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米人権団体「自動車のコンピューターは移動(モバイル)機器」、警察のアクセスには要令状と主張

思っている以上のプライバシー情報が保管されています

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月18日, 午後06:00 in Transportation
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米国自由人権協会(ACLU)が、近年の高度にデジタル化された自動車が保持している運転パフォーマンスに関するデータや電話番号、位置情報履歴といった情報は合衆国憲法修正第4条で保護されており、アクセスするには令状の取得が必要であると主張しています。

これは、ヴィクター・モブリー氏が起こした自動車事故において、警察が令状の取得なしにクルマの操縦履歴を記録したコンピューター通称「ブラックボックス」にアクセスしてデータをダウンロードしたことに関連します。

ブラックボックスのデータにはドライバーがシートベルトをしていたか、事故前から事故時点までの速度の変遷、ペダル操作履歴、ステアリング舵角、同乗者の体格や体重に至るまであらゆる情報が記録されています。

警察は、事故はモブリー氏の走行速度に問題があったと考えており、ブラックボックスからダウンロードしたデータで速度情報を取り出し、事故におけるモブリー氏の過失責任を大きく設定しました。

ここで問題になってくるのが合衆国憲法修正第4条です。この法律では捜査における「物理的証拠の捜索や逮捕押収において身体、住居、書類、所有物の安全を保障される人民の権利を侵害してはならない」と定められており、実行するには捜査令状の取得が必要となります。しかしこれには例外があり、自動車に関しては「逮捕被疑事実に関連する物的証拠が車内から発見され得ると合理的に考えられる場合」に限り、令状なしでの捜索が認められます。

ジョージア州は、警察によるブラックボックスへのアクセスはこの「車両例外」に該当すると考えました。しかし、ACLUはデジタルデータは"物的証拠"には当てはまらないと指摘します。そして、データを保管するデバイスは物理的なものであるものの、これはスマートフォンと同様のものだと解釈でき、米最高裁がスマートフォン内のデータへのアクセスには令状が必要だと判断した例もあることから、その内部にあるデータへアクセスするには、しかるべき令状が必要であると主張しています。

ジョージア州最高裁判所がACLUの主張を考慮するかどうかは、まだわかりません。しかし、この判断は今後自動車の絡む捜索において警察がどのような状況で自動車のデータにアクセス可能なのか、また自動運転車の場合はどうなるのかなど将来的に関連してくる状況についての判断にも影響をおよぼす可能性があります。

スマートフォンや自動車には、人々が思う以上に多くのプライバシーに関わる情報が保管されています。それらは等しく修正第4条の保護を受け、不当な捜索や違法なアクセスから保護されなければならないとACLUは述べています。




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