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auの「海外データeSIM」は長期の海外渡航に便利:週刊モバイル通信 石野純也

長期の滞在に便利

石野純也 (Junya Ishino)
2019年8月9日, 午前11:50 in mobile
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サムスンの「Galaxy UNPACKED 2019」を取材するため、米ニューヨークにやってきました。海外取材ということで、またまた現地での通信環境はiPhone XRのeSIMを頼ってみました。ただし、今回試したのは、auが提供する「海外データeSIM powered by GigSky」です。その名のとおり、裏側の技術はGigSkyが提供しているものですが、料金プランなど、細かな点は本家GigSkyと異なります。auのSIMロックがかかったiPhoneで利用できるのもポイント。ここでは、その実力をチェックしてきます。

eSIMのプロファイルダウンロードは、日本で行いました。iPhoneのeSIMはQRコードを読み取って設定するタイプと、アプリから直接プロファイルを書き込むタイプの2つがあります。海外データeSIMは、後者のアプリ型。別途WebにアクセスしてQRコードを発行する手間がかからず、ワンストップで契約から設定までできるのがアプリ型のメリットです。

ただし、アプリは提供元がKDDIでもauでもなく、GigSkyになっています。そのため、App Storeで検索する際には、「GigSky」と入力した方がヒットしやすくなります。「au 海外」のようにキーワードを入れると、ほかのアプリがたくさん出てきてしまうため、注意が必要。GigSkyと入力すれば、本家GigSkyアプリと、auの海外データeSIMアプリの2つがヒットするため、探しやすくなります。

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▲設定はApp Storeにアプリで行う

アプリを開くと、いきなり2つの選択肢と料金が提示されます。アカウントを作成する前なので、少々面くらいますが、基本的には画面の指示に従っていけばOK。料金プランはいずれも30日間有効で5GBが5800円、8GBが8900円です。選択後に、アカウントを作成し、クレジットカードを入れると、プロファイルのダウンロードが始まります。本誌でeSIMの記事を何度もチェックしている人にはおなじみかもしれませんが、eSIMの設定が終わるとiPhoneがDSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)になります。

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▲アプリを開くと、料金プランが表示される

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▲プラン選択後、アカウントを作成し、料金の支払いに使うクレジットカードを登録する

海外データeSIMはデータ通信のみのため、ここでは副回線に設定します。これで、メインのSIMカードで音声通話やSMSを待受けしつつ、データ通信だけが海外データeSIM経由になります。ただし、本家GigSkyとは異なり、海外データeSIMは日本向けのプランがなく、対象国からも外されています。これは、KDDIへの忖た......ではなく、あくまで海外用と住み分けているためとみられます。

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▲対応する国や地域は広いが、残念ながら日本では利用できない

料金プランが2つで、5800円からというのは少々お高めに見えますが、これは1日プランのような細かい設定がないため。本家GigSkyには、1日800MBで1200円(北米の場合)というプランが用意されていますが、これがありません。他のeSIMを提供するローミング専業キャリアにも似たようなプランがあり、短期滞在でも気軽に使うことができますが、auの海外データeSIMは、あくまで比較的長期の滞在向けにターゲットを絞っています。

auが自前で提供する国際ローミングサービスとの差別化を図る必要から、こうしたプラン構成になったことがうかがえます。auの「世界データ定額」は、1日980円のため、3、4日程度の弾丸旅行や短期出張の場合は、こちらの方が手軽で、かつ割安。ただ、1日980円は10日で1万円程度になり、決してお財布に優しいとはいえません。このようなシチュエーションに特化させたのが、海外データeSIMといえます。

やや高めではありますが、5GBプランの場合、本家GigSkyよりも200円ほど料金は割安に設定されています。また、本家には8GBプランがないため、ここも海外データeSIMならではの強みです。1カ月丸々海外にいて、フルに通信を使いたいときにはうれしい選択肢といえるでしょう。しかも、ここで記載した本家GigSkyの料金は、あくまで地域限定プランの話。世界各国で使える「World Plan」の場合、料金はさらに割高になり、15日、1GBで2800円、30日、3GBで7000円と、契約を躊躇してしまいそうな金額が提示されます。

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▲こちらはGigSkyの北米向け料金プラン。1日プランがある一方で、5GBはauのものより高い

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▲World Planはさらに割高。各国に対応した海外データeSIMのお得さが分かる

対する海外データeSIMは、標準で「グローバルデータプラン」になっているため、世界各国での利用が可能。ありえそうなケースとしては、欧州旅行の際に中国や韓国などで乗り継ぎをする場合、経由地と目的地の両方でデータ通信が使えます。長期滞在の場合、欧州に行ったあと、北米を経由してから日本に帰るといった旅程もありえる話ですが、そういった場合でも、上記の料金で利用することができます。

もっとも、現在KDDIは、世界データ定額の無料キャンペーンを実施中。9月30日までの期間限定で、対象もアメリカや韓国、シンガポール、香港など一部だけになりますが、これらの国や地域に行くのであれば、eSIMの必要性はかなり薄れてきます。身もふたもない言い方ですが、キャンペーン非対応の欧州や中国に行くのでなければ、国際ローミングで十分です。とはいえ、これはあくまでキャンペーン。本来は有料ですし、繰り返しになりますが、対象国は限られます。

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▲国際ローミングがキャンペーン中のため、ぶっちゃけauユーザーなら、米国ではこちらの方が安い

長期滞在で、かつ複数国を訪問する場合は、海外データeSIMに頼るのもありといえます。サービス自体はGigSkyが提供しているため、SIMロック解除済み、またはSIMフリーのiPhone XS、XS Max、XRを持っているのであれば、ドコモやソフトバンクのユーザーも利用可能。特に国際ローミングが割高なソフトバンクユーザーにとっては、魅力的なサービスといえるかもしれません。

米国につき、iPhoneのフライトモードを解除すると、すぐに通信が可能になりました。GigSkyはいわゆるMVNOのため、アンテナピクトの横のキャリア名が「GigSky」になってしまうため、実際にどこの回線をつかんでいるのかが分かりにくいのが難点ですが、回線はAT&Tにつながっている模様。エリアもまずまずの広さで、ブルックリンのホテル周辺では、40Mbps前後と速度も高く、安定して使えています。

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▲40Mbps以上の速度で、アプリのダウンロードも素早くできた

ただし、そこは米国といってもやはり海外。日本ほど、どこにいってもLTEでつながるというわけではなく、ブルックリンでは場所によって3Gにフォールダウンすることも。地下鉄の駅間では、圏外になってしまうこともありました。これはeSIMに限った話ではありませんが、日本にいるときほどは、通信環境があることを前提にしない方がいいでしょう。マップなど、どうしても必要なデータは、あらかじめダウンロードするなりしておくことをオススメします。




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