Sponsored Contents

Securityの最新記事

Image credit:
Save

フロリダ州の小さな街、身代金要求ウィルスに屈し約6440万円支払いへ。しかしデータ復元の保証なし

金額は保険でまかないます

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月21日, 午前06:50 in Security
100シェア
20
80
0

連載

注目記事

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

HomePodレビュー。Apple MusicとSiriが家に来るスマート高音質スピーカー

Ittousai, 8月13日
View

仕事やプライベートに関わらずほとんどの人は、まさか自分のPCがウィルスに感染するとは思って使ってはいないことでしょう。しかしその日は突然やってきます。ましてそれがPCのストレージを暗号化してしまい、「解除してほしくば○○万円を支払え」というメッセージしか画面に表示されなくなったとしたら...?

このランサムウェア(身代金要求ウィルス)に感染して3週間が過ぎたフロリダ州リビエラビーチの議会は、麻痺して久しい市や公共機関、一部企業のコンピューターシステムを復旧させるため、満場一致でハッカーらの要求に応じて金銭の支払いに応じることを決めました。その額はビットコインで65BTC、時価およそ60万ドル(6440万円)にのぼります。

市の職員が、壊れた添付ファイルを含む電子メールをうっかり開いてしまったために始まったこの問題によって、市はこれまで3週間にわたってメールのアクセスが不能になり、緊急通報の対応要員はコンピューターシステムに通話記録を残すこともできなくなりました。そして市の業務を引き受ける業者はあらゆる支払いを紙の伝票や小切手で処理しなければならなくなっています。

Palm Beach Post紙によれば、地元警察機関もまた影響を受け、交通違反者などの履歴を調べるのにキャビネットをひっくり返さなければならなくなりました。

ハッカーらは、ランサムウェアでロックされたシステムを元に戻すためのキーコードと引き換えに、Bitcoinで身代金の支払いを要求します。Bitcoinは現金に比べて追跡が困難であるためマネーロンダリングにしばしば悪用されます。

ランサムウェアの被害が発生した当初、市はランサムウェアが表示するハッカーの要求に応じず、およそ100万ドルを費やしてすべてのPCを置き換える方針を選択しました。しかしウェストパームビーチ郊外にあるリビエラビーチの記録データはほぼすべてランサムウェアに暗号化されてしまっており、これを取り戻すにはロックを解除するほかないとの判断から、市のセキュリティコンサルタントが支払いに応じるよう勧めました。市の広報担当者は、身代金の支払いに応じたところで、正しい解除キーコードを受け取れるとは限らないと認識しつつも「(コンサルタントの)アドバイスに従う」ことにしたとのこと。

なおAP通信は、FBIは今回のランサムウェア被害に関するコメント要請には応じなかったとしつつ、2018年には国内で1493件ものランサムウェア攻撃が発生し、個人を含む被害者は合計360万ドル(約3億8660万円)をハッカーに渡したと説明しています。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

100シェア
20
80
0

Sponsored Contents