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ハッセルブラッドの中判カメラ「X1D II 50C」のとんでもない解像感をお伝えします

ボディーとレンズ合わせて軽く100万円超えです

ジャイアン鈴木, @giansuzuki
2019年9月2日, 午後03:00 in App
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カメラを構成する部品のなかで最も重要なパーツはイメージセンサー。そしてこのイメージセンサーはサイズが大きければ大きいほど高い性能を発揮します。というわけで今回、名門ハッセルブラッドより借用したのが中判CMOSイメージセンサーを採用した最新モデル「X1D II 50C」。イメージセンサーのサイズはなんと43.8×32.9mmです。

最初にお伝えしておきますが「X1D II 50C」は持つ手が震える価格です。実売価格はボディーのみで64万円前後。ちなみに今回レンズも一緒にハッセルブラッドより借用しましたが、広角レンズ「XCD 3,5/30」は47万円前後、ポートレートレンズ「XCD 3,2/90」は37万4000円前後。合計は......やめておきましょう。

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イメージセンサーのサイズは43.8×32.9mm。有効画素数は5000万画素(最大記録解像度8272×6200ピクセル)

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左が広角レンズ「XCD 3,5/30」(35mm換算24mm)、右がポートレートレンズ「XCD 3,2/90」(35mm換算71mm)

16bitの色深度と14ストップの幅広いダイナミックレンジを備える中判CMOSイメージセンサーを搭載した「X1D II 50C」はさぞや大きかろうと想像していたのですが、箱を開けてみて拍子抜け。最近のフルサイズ機とそれほど変わらないサイズ感。具体的には幅148mm、重量は766g。広角レンズ「XCD 3,5/30」を装着しても、実測約1374.5gです。日常使いできるサイズ、重量ですね。

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サイズ感はフルサイズ機とそれほど変わりません

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広角レンズ「XCD 3,5/30」を装着したときの重量は実測約1374.5g

ハードウェア的なインターフェースは非常にシンプルです。日本のカメラと比べると、明らかにダイヤルやボタンの数が少ないですね。またフォルムもマッシブ&未来的。独創的デザインに惹かれずにはいられませんが、他メーカーのカメラから移行した際には慣れるのに時間がかかるかもしれません。

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前面にはフロントスクロールホイールを配置

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左側面にはSDカードスロットカバー(上)とコネクタースロットカバー(下)を用意

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右側面

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上部には左から、AF・MFボタン、ISO・WBボタン、シャッターレリーズボタン、モードダイヤル、オン・オフボタンを装備

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本体底面

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上がSDカードスロット、下がコネクター。SDカードスロットはデュアル仕様です

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モードダイヤルは誤操作を防ぐために本体内に収納可能です

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バッテリーは3200mAh。フタはなく、レバーで解放し、少し飛び出たところをワンプッシュして取り出します

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背面ディスプレイは3.6インチ236万画素のタッチパネル。電子ビューファインダーは369万画素有機EL。倍率が従来モデルより大きな0.87倍に向上しています

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背面ディスプレイが大きいのでピンチやスワイプ操作がしやすく、撮影後の写真も確認しやすいです

「X1D II 50C」の売りのひとつがタブレットとの連携機能。記事執筆時点ではまだApp Storeで公開されていませんが、iPad ProとiPad Air用に画像編集ソフト「Phocus Mobile 2」がリリースされる予定です。iPad ProやiPad AirとUSB-CまたはWi-Fi経由で接続すれば、RAW画像のインポート、編集、レーティング、JPEG画像のインポート、レーティング、さらにフルサイズ画像のエクスポート、テザー撮影、カメラコントロールが可能です。

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「X1D II 50C」からPhocus Mobile 2にRAW画像をインポートしてプレビューすると、自動的に推奨設定で現像したのちに表示されます

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左上のカメラアイコンをタップすると、カメラを直接コントロール可能なインターフェースが現われます。ただしiPad側でプレビューしながら撮影することはできないようです

さて実際に「X1D II 50C」で撮影した感想ですが、解像感がとにかくとんでもないですね。今回、主に日光周辺でで試し撮りしてきたのですが、山並みを撮ったときには遠くの木々の葉がきめ細かく描写されていて驚きました。色のグラデーションも非常にきめ細やかです。

一方、撮影していてちょっと気になったのが「X1D II 50C」が生成するJPEG画像の画質。今回掲載した写真はすべてRAW画像から現像していますが、「X1D II 50C」のJPEG画像は暗く、また色も沈んでおり、正直、撮って出しで使えるものではありません。基本的にRAW画像現像を前提としたカメラと考えるべきです。

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.004s (1/250)、F値: f/9.5、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.003s (1/320)、F値: f/10.0、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.010s (1/100)、F値: f/5.6、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 90mm (35mm換算焦点距離: 71mm)、シャッタースピード: 0.002s (1/640)、F値: f/9.5、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.010s (1/100)、F値: f/5.0、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.006s (1/180)、F値: f/8.0、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.006s (1/180)、F値: f/7.1、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 90mm (35mm換算焦点距離: 71mm)、シャッタースピード: 0.008s (1/125)、F値: f/3.2、ISO感度: 3200、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 90mm (35mm換算焦点距離: 71mm)、シャッタースピード: 0.006s (1/180)、F値: f/3.4、ISO感度: 3200、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

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焦点距離: 30mm (35mm換算焦点距離: 24mm)、シャッタースピード: 0.013s (1/80)、F値: f/4.5、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Center weight

ボディーとレンズを合わせて軽く100万円を超える「X1D II 50C」は、間違いなくプロフェッショナル向けの機材です。でも、カメラの腕は機材によって磨かれます。これだけの金額を投資したら、後戻りできませんし、元を取るためにたっくさんシャッターを切るはずです。言い訳のできない機材で、高みを目指したい......という方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?




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