2019年8月15日、そんなストーリーの中に「コミック」が登場した。作者はマンガ家でイラストレーターの多田由美さん。もちろん、ここだけの書き下ろし、オリジナルのものだ。中にiPadは登場するが、アプリのレビューでも紹介でもない、「いつもとは違う日」と題したオリジナルのショートストーリーマンガが掲載される。
▲App Storeに多田由美さん書き下ろしのショートストーリーマンガ「いつもとは違う日」が掲載に
ランキングではなく「ストーリー」でアプリの魅力を伝えるApple
App Storeの「ストーリー」は、現在のApp Storeの根幹を支えるコンテンツだ。アプリのレビューや開発者インタビュー、コンテンツ紹介など、様々な記事が無償で公開され、毎日更新されている。▲App Storeに掲載されている「ストーリー」の例。アプリのレビューや開発者インタビューなどが中心。すべてAppleが用意したオリジナル記事だ
ストーリーの文章は、すべてApp Storeを運営するチームに所属するAppleのエディターが執筆しており、そこだけで読めるオリジナルとなっている。Appleは2017年のApp Storeリニューアルの際、ランキングを軸にアプリが並ぶだけの構造を改めた。ランキングと同時に「アプリが紹介された文章を読む」ことで、上質なアプリやその使い方を多くの人に知ってもらい、アプリのダウンロード数と販売数増加を狙うのが目的だ。
それが今回、日本からの企画として、文章ではなく、プロにオリジナルのコミックを描いてもらい、「ストーリー」として掲載してすることになったわけだ。App Storeのオリジナルコンテンツとしてコミックが制作されるのは、これが世界でも初めての試みとなる。
Appleが今回のような施策を用意した背景には、アプリの魅力を知ってもらうために、クリエイターのコンテンツの力と生の声を活かしたい、という狙いがあったものと思われる。
クリエイターインタビューも用意。17日には加藤オズワルドさんの作品も公開
今回の作品はiPadアプリである「Procreate」が使われており、その魅力を伝えるためのコンテンツでもあるが、アーティストの創作活動の背景に迫るインタビューでもある。15日に多田さんのコミックが公開になるが、同時に多田さんのインタビューも公開された。そこでは、多田さんがiPadが使って、いかに日々の作品制作を行っているかが語られている。
▲多田さんの創作の秘密やアプリ使いこなしの技について触れたインタビューも公開
また、17日には2人目のアーティストとして、加藤オズワルドさんが登場。こちらも、17日に書き下ろしのショートストーリーマンガ「終わらない夜に」が掲載される。「終わらない夜に」では、動画も組み込まれた独特の表現が使われているとのこと。同様に加藤さんが「終わらない夜に」を創作する過程やiPadでマンガを描く楽しみについてなども語られる予定だ。
▲17日公開予定の加藤オズワルドさんによる書き下ろしマンガ「終わらない夜に」
なお、どちらも「iPhone / iPad / iPod Touch内のApp Store」からのみ読める、という点にご注意を。