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SpaceX、Falcon Heavy初の夜間打ち上げに成功。センターコア回収は失敗も24の衛星を軌道投入

初の再利用となったサイドブースターは無事着陸しました

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月25日, 午後05:30 in Space
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SpaceXが「最も挑戦的」な打ち上げと自称するFalcon Heavyの打ち上げミッションSTP-2を日本時間6月25日15時30分頃に実施し、初めての再利用打ち上げとなった2基のサイドブースターの回収を成功させました。一方、中心の1段目ブースターであるセンターコアは、海上で待ち受けた無人船をかすめるように海へと落下してしまいました。

今回は国防総省(DoD)、国立海洋大気庁(NOAA)、さらにNASAや複数企業の人工衛星合計24基を積み込んでの打ち上げ。またFalcon Heavyとしては初の夜間打ち上げでした。

積み荷の中でも特に注目されるのは、NASAが先日発表した深宇宙原子時計。これは言わば宇宙探査機用のGPS原子時計です。われわれがカーナビなどで便利に利用しているGPSは、GPS用の衛星が搭載している原子時計が正確な測位のための時刻情報を提供しています。これと同じように探査機のナビゲートシステムが正確な時刻を知ることができれば、たとえば将来的に火星へと向かう際に、数十分もかけて地球と双方向で交信せずとも一方向通信で正確な位置の把握とナビゲーションが可能になります。

もうひとつの注目は惑星協会によるLightSail 2。カール・セーガンが提唱した、太陽の光(光子)を帆に受けて推進力を得る太陽帆を搭載し、地上からの管制制御飛行が可能かを実験します。この推進方法はスティーブン・ホーキング博士も惑星間航行のための理想的な手段として支持していたこともあり、実験の成功が期待されるところです。

さて、今回のFalcon Heavyの打ち上げももはや安定感すら漂わせるほど順調に進行し、離陸から2分38秒ほどでサイドブースター2本が分離、地上の着陸パッドへと引き返します。そして3分38秒にはセンターコアも分離、こちらも洋上の無人船OCISLYへと踵を返しました。

離陸7分38秒後にはサイドブースター2基がケープカナベラル空軍基地にある着陸パッドへと無事に帰還。しかし、11分25秒ごろに降下してきたセンターコアは、映像から判断するに無人船への誘導が上手くいかず、そのまま船体をかすめるように海へと落下した模様です。
SpaceX(YouTube)


記事執筆時点では、Falcon Heavyはこの深宇宙原子時計を含む24機の人工衛星を、順次起動に投入している最中。ここまでくればもう失敗はほとんどないはずです。




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