Sponsored Contents

Robotsの最新記事

Image credit:
Save

米ウォルマート、1000店にAIカメラ監視技術導入。未払いの商品持ち出しを追跡

要するにAI万引きGメン

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月24日, 午後12:50 in Robots
75シェア
0
75
0
0

連載

注目記事


米スーパー大手ウォルマートは、AIを使ったカメラベースの精算ミス防止用商品追跡システムを、1000店舗以上に導入しました。AIを使った商品トラッキングシステムをパイロット的に使用しています。

カメラはセルフレジ、従来式レジの両方に設置されており、もしもレジでの精算が行われずに商品がスキャナーを通過すれば、追跡システムが担当者に通知を出す仕組みで、スタッフはその客が店舗から出て行く前に介入できます。

未精算の商品は、ほとんどが精算し忘れかレジ担当者のミスが原因ですが、全米小売業協会(NRF)の調べによると、米国の小売業者は2017年に全体の収入の1.33%を万引き(もしくは精算忘れ)によって失っているとのこと。1.33%と聞くと大したことはなさそうに感じるものの、それを金額にすれば約470億ドルにものぼります。この数字をウォルマートの規模に当てはめれば、推定される損失は40億ドルを超えるとのことです。

「ウォルマートは3年ほど前から、店内や駐車場での犯罪を防止/抑止するため、5億ドル以上を費やしてきました」と語るのは、ウォルマート広報のルミア・ジェンキンス氏。精算ミス防止技術を店舗に展開し始めたのは2年前で、システムを設置した店舗では着実に成果が上がっているとのことです。

システムの開発にはアイルランドの技術企業Everseenなどが関わり「人工知能、コンピュータビジョンシステム、ビッグデータの組み合わせによって(客の)異常な活動やその他の問題行動を常に検出できる」とEverseenはPRしています。

小売店内に防犯カメラが設置されているのはいまや当たり前の光景ですが、AIに防犯用のカメラを監視させている例は、Amazon Goのように客が商品を持ち出すだけで精算が済むしくみを導入している例はあるものの、一般的な小売店ではまだほとんどありません。

客の立場から見れば、これまでどおり普通にレジで精算して店外に出るため戸惑うこともなく、AIに監視されていると意識することもありません。しかしAIがカメラ映像を使った監視にプライバシーへの配慮が徹底されているかという所は少々心配になるところかもしれません。ウォルマートは、監視データの保存期間などの質問に対してはコメントしていません。

なおEverseenのCEO、Alan O'Herlihy氏によれば、最も精算ミスの多い商品は牛乳なのだとか。米国の牛乳は約1リッター~1ガロン(3.785リットル)のサイズで販売されていることが多いため、持ち上げてレジに通すのが面倒なのか、O'Herlihy氏は「彼らはただそれをスキャンせずに通過しようとします」と述べています。それ万引きちゃうんかい...と思わずツッコミを入れたくなるものの、まあそういうことだそうです。




夏だ!フリマだ!エンガジェ祭だ! 8月10日、11日無料イベントを開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

75シェア
0
75
0
0

Sponsored Contents