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AmazonとGoogleが融和、「Fire TVでYouTube」「Chromecastでプライム・ビデオ」の再生に対応

競合サービスの垣根がなくなりつつあります

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年7月9日, 午後10:42 in Amazon
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AmazonとGoogleは、お互い競合する「動画配信サービス」と「セットトップボックス」での視聴制限を解消しました。これまでそれぞれのセットトップボックスで競合の動画配信サービスを視聴できない制約がありましたが、Amazon製のFire TVシリーズでYouTubeアプリが配信され、Google製のChromecastではAmazon プライム・ビデオアプリの視聴がサポートされたことで、その垣根が取り払われました。

Fire TVはAmazonが提供するメディアプレイヤーで、テレビに接続して動画配信やゲームなどを楽しめる端末です。Amazonの「プライム・ビデオ」のほか、HuluやNetflixといった動画配信アプリも提供されていましたが、Google公式のYouTubeアプリは配信されていませんでした。

一方、ChromecastはGoogleが提供するテレビ向けメディアプレイヤー。スマホとWi-Fiで連携し、YouTubeなどのスマホ上で再生できるコンテンツを、テレビの大画面に無線で転送できます。こちらはこれまで、Amazonのプライム・ビデオアプリでは利用できませんでした。

一時期はAmazonの通販サイト上でChromecastの販売が停止されるまでに冷え込んだ両社の関係ですが、ここにきて融和ムードになっています。2019年4月にはFire TVとChromecastで両社の競合サービスが利用できるようになると発表。今回、それが実現した形です。 競合する両社のアプリがそれぞれのプラットフォームに対応し、ユーザーにとってはより便利にサービスを使える環境が整ったことは歓迎すべきことでしょう。Amazonはプライム・ビデオでオリジナル作品の拡充に力を入れており、GoogleはYouTube Premiumで独自コンテンツの制作に乗り出しています。

動画配信ではAppleも独自コンテンツを強化する方針を打ち出しており、動画配信アプリとメディアプレイヤーを相互に対応させる取り組みでAmazonと協力しています。相互開放の動きが広がりからは、動画配信サービスがGoogleやAmazon、またAppleにとって、「自社の製品を使ってもらうための囲い込み要素」というこれまでの位置づけから、「より幅広いユーザーに使ってもらうための中核サービス」へと脱皮しつつあることを示しているのでしょう。



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