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起亜UK、新規顧客に電波遮断キーケースを支給へ。相次ぐ「リレーアタック」被害を防止

そんなに高いものでもありません

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年7月5日, 午前10:30 in Transportation
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起亜自動車の英国法人が、新たに新車もしくは中古車を購入する顧客に対してリモコンキーの電波を遮断するキーケースKiaSafe caseを支給すると発表しました。近年、リモコンキーが発する電波を特殊なデバイスで取得し、自動車側のキーレスエントリーシステムを欺いてドアロックを解錠させる"リレーアタック"被害が増加していることへの対策です。

リモコンキーは、常に周囲数mに届くほどの電波を発しており、自動車はこの電波を検知して、その信号が自動車の固有値に合致するものであればドアロックを解錠可能にします。しかし、自動車窃盗グループはリモコンキーが"常に"電波を発しているのを逆手に取り、その信号を特殊なデバイスで取得しコピーすることで、狙った自動車へ侵入します。

リモコンキーの電波は家の壁などもすり抜けるため、たとえば玄関や窓に近い壁に鍵をまとめて保管しているような仮定では、庭先に侵入した窃盗グループに電波を拾われ、朝起きたら愛車が忽然と消えてしまっている......という悪夢のようなことが起こるわけです。

ではどうすればリモコンキーの電波を拾われないようにできるかといえば、最も簡単な対策は、電波を遮蔽する容器にキーを保管するのが簡単です。たとえば海苔缶のような容器に入れておくだけで電波が吸収され安全にキーを保管できます。しかしそれでは家を出るとき、またはショッピングセンターの駐車場などで車外に出たときに、キーが発する電波を傍受されることは防げません。

そこで起亜は電波遮断性を持つスリーブケースKiaSafe caseを、新規顧客に配布することにしました。顧客はキーをそのスリーブに入れておくだけで、簡単にクルマのセキュリティを高められるということです。

ただ、これはあくまでも既存のリモコンキーを採用する車種を購入する顧客への保護策にすぎません。自動車各社のエンジニアはいま、リレーアタックそのものを不可能にする次のレベルの技術開発を進めているため、将来的には、キーの置き場所やケースを気にする必要もなくなるはずであり、早い時期にそうなってもらいたいものです。




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