Sponsored Contents

appleの最新記事

Image credit:
Save

iPhone 11 / Pro / Pro Maxが備える「超広角カメラ」。その4つの効能を読み解く(松村太郎)

13mm相当の超広角カメラがもたらす恩恵とは?

松村太郎(Taro Matsumura), @taromatsumura
2019年9月11日, 午後06:45 in Apple
80シェア
15
65
0

連載

注目記事

iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

Ittousai, 9月20日
View
Appleが9月10日に発表した新型iPhoneとなるiPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Maxには、いずれのモデルにも「超広角カメラ」(Ultra Wide Camera)が備わっていました。

個人的にはミラーレスカメラでも明るい広角レンズを取り付けて楽しんでいるため、雄大な景色や狭い店内でのグループショット、街歩き動画など、その活用法が次々と思い浮かび、ぜひ試してみたいと高まる気持ちが抑えられません。その一方で、超広角好きが一般的だとは思いませんし、Appleもそんなマニアのためだけにスタンダードモデルにまで超広角カメラを与えたわけではないでしょう。

そこで発表会とハンズオンで試した結果を踏まえ、ここでは超広角カメラにどんな効能があるのか、4つのポイントに絞って探っていきます。

......とその前に、2019年モデルのiPhoneに搭載されるカメラの仕様をまずはおさらいしておきましょう。
  • 超広角カメラ(New!):13mm相当 / F2.4 / 5群レンズ / 視野角120度
  • 広角カメラ
  • :26mm相当 / F1.8 / 6群レンズ / 100%フォーカルピクセル / 光学式手ぶれ補正
  • 望遠カメラ(Update! / iPhone 11 Proシリーズのみ):52mm相当 / F2.0 / 6群レンズ / フォーカルピクセル / 光学式手ぶれ補正
  • TrueDepthカメラ(Update!):1200万画素、最大4K/60fpsのビデオ録画

こうしてみると、iPhone 11とiPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Maxとの違いは、望遠カメラの有無のみということですね。

Gallery: iPhone 11 Pro and Pro Max hands-on | 18 Photos

18

1. iPhone 11で「なんでもポートレート」

iphone11

ポートレートモードでの撮影は、カメラを2つ備える上位iPhoneの特権でした。しかし昨年、機械学習処理の向上によって、その特権は部分的に崩れ、シングルカメラのiPhone XRでもポートレートモードを実現しています。

ただ、制限も存在しており、iPhone XRで背景がぼかせる被写体は、人物に限られていました。アルゴリズムで人を認識して切り抜く手法でポートレートモードを実現していたからです。

それが今回、そのアルゴリズムに人だけでなくペットが加わりました。とはいえiPhone 11には広角カメラに加えて超広角カメラが追加されたため、2つのカメラの視差を用いることができるようになり、その結果上位モデル同様、被写体の制限がなくポートレートモードが使えるようになっています。

2.iPhone 11 Proシリーズでは、「広角ポートレート」実現

iphone11pro

一方、上位モデルにあたるiPhone 11 Proシリーズにも、超広角カメラが追加されたことによるポートレートモードでのメリットが生まれました。

これまでは2つのカメラの構成が広角と望遠であったため、ポートレートモードは望遠で撮影することになっていましたが、実はiPhone XRをレビューした際、人物に限られるものの「広角ポートレートが意外と扱いやすくて便利だな」と思っていました。しかし、視差を用いる上位モデルでは、"広角ポートレートは邪道"とされていたのです。

そんな背景の中、超広角が追加されたiPhone 11 Proでは、それを覆してきました。超広角カメラを使っての視差が利用できるため、広角ポートレート写真が撮影できるようになったのです。

3.フレーム外をプレビューしながら撮る

iphone11

撮影方法にも進化が見られます。追加された超広角カメラと新しいカメラインターフェイスによって、広角カメラを使用している際に、縦長に構えていれば上下、横長に構えていれば左右に、少し暗くなった視野が表示されるようになりました。写真として撮影されるのは明るい部分ですが、そのフレーム外もプレビューに含まれるようになったのです。

例えば撮影しようとしている際、含めるべき部分や集合写真で見切れている人を確認できますし、被写体である人や車がフレーム外から走ってくる場合でも、フレームに入る前からプレビューされるため、シャッタータイミングをはかるのが容易になります。

人間で言えば、周辺視野みたいなものが追加された感覚で、写真の撮り損じを防止しつつ、よりクリエイティブに写真へ含めるものをその場で検討できるようになるでしょう。

広角カメラで撮影している場合、その周辺視野を超広角カメラが担う仕組みというわけです。iPhone 11 Proの場合、望遠レンズでの撮影時にも広角カメラが周辺視野を担ってくれます。そのかわり、超広角カメラを使う場合、それよりも広角なカメラがないため、フレーム外のプレビューは利用できません。

4.FiLMiC Proアプリで超広角・広角の同時ビデオ撮影

iphone11

これは若干マニアックな話かもしれませんが、iPhone 11にもカメラが2つあり、またA13 Bionicの処理性能を活用することで、FiLMiC Proというプロも使うビデオ撮影アプリで、広角・超広角の両方を同時に録画することができるようになりました。

今までなら、カメラを2つ用意して別々に回さなければならなかったことを、1台のiPhoneで実現できます。例えばインタビューのビデオを撮りたい時、どうしても固定した絵だと退屈してしまいます。そこでカメラを2つないし3つ用意して、話者に寄った視点、引いた視点、聞き手などを同時に録画し、カメラをスイッチングするように編集します。それがiPhone 1台で片付いてしまうのです。

しかも超広角であるメリットは、話者から離れず引いた映像が撮れる点。これで音声は格段に聞き取りやすく、しかも退屈しないビデオが撮れる、というわけです。

さて、「超広角カメラ」の効能を4つのポイントから探ってみましたが、いかがだったでしょうか?

特に4点目は超広角カメラをサードパーティーアプリが活用した場合どうなるか、という例でしたので、今後は活用方法がより広がっていくことに期待が持てます。このあたりも含め、超広角カメラを早く試してみたい、と思っています。





「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

80シェア
15
65
0

Sponsored Contents