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DJIの地上走行ロボ「ROBOMASTER S1」は最高にエキサイティングなおもちゃでした

プログラミングはもちろん、対戦レースやバトルが楽しすぎる!

相川いずみ
2019年6月30日, 午後03:00 in programming
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6月26日、東京にある私立武蔵野大学附属千代田高等学院でDJI Japanによる教育用の地上走行ロボット「ROBOMASTER S1」(以下、S1)のプレス向け説明・体験会が開催された。

DJIといえばドローンやアクションカメラ「OSMO」等でおなじみのメーカーだが、最近では学校教育でも利用できるトイドローン「Tello」を発売するなど教育分野にも力を入れている。

プログラミングからバトルまで楽しめる地上走行ロボット

今回紹介するS1も、教育用として開発されたロボットだ。しかし、このS1は組み立てやプログラミングといった学びの要素だけでなく、バトルなどの対戦ゲームを楽しめる、実にエンターテイメント性のある、とびっきり熱いロボットなのだ。「DJIが開催している国際的なロボット大会『RoboMaster』で活躍している地上走行型のロボットに着想を得て、教育用に開発した」というだけあり、高い機能性とプログミングでの多様なカスタマイズ性を備えているのが特徴だ。

S1
▲DJI「ROBOMASTER S1」

ご覧の通り、まるでSF小説や漫画から飛び出してきたような外観で、メカナムホイールにより、前後左右だけでなく360度スムーズに走行する。しかも、赤外線ビームやS1用に特別に開発されたBB弾のような小型の「ゲル弾」を発射することができる。このS1がどれだけ凄いポテンシャルを秘めているのか、論より証拠で、まずはこの公式動画を観てほしい。



このプロモーションムービーだけでも充分にS1の面白さが伝わってくるだろう。今回の体験会では、学校の体育館でS1を使ったレースやバトル、プログラミングなどを体験することができた。これがまた非常に楽しかったので、まず体験会の模様からお伝えしよう。

今回体験したのは、以下の4種類。
  • 対戦ゲーム(最大6人で競うレースと対戦シューティングの2種)
  • ビジュアルプログラミング
  • ゲル弾を使ったデモ

S1レースゲーム

プレス向け説明・体験会では、学校の体育館を使った特別コースで、iPadでS1を操作して走り抜けるレースゲームが行われた。


カウントダウンとともに、6台が一斉にスタートする。思ったよりスピードが速い。筆者の場合、最初は好調なスタートを切ったものの、その後は操作に戸惑ってしまい、あっという間に最後尾に......。焦った結果、なぜかバックのままコースを走っていたが、さらに迷走。何とか元のコースに戻ろうとしたら、コース内にいた進行役スタッフの足元を直撃。慌てて逃げる司会者を見て会場内は笑いに包まれたが、筆者は申し訳なさでいっぱいだった。しかし楽しいのは間違いない!

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▲体験会ではiPadを使用。操作は、画面上でシャーシとジンバルの動きをそれぞれ操作できる

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▲S1のメカナムホイール。全方向移動が可能なため、レースでもテクニックを駆使した戦いが繰り広げられそうだ

S1対戦シューティング

対戦シューティングは、6台が入り乱れてのバトルロワイヤル。最も熱く、やり応えが感じられたのがこのプレイだ。

S1の上部にあるブラスターから赤外線ビームが発射され、当たると相手にダメージを与えることができる。一定数のダメージを食らうと、機体は制御不能となる。ただし今回は、平均台の下にあるハート型の価値ポイントをカメラで捉えると復帰できるシステムになっていたので、倒されたとしても何度でも再出撃することができた。



S1
▲S1のボディには、6か所のヒット検出センサーが搭載されており、赤外線を感知し、ダメージとして判定する

S1を操作するとき、ついつい画面でなくS1本体を見てしまうのだが、FPSゲームのように一人称視点でS1になりきって動く必要がある。ちなみに、画面の真ん中には照準が出るので、慣れてくれば相手のダメージゾーンを狙って打てるだろう。物陰から隠れてひたすら撃つといった、スナイパーのような動きを楽しむこともできそうだ。こちらもちょっと遊んだだけで、かなりのやりごたえが感じられた。

s1▲対戦時は、Wi-Fi経由で操作

筆者は遥か昔に大型筐体へ乗り込んで通信対戦をする「バトルテック」を始め、アーケードやコンシューマーでも様々なロボットゲームを遊び続けてきた。S1を操っている時、そうしたゲームと同じ興奮がまざまざとよみがえってきたのだ。これらの動画でその楽しさを感じてみてほしい。

ビジュアルプログラミング

会場では、ビジュアルプログラミングで、数字のカードを認識したS1が赤外線ビームで指定の数値を撃つというデモも体験している。

s1
▲ビジュアルプログラミングの画面。今後、日本語にローカライズされる予定だ

画面だけ見ると難しそうに感じられるかもしれないが、S1のプログミングアプリにはわかりやすい動画が用意されているので、プログミング初心者でも自宅でS1のプログラミングを学べるだろう。ちなみに対応OSは、iOSのほか、AndroidやWindowsなど。

ゲル弾を使ったデモ

S1のために開発されたというゲル弾を搭載したS1で、相手のS1に撃つことができた。赤外線だけでなく、リアルの弾が使えるという点も非常におもしろい。このゲル弾は当たるとはじけるタイプで、指でも簡単につぶすことができた。ちなみに、人体には無害ということで、DJIのスタッフは実際に試食したことがあるそうだ。


S1の本体に約1万粒入りのボトルがセットでついており、追加分は別途購入が可能となる予定。

s1

s1
▲「BB弾サイズのタピオカ」という表現が一番しっくりくる

元の粒はもっと小さいが水につけると、某ワカメのように大きくなる。自宅で遊ぶにはちょっとハードルが高いが、よりリアルなロボットバトルができるはずだ。

今回はあくまで教育ライターとして、この新しいロボティクスまで学べる教育用ロボットS1を見に来たはずだったのだが、なぜかゲーマーとしての熱い気持ちが呼び起こされ、「もっと練習して自分の分身のように操りたい!」「大会があるなら絶対出たい」といった妄想が頭の中を駆け巡っていた。「これは絶対買わなくては......!」と固く決意した。

ちなみに、価格は1台6万4800円(税込)。本当は2台欲しいところなのだが......2台あれば対戦やバトルも手軽に楽しめる。ただし、S1はそれなりに大きいので、なかなか自宅でバトルする環境を作るのは難しそう。今後、S1ユーザーによる練習会などが定期的に開催されてほしいところだ。

S1の機動性を支えるインテリジェントコントローラ

以降は発表会で紹介されたS1のスペックや機能などを紹介していこう。

繰り返しになるが、S1はプログラミングができるロボット教材。製品はパーツの状態で届き、大人だと2~3時間で組み立てができる。今回の説明会では、ゲストの池澤あやかさんが実際に組み立てた動画が公開された。「メカナムホイールの事は知っていましたが触るのは初めてでした。こんな仕組みになっているんだと、構造を確認しながら作るのはすごく楽しかったです!」と池澤さんはコメントしている。

S1▲S1を構成するパーツは全部で46個(細かいネジなどは除く)

s1▲S1を組み立てる池澤あやかさん。2時間ほどで組みあがったそうだ

S1は、イメージセンサーや様々な認識モジュールを備えており、プログミングすることで色々な機能を追加したり、遊びやゲームを作りだすことができる。

S1が認識できるものは以下のとおり。
  • ライン
  • ビジョンマーカー
  • 人間
  • 拍手
  • ジェスチャー
  • S1ロボット

これにより、ライン通りに自動走行したり、人を追尾するペットロボットにしたり、S1同士の対戦などができるわけだ。

s1
▲池澤あやかさんはS1の認識機能を使いマーカーを認識して走ったり写真を撮ったりする「ペット」のプログラムを作ったとのこと

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▲正面には「FPVカメラ」がついており最大1080p動画や写真を撮影できるカメラとしての機能だけでなくイメージセンサーも備えている

S1s1
▲S1の多機能性を支えるひとつが、インテリジェントコントローラ。HD映像伝送やAI、プログミングなどの機能を同時にサポートしている

S1▲なめらかでパワーにある走行を可能にするメカナムホイール。それぞれのホイールにローラーが12個付属している

なおバッテリーの駆動時間は、連続使用時は約35分、待機時は約1時間となっている。

そしてプログラミングは専用アプリ「RoboMaster」を利用。「Scratch3.0」をベースにしたビジュアルプログラミングと、本格的に学べる「Python」の2つのモードがある。あらかじめお手本のプログラムが用意されており、動画でじっくりと学びながら学習できる。さらに、今後はサードパーティー製のツールを入れれば研究用プラットフォームとしても活用可能だ。

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▲「マスターへの道」と「ロボアカデミー」という2つのコースで、プログミングだけでなく、ロボット工学やAIなどのテクノロジーを学ぶことができる

教育用ロボットとしての可能性

今回の説明会では、会場となった私立武蔵野大学附属千代田高等学院高等学校でS1と生徒たちが触れ合う様子と、S1の教材を開発しているCOMPASSによる中高生のワークショップなどが紹介された。

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COMPASSは人工知能を取り入れて効率的に学習するシステム「Qubena」を開発し、全国の学校などでQubenaを取り入れた授業なども始まっている。説明会では、中学生と高校生の3人で、S1のライントレーサー機能などを使い、「自動運転」を目指した。

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▲S1を使った学びの一例

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▲生徒達が実際に組んだプログラム

体験した生徒達からは、「試行錯誤してできる点がよい。たくさんの幅がある」「人間を追跡して、荷物を運ぶこともできそう。他にも機能あるから、色々とやってみたい」といった感想が出てきている。

s1▲こちらは、千代田高等学院高等学校で実際に生徒がS1と遊んでいる様子。S1に名前をつけて、まるでペットのようにロボットとコミュニケーションしている姿が印象的だった

同校の情報科を担当するラムジー教諭は、「学生の第一印象は『たのしい』でした。興味が湧くことで、学びたくなる意欲にもつながっていきます。Pythonは、テキスト系のプログラミング言語としては、JavaScriptなどよりシンプルな点も評価しています。このS1で、学生にプログミングにおける条件や変数、アルゴリズムなどを簡単に教えることができると期待しています」と、S1への教育における取り組みを話した。

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▲今後は、プログミングなどを学びながら、eスポーツも取り入れていきたいとラムジー教諭は話した

S1

これだけの機能を備え、拡張性の高さなども考えると、S1の価格は決して高くないようにも感じられる。現時点で既に入荷待ちとなっているので、欲しい人は「入荷待ちリマインダー」に登録し、6万4800円を用意しつつ待とう。

S1は単なるロボットではない。子供たちの未来につながる楽しい学びのツールであり、大人にとっても最高にエキサイティングなおもちゃであり、そして人間の仲間にもなり得るだろう。

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