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英国、新50ポンド紙幣に「AIの父」チューリングの肖像を採用。2021年流通開始

英国最後のポリマー紙幣化案件

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年7月16日, 午後01:30 in design
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英国の中央銀行、イングランド銀行が第二次大戦時の電気機械式暗号機「エニグマ」の解読で知られる英国の数学者アラン・チューリングを新50ポンド紙幣の肖像画に選定したと発表しました。その逸話は2014年に『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』としてベネディクト・カンバーバッチ主演で映画もされました。

チューリングは1936年にはアルゴリズムを実行する思考実験モデル"チューリングマシン"を論文に発表、それから1938年にかけては米プリンストン高等研究所で暗号理論を研究しており、その頃同じくプリンストンに滞在していた現代コンピューターの父と呼ばれるジョン・フォン・ノイマンとも親交があったとされます。さらに1950年には、人工知能の"知能"を試す試験"チューリングテスト"を論文として発表しました。

イングランド銀行は、新50ポンド紙幣の肖像画のためにおよそ1000人の科学者を候補とし、一般からの22万7299件の推薦からアラン・チューリングを選びました。

イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は「チューリングはわれわれの生活に大きな影響を与えた優れた数学者でした。彼はコンピューターサイエンスと人工知能の父として、そして暗号解読による戦時の英雄として、広範囲にこの国に貢献したまさに巨人であり、我々はいま、その肩の上に立っているのです」

チューリングは第二次大戦中、同僚の女性数学者と婚約したものの、じつは同性愛者であったことからそれを解消、1952年には19歳年下の男性と関係を持ったとして逮捕されました。当時、英国では同性愛は違法とされていたためです。その2年後、チューリングは自宅でなくなっているのが発見されました。死因は青酸中毒とされ、彼の近くにはかじりかけのリンゴが転がっていたとされます。

英国政府は2013年になってチューリングに対する死後恩赦を発表、偉大な数学者に対する当時の対応を謝罪しました。また2016年にはかつての法律で有罪とされた同性愛者全員を死後恩赦する"アラン・チューリング法"を施行しています。

英国では2016年以降、紙幣を紙から合成樹脂製へと順次切り替えており、最も流通量の少ない50ポンド紙幣はその最後の切り替え対象で、2021年末までに流通を開始するとのこと。



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Source: BBC
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