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誘導なしの航空機自動着陸に初めて成功。可視光/赤外線カメラとGPSでコンピューターが操縦

左手は添えるだけ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年7月8日, 午後12:45 in Transportation
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ミュンヘン工科大学がドイツ連邦政府の支援を受けて進めるプロジェクト「C2Land」が、飛行機単体での自動操縦による着陸に成功しました。

一般に航空機には自動操縦のしくみがあり、着陸操作でさえも、空港に設置されている計器着陸装置(ILS)によって、微調整だけでほぼ自動的に降下、着陸が可能です。しかし、ミュンヘン工科大学の実験では、地上からの誘導電波などを使わず、ブラウンシュヴァイク工科大学の協力で開発したコンピュータービジョンとGPSを組み合わせた自律的な自動着陸システムを使用しました。

このシステムは、GPSナビゲートで正確な位置を把握しつつ、可視光だけでなく赤外線カメラからの映像をコンピューター分析して、雨や霧がかかった視界でも滑走路を特定します。そして、滑走路への進入路と角度を計算し、自律的に着陸までを行います。



プロジェクトは軽飛行機ダイヤモンドDA42に自動着陸システムを搭載しました。この飛行機はフライバイワイヤーシステムを備え、あらゆる操縦の自動化に対応します。そして5月下旬に行った試験では、パイロットが手を加えることなく滑走路のセンターライン上に着陸できる精度を発揮しました。

搭乗していたテストパイロットのThomas Wimmer氏は「カメラは空港から遠く離れた位置でも滑走路を認識しており、システムは完全自動で着陸アプローチを通過、滑走路に正確に降り立った」と実験後に述べています。

もちろんまだこの技術は研究段階ではあるものの、このまま熟成されてゆけばILSが設置されていない空港を含め、事実上世界のあらゆる空港での自動着陸が可能になるはず。将来の飛行機は、パイロットの主な仕事は離陸だけで、あとはほぼハンズフリーで済むようになるのかもしれません。

ちなみに、航空機のパイロットは自動操縦の間も、管制との交信や位置の把握、航路上の天候状況分析や危険の回避など安全航行に必要な処理をこなしています。決してコクピットでポカンとしているわけではありません。




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