程度にとどめ、慢性的な睡眠不足などを感じるなら、病院を受診するのが一番です。




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