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走り出し1時間で事故の自動運転バス、原因に「即座に手動へ切り替えられない」問題。NTSBが報告

オペレーターは改善を要求済み

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年7月12日, 午後07:30 in Transportation
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2017年にラスベガスで走り始めた自動運転シャトルバスは、走行開始後1時間でトラックとの接触事故を起こして停止しました。事故そのものは軽微でけが人もありませんでしたが、それが自動運転車だったことからアメリカ国家運輸安全委員会(NTSB)は詳細な調査を行っていました。

そして事故から1年半がたちようやくNTSBは事故に関する2つの原因を明らかにしました。

まず1つめは、自動運転バスに接触したトラックが、想定の位置に停止しなかったこと。これは当初報じられていた原因と同じで、トラック運転手がバスの存在を確認せずにトラックを動かしたことで接触が発生したというものです。

ただ、トラックは別にスピードを出していたわけではなく、倉庫の入り口にバックで進入するため、トラックヘッドを大きく振って方向転換をしていたところでした。普通なら、このような動作をしているトラックに近づこうとする車両はありません。しかしそこに、2つめの事故原因が隠れていました。

それは、自動運転バスに搭乗していたオペレーターが、危険を察知しつつもすぐに手動運転に切り替えられなかったということ。トラックの運転手は、トラックをバックさせている最中にその範囲内に近づいてくる車両などいないと考えていました。これはもちろん教習所で習う"だろう運転"と呼ばれる状態ではあるものの、たしかにトラックがいつもと違う動きをしているところに、普通の車なら、近づくことはありません。

ところが自動運転バスはそのような状況を想定していたのかいなかったのか、トラックに近づくにつれ減速はしたものの、停止するようにはプログラムされていませんでした。そして、バスのオペレーターはトラックとの距離が約3mにまで接近したところでようやく緊急停止ボタンを押したとのこと。これは、接触を避けるのに十分な距離ではありませんでした。



調査において、バスのオペレーターはトラックへの接近の途中、手動運転に切り替えることを考えたと述べました。しかしこの自動運転シャトルバスに運転席はなく、手持ちのコンピューターを操作して切り替える必要がありました。そしてトラックに接近している最中、そのコンピューターは車内のオペレーターの位置とは反対側の保管スペースに置かれていたとのこと。これではとっさに運転を引き継ぐことはできません。オペレーターは事故後、コンピューターにいつでもアクセスできる状態にするよう要望を出したと述べています。

通常、NTSBは軽い接触事故などには関与しません。しかし今回はそれが自動運転車であったことに注目しました。NTSBは報告書にて「自動運転車のパイロット的なテスト走行は米国内のあらゆる場所で行われています。われわれはそれら自動運転車の潜在的な安全への影響、意図しない結果を頼理解するため、それらの開発を監視します」と述べています。




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Source: NTSB
関連キーワード: crash, gear, investigation, las vegas, ntsb, Transportation
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