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「GPD MicroPC」速攻レビュー、500mlペットボトルより軽いボディに端子モリモリ

小さな筐体に魅力が凝縮

河童丸
2019年6月21日, 午後12:31 in laptop
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GPD社は軽量小型ノートPC「GPD MicroPC」の出荷を開始しました。同製品はIndiegogoなどのクラウドファンディングサイトで出資を募って開発された製品で、まずはバッカー(出資者)向けの出荷が6月中旬に開始されました。

「Industry Laptop」という謳い文句にある通り、工場内の保守作業などを想定し、レガシーな接続端子「RS-232ポート」を含む多彩なインターフェースを装備。OSはWindows 10 Proを搭載、Ubuntu MATEのインストールにも対応するといった、産業用途向けの色合いが濃いラップトップPCとなっています。

しかし、本機は法人向けには留まらない強い魅力と個性をもつマシンでもあり、個人的にモバイルマシンとして使ってみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

実際、変態端末個性的な端末が大好物(単なる赤好きじゃないんです!)な筆者も発表された際には考える前に体が勝手に動き、すぐに出資へ参加。本機の到着を心待ちにしていました。

今回、出資者向けの先行モデルが到着したので、本機の特徴や魅力をレビューしていこうと思います。

■実物を見て小ささにびっくり

GPD microPC▲GPD MicroPC

手にしてみたときの感想は「小さくて軽い!」でした。一般的な成人男性の手に収まるとまではいきませんが、手に乗るレベルです。

スーツの内ポケットやズボンのポケットにも収まってしまうサイズで、昨今のモバイル利用可能なラップトップPCとしての可搬性はトップクラスでしょう(同じくGPD社の小型ゲーミングラップトップのGPD Winシリーズも小さいですが、あちらはキーボードが実用度の点で劣ってしまいます)。

GPD microPC▲実測重量は437g。(公称値は440g)ペットボトルのジュース以下の超軽量
GPD microPC▲ズボンの尻ポケットに入れてみたところ(別に何かを想起させようという意図はありません)

また、この手のモバイルPCとしては珍しくストラップホールを備えているのもポイントではないでしょうか。ストラップが付属品として同梱されていますが、本体重量が軽いのでネックストラップをつけて首から下げてもさほど負担にはならないでしょう(業務用途以外でそういった利用シーンが思いつきませんが)。

正しい使い道としてはストラップを手にくぐらせて、本体の落下防止のために使うといったところでしょう。

GPD microPC▲モバイルPCにストラップホール、実はかなりのレア仕様

■キーボードは思った以上に打ちやすい

GPD microPC
▲配列に若干のクセがあるGPD microPCのキーボード

キーボード部の打鍵感はカチカチとしたクリック感のあるもので、小気味良く押しやすい印象。ただ、ブログ作成などの長文の入力にはいまいち向かないかも。右奥にトラックパッドが配置されている関係上、数字キーが横2列になっているため、数字の入力は少し慣れが必要かもしれません。また、RETURNキーよりもBS(Del)キーの方が大きいのもちょっと気になります。

このあたりの「押しやすいけど多くの文字の入力には若干不向き」な仕様は保守点検業務などへの利用を想定しているであろう本機としては正しい姿だと思います。実際、ちょっとした情報入力程度には全く問題なくキーそのものも押しやすいのですから。

一方で、右奥のトラックパッドと左奥のマウスキー(左クリック・センターボタン・右クリック)は非常に便利。

本機はタッチパネル非搭載なので、カーソルの操作はマウスなどの機器を接続しない限りこれで操作を行うことになりますが、初期設定のままでもストレスなく操作可能。キーボードのキーと同様のクリック感のあるマウスボタンも反応は上々で、気持ちよく操作できます。

GPD microPC
▲操作スタイルはかの名機「VAIO U」を彷彿とさせる

■ホビーユース・実務のどちらにも耐えるスペック

GPD microPC
▲GPD microPCのシステム画面

GPD microPCは当初、動作メモリ(RAM)が4GBという仕様で出資を募っていたのですが、2度の仕様変更がなされ、最終的には8GB RAMと、ビジネス・保守用途向けPCとしてはかなり余裕のあるものとなりました。この動作メモリ増加の恩恵で、マルチタスクにもかなり強いマシンとなり、一般ユーザーの個人使用においてもでもそこそこに快適なマシンとなりました。

CPUはIntel製「Celeron N4100」とそれほど高性能なものではありませんが、動作メモリの余裕があるため、思っていた以上に快適に動作します。動作設定を適切に設定すれば、PC向けのオンラインゲームもそこそこに遊べると思いますよ。

■「ここがオススメ」なポイント

保守・業務作業向けとしているだけあり、豊富なインターフェースはやはり大きな魅力です。本機の最大の特徴の一つでもあるRS-232ポートもそうですが、この手の小型PCとしては珍しいLANケーブル端子を搭載しています。

GPD microPC▲これだけあれば色々と拡張できる

パーソナルユース目的で本機に手を出す人でWi-Fi環境が全くない人はあまりいないかとは思いますが、複数の通信手段を用いることができるというのは業務用途においては非常に大きい点で、いざというときのカバーができるのは重要なポイントとなります。

フルサイズのUSB端子が3つあるのも魅力で、USBメモリを接続してストレージの拡張をするもよし、指紋認証ユニットなどを追加してWindows hello対応マシンとしてさらに取り回しの良さを向上させるのもいいでしょう。

かなり限定された使い方としては外部カメラを併用して「持ち歩き可能なスマホ以上の動画配信環境の構築」というのもアリアリです。

筆者が「おっ」と感心したのは、スピーカーがキチンとステレオとなっている点。手元に10インチ超えのタブレットもあるので、さすがにこれで動画コンテンツなどを本格的に視聴するとは思いませんが、プロジェクターなどに接続して画像を出力する際には、本機のスピーカーから音を出力する場合も考えられるため、そういったシーンでは必ず役立つはずです。

GPD microPC
▲スピーカーは底面側の放熱用スリットの左右に配置されている

また、耐衝撃ABS合成樹脂素材を採用しており、見た目以上に堅牢な筐体であるのも魅力。落下試験(高さ1.5mからの落下を想定)を実施して、頑丈さをアピールしているのも、工場などでのメンテナンス業務などに利用されることを想定したものなのでしょう。

一つだけ難点をあげるとすれば、シェルを開いたときに180度まで開ききらない点。せっかく、背面に固定用ネジ穴まであるのだから、保守作業用途などで壁などに固定することも考えた場合にいっぱいまで開くようになって欲しかったですね。

GPD microPC▲これだけは残念な点。画面はこれ以上開かない

独特な配列で若干の癖があるものの、押しやすいキーボードにコンパクトで軽量で。豊富なインターフェースによりあらゆる用途に対応できる柔軟性と余裕のある動作メモリと、法人用途向けながら、我々一般ユーザーから見ても大変魅力的なPCではないかと思います。

一般向け販売はAmazonでは6月30日以降、その他には株式会社天空が国内向けに専用ケースなどをバンドルして8月以降に販売開始予定です。

何かを生み出すというよりも、今あるものを適切に維持・管理方向に有能という、これまでに登場したGPD製のPCとしては異色のモデルではありますが、是非ともチェックして欲しいマシンですよ!


GPD microPC
▲キーボード機は癒されますよね!(暴論)




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