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Galaxy Foldをねっとり触った感想:週刊モバイル通信 石野純也

曲げた時の感触が別格

石野純也 (Junya Ishino)
2019年9月9日, 午後06:30 in Samsung
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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ドイツ・ベルリンで開催中のIFAで、ついにあの端末に触れることができました! そう、「Galaxy Fold」です。思い返せば、Galaxy Foldとの出会いは、2月の米サンフランシスコにさかのぼります。このとき参加したサムスンのUNPACKEDで、Galaxy Foldが発表されました。

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▲約半年のお預けを経て、ついに触ることができたGalaxy Fold

ただし、発表会の中心に据えられていたのは、発売が間近に迫っていたGalaxy S10/S10+。Galaxy Foldは、チラ見せ(という割には長時間割かれていましたが......)にとどまっており、実機に触れられるどころか、展示すらされていませんでした。あまりに準備が整っていなかった様子を見ると、元々、サムスンは、このときのUNPACKEDでGalaxy Foldを披露する予定がなかったのではないかと思えてきます。

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▲2月のUNPACKEDでは、実機展示なし。デモが披露されただけだった

直後にスペイン・バルセロナで開催されたMWCでは、ファーウェイがフォルダブルスマホのMate Xを発表しています。ただ、Mate Xを発表することは、ギリギリまで決まっていなかったようです。当初、MWCの記者会見に参加の申し込みをしたときには、「通信端末はあってもルーターぐらいなので、ご期待にそえるかどうか......」と言われてしまったことを覚えています。

それでも、とりあえず出ておこうと思い、参加する旨は伝えていましたが、その後、突然、広報のプッシュが強力になりました。「気持ちとしては、必ず来てほしい」といったテンションでしたが、おそらくそのタイミングで、Mate Xを発表することが決まったものと思われます。

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▲ファーウェイのMate Xに対抗し、あわてて発表した可能性も

元々、昨年からGalaxy Foldの投入を予告していたサムスンとしては、メジャーなメーカー、それも自らの背中に迫る競合中の競合であるファーウェイに、フォルダブルスマホを先に発表させるわけにはいかなかったのかもしれません。ファーウェイの動きを察知したサムスンが、急遽Galaxy FoldをUNPACKEDにねじ込んだ——こう考えると、大々的に発表したにも関わらず、実機の展示がなかったことにも合点がいきます。

直後に日本を経由して渡ったMWCでも、Galaxy Foldはお預け状態。ミラーが反射しまくってとにかく撮影しづらいケースに入れられており、距離を詰めると警備員に制止されてしまうほどの厳戒態勢で展示されていました。日本から米国に渡り、さらにスペインまで行って、ようやく外観を拝むことができましたが、ここでも残念ながら、手に触れてみることはできませんでした。

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▲MWCではケースに入れられ、警備も厳重だった

次にGalaxy Foldに会ったのは、3月にGalaxy Harajukuがオープンしたときのこと。まさか、こんなに早く日本で見ることができるとは思ってもいなかったため、ビックリしたのを覚えていますが、ここでも端末はMWCと同じく、ケース内の展示のみでした。

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▲Galaxy Harajukuでも展示していたが、こちでもMWCと同じケースに入れられていた

そうこうしているうちに、Galaxy Foldは米国などで発売になる寸前まで来ていましたが、レビュー用の機材で故障が頻発するなど、トラブルが発生。折り曲げた際にできるディスプレイのすきまからホコリが入ってしまったり、ディスプレイの保護層を間違ってはがされてしまったりして、発売を前にサムスンは原因の調査に入ります。

初歩的なトラブルではありますが、実環境ならではと言え、ラボや工場でテストしただけでは気づきにくかったことが予想されます。

結果として、Galaxy Foldは発売延期に。何度もお預けをくらい「ようやく実機に触れる」と思ったところで、さらに長いお預けをくらってしまった格好です。じらされるにもほどがあるということで、いったんはGalaxy Foldを頭の片隅に追いやっていました。そのGalaxy FoldをついにIFAで触ることができたというわけです。

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▲改善版は折り曲げる部分にT字のストッパーがつき、ディスプレイ外側のプラスチックが浮くのを抑える仕様に。これで、ほこりの混入なども防止する

前置きがかなり長くなってしまいましたが、ここからは実機に触れたファーストインプレッションをお届けしていきます。

ちなみに筆者は、これまで、Royoleの「FlexPai」やファーウェイの「Mate X」といったフォルダブルスマホを短時間ですが触っています。その経験を踏まえても、Galaxy Foldは開閉したときにカチッと動くヒンジの感触の気持ちよさが別格。初めて折りたたみケータイを持ったときのような感動がよみがえり、無駄にパカパカと開閉したくなってしまいました。

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▲開閉が気持ちよく、何度も開け閉めしたくなってくる

開こうとするとヒンジがカチッと動き、途中からあまり力を加えなくても開くことができるようになります。ここからグイッと開いていくと、完全にディスプレイがまっすぐになり、再びしっかりと止まった状態に。ヒンジで力のかけ方をサポートしてくれるためか、コツさえつかめば、片手でも開閉できそうです(が、20万円以上するシロモノなので、怖くてできないと思いますが......)。

サムスンといえば、折りたたみケータイやテンキー搭載のスマホも作っているメーカーですが、こうしたノウハウを積み重ねてきたからこそ実現できる気持ちのいい操作感だと思いました。

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▲操作の気持ちよさを支えるヒンジ

閉じたときは、外側に搭載されたサブのディスプレイで操作できます。細長くて持ちやすいというのが、手に取ったときの第一印象。サブディスプレイの表示には少々違和感を覚えましたが、慣れてしまえば、これでも十分操作はできそうです。

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▲閉じると縦長のリモコンのようになり、これはこれで持ちやすい

開くと映像の迫力が一気にアップします。さすがに10インチ前後のタブレットにはかないませんが、Galaxy Foldは、そのぶん、持ち運びやすく、たとえば電車で移動している最中に使うにはちょうどいいサイズ感です。アプリを同時に3つ起動しても、視認性が高いのは大画面ならではのメリット。縦長のスマホで2つ、3つアプリを同時に表示するより、はるかに見やすい印象を受けました。

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▲3つのアプリを同時に開いても、それぞれが大きくて見やすい

複数のアプリを同時に開くには、まず最初のアプリを開き、ドックのようなランチャーからアイコンをドラッグ&ドロップすればOK。ドックの位置は画面の右端でしたが、平たく言うと、iPadのSplit Viewを起動するときと同じような操作方法です。画面は3分割までできます。それでもまだ、PCのようにとまではいきませんが、かなりPCに近い自由度で複数のアプリを行き来できます。

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▲ランチャーからアイコンをドラッグ&ドロップしてウィンドウを分割。この操作方法はiPadに近い

重量バランスがいいためか、持っていてもあまり重たさを感じることはありませんでした。正直なところ、閉じたときの厚みもそこまで気になりません。さすがに、薄型のスマホよりは存在感がありますが、ポケットに入れて持ち運ぶことも十分できます。

折り曲げられる感動でこの辺の感覚的な評価がかなり甘々になっているおそれはありますが、これが筆者の正直な感想です。価格はそれなりですが、欲しい人は少なくないでしょう。

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▲重量バランスがよく、片手でも持ちやすい

このサイズ感だと、開いたあと片手で支えつつ、反対の手でペンを持ち、手書きするにもちょうどよさそうです。ただ、残念ながらGalaxy FoldはGalaxy Noteとは違いSペンには非対応。ディスプレイそのものが違うためSペンを使いまわすことはできません。静電容量式タッチパネル用のペンなら使えそうですが、細い線を書くのが難しいのが難点です。

以前、サムスン電子のCEO、DJコー氏を取材したとき、Galaxy FoldとGalaxy Noteを統合する可能性にも言及していました。現時点では技術的にかなり難しいとの前置きつきでしたが、ラインナップ的にもその方がすっきりするはず。形状に関しても、Galaxy Foldこそまさに"ノート"なので、Sペンがつくことは自然と言えるでしょう。今後の対応に期待したいところです。




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