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Ubuntu、廃止表明の32bitパッケージサポートを一部継続へ。ゲームやWINEの動作を考慮

とりあえずゲームはできる、と。

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月25日, 午後04:00 in personal computing
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先週、次期バージョンより32bit x86パッケージのサポート終了を伝えていた人気LinuxディストリビューションのUbuntuが、一転して一部パッケージについては32bitのサポートを継続することを決定しました。これにより、Ubuntu 19.10および20.04 LTSに関しては一部ではあるものの32bitアプリケーションを使い続けることが可能になります。

32bitパッケージのサポート終了に関しては、各方面から否定的な反応があがっていました。たとえばゲーム販売プラットフォームのSteamでは、32bitしかサポートしない作品が多いことからUbuntuを対応OSから外すことを表明、またLinux上でWindowsアプリケーションを動かすWINEも、動作するアプリケーションが減るのではと危惧する声が上がっていました。

そうした声を受けて、Ubuntuの開発元Canonicalは、Ubuntu 19.10およびその次のバージョンである20.04 LTSについては限定的に32bit x86パッケージのサポートを継続することを決定しました。Canonicalは、完全に32bitサポートをなくしてしまうのではなく、特定のニーズがあるアプリケーションについてはそのサポートを継続しながらゲームコミュニティやWINE、そしてUbuntu Studioと協力して32bitライブラリーの最終的なサポート終了に対応していくとのこと。このため、Linuxゲーマー諸氏は今後もしばらくは古い32bitゲームをプレイし続けられます。

Ubuntuは、2014年以来32bitアプリケーションのサポート終了についてUbuntu開発者やコミュニティフォーラムで議論してきたとブログ記事で述べています。そして実質的にほとんどの32bit x86パッケージは、もはやほとんど使用されていないこと、使用者が少なくなれば脆弱性の発見も遅れてセキュリティ的に問題が出てくること、さらにはSpectre/Meltdownの問題に対して32bitアプリケーションが対応できないリスクがあることなどを考え、32bit x86パッケージのサポートを検討したと、今回の経緯を説明しました。

とりあえず、Ubuntu 20.04 LTSまではサポート継続が決まったことで、Ubuntuゲーマー諸氏は一安心と言ったところかもしれません。なお、Ubuntuのバージョン番号の後に付くLTSはLong Term Surpportの略。年に3回のリリースサイクルで常に最新のフィーチャーを取り入れていく通常版とは異なり、2年間はOSの仕様を固定して、セキュリティアップデートを届けるようにした長期サポート版であるため、最新技術よりも安定して使いたいユーザーにお勧めのバージョンです。



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