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ESAとNASA、小惑星から地球を防衛するための会合を来週ローマで開催

ここにもブライアン・メイ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年9月4日, 午後05:50 in Space
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欧州宇宙機関(ESA)とNASAが来週ローマで、小惑星が地球に衝突するリスクに備え、それを回避するためのAsteroid Impact Deflection Assessment (AIDA)と称する取り組みのため会合を開き、その進捗情報を議論します。

この取り組みは、いつか地球に衝突する軌道で接近する小惑星を発見した際に、宇宙機を衝突させることで小惑星その軌道を変えるというNASAのDouble Asteroid Impact Test(DART)計画と連携し、地球と火星の間にある小惑星ディディモスAとその衛星ディディモスB(通称ディディムーン)の軌道を変えることを目的とします。

NASAのDART計画では、2021年の夏に衝突のための宇宙機を打ち上げ、秒速6.6kmでディディムーンに衝突します。ディディモスとディディムーンの質量と重力は非常に小さいため、ディディムーンは秒速数cmでディディモスを非常にゆっくりと周回しています。したがって、この小さな衛星への衝突実験では、測定可能な変化がその軌道に観測されることが期待されます。

またこのDART宇宙機はイタリア宇宙機関(ASI)のキューブサットLICIAを衝突前に分離、LICIAは衝突の瞬間を観測しディディムーンに形成されるクレーターの画像取得などを行います。

その後、2024年にはESAが探査機Heraを打ち上げ、小惑星の質量や詳細なクレーターの形状などを測定します。また小惑星のクローズアップ調査と小惑星の最初のレーダー探査のために、Heraは一対のCubeSatを分離し配備します。なお、Heraがディディモスに到着するには2年を擁するとのことです。

もちろん、このような衝突実験と、今年7月24日に発見され、翌日には地球からたったの7万2000kmのところを通過していった小惑星「2019 OK」のような現実に起こりうる危機的状況との間には大きな違いがあります。ディディモスは直径が780mもあるものの、ディディムーンは約160mほどしかありません。しかしそれでも地球に衝突した場合はかなり深刻なダメージとなる可能性があります。

いまはまだ非常にゆっくりな小惑星を対象とした実験ではあるものの、これは将来的な宇宙防衛システム構築への重要なステップとなり、未来の人類を救う技術へと発展するかも知れません。

なお、ESAはHeraミッションの紹介動画をYouTubeで公開しています。ミッション詳細を解説するのは、英ロックバンド・クイーンの伝説的ギタリスト...というより天文学者としての露出の方が多くなってきた感のあるブライアン・メイ。

メイ博士は毎年世界規模で開催される小惑星衝突の危険を考えるイベント「アステロイド・デイ」にも深く関わっています。



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