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Googleアシスタントの録音、一部を人間が聴いていたことが判明。機密情報や家庭内暴力の記録も

寝室での会話もあり

Kiyoshi Tane
2019年7月13日, 午後03:30 in Gdpr
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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Smith Collection/Gado via Getty Images

米Googleは、音声アシスタント「Googleアシスタント」に話しかけられた会話の録音を下請け業者の人間が聴いているとの報道を事実と認めました。

同社は公式ブログにて、Googleアシスタントが言語をよりよく理解できるように「言語の専門家」が会話の一部を書き起こしていたとコメント。ただし、それは全体の約0.2%に過ぎず、ユーザーのプライバシーを保護するために様々な措置を講じていると説明しています。

ベルギーのメディアVRT NWSは、Googleアシスタントで記録された1000以上の録音が確認できたと報道。それらはGoogleの下請け業者から連絡を受けて入手したもので、会話内の住所から本人達を訪問して録音を聴かせることができたと伝えています。

GoogleがAIの処理すべきはずの業務を、人間に肩代わりさせることは今回が初めてではありません。今年5月にも、音声AIがホテルやレストランの電話予約を代行するはずが、実はかなりの通話でコールセンターが手助けしていたことが明らかとなっています

電話を掛ける人が意識して会話をしているDuplexと違い、今回の件で懸念されるのがそうではない会話までもが録音されることです。実際VRT Newsが聴いた1000以上の録音のうち、153が無意識に記録されていたものだったとのこと。通常は"OK Google"などのウェイクワードをいったときのみ音声アシスタントは起動しますが、誰かが近くで「Google」に近い言葉をいうと、たびたび録音される事態が起こるわけです。

そうした無意識のうちの録音には、寝室での会話や両親と子供との会話のほか。機密情報を伴うトラブルやビジネス上の通話も含まれていたとのこと。中には、家庭内暴力事件を記録した音声まであったと伝えられています。

Googleは音声録音がユーザーアカウントに関連付けられていないことや、背景での会話やその他のノイズをテキスト化しないように指示していると反論。しかし、同社はアカウントに関係なくプライバシーを危険にさらす恐れのある、個人情報や機密情報などが含まれていることには言及していません。

この件につき、テック系メディアWiredはプライバシー専門家の意見を紹介。Googleが医療情報などの機密データを保護し、個人データの収集および処理方法に関して透明性を要求するEUのGDPR(プライバシー規則)に違反する可能性があるとのコメントが寄せられています。

人の言葉を理解する音声アシスタントにとっては、AIが分析する上でも、その機能向上を図る上でも、サーバー上に音声録音を保存することはやむを得ません。

が、それだけに提供する企業には説明義務と透明性が求められており、今年4月にAlexaの録音内容が従業員に聞かれていると報じられたAmazonは、その後に1日単位で録音を全て消去できる新機能を発表しています。Googleに対しても、さらに厳しい批判の矛先が向けられるかもしれません。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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