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iPhone 11 Pro Maxは「まるで高級コンデジをポケットに入れる感覚」(松村太郎)

明るいレンズに4倍ズーム

松村太郎(Taro Matsumura), @taromatsumura
2019年9月17日, 午後07:00 in iphone
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Appleから2019年9月20日に発売されるiPhone 11、iPhone 11 Pro Max。これらのカメラ機能について、iPhone XS Maxを使ってきた筆者がファーストインプレッションをお届けします。

......と、正直なところ、楽しすぎて、写真を撮り歩く時間もお伝えする紙幅も足りないくらい。ぜひEngadgetさんには、海、山、都会と、一緒にiPhone 11フォトウォークのイベントシリーズを開催していただきたいほどです。

さて、今回のiPhone 11 / 11 Proシリーズでは5G対応こそ省かれましたが、実際に手にしてみるとモノとしても非常に魅力的な仕上がりで驚かされました。

iphone11promax

iPhone 11のカラーは、どれも淡い色合いで和風の趣を感じますし、iPhone 11 Proシリーズに至っては新たに用意されたミッドナイトグリーンがまるで飲み方によって濃さを変える抹茶のような雰囲気です。日本人だからか、なんとなく和風テイストを取り入れた新しさの演出に頼っている印象すらありますが、いずれにしても、所有欲をそそられる飽きのこないカラーと、流石の質感を実現した製品、という第一印象を持ちました。

特にiPhone 11 Proシリーズの背面はマット仕上げとなっており、ゴールドやシルバーを見ると、金属なんじゃないか、と思わせられるほど重厚感のある質感。ケースを装着せずに使いたい、そんなリスクを取りたくなるほどです。

少なくとも2年は処理性能で競合に追いつかれることはなさそうですし、大幅向上したバッテリー持続時間、iPhoneのみに供給される、コインが削れるほどの硬いガラスなどの性能と相まって、先述の第一印象は手に入れてからもずっと続いていくことでしょう。

Gallery: iPhone 11 Pro Max Photo | 11 Photos

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カメラで選ぶiPhone 11とiPhone 11 Pro Max

もはやスマートフォンの重要機能であるカメラ。スマホそのものとカメラ、どちらが本体だか分からないほどに進化を続けています。

iPhone 11 / 11 Proシリーズでは、機械学習処理を大幅に強化したことで圧倒的な処理性能を誇るA13 Bionicが写真とビデオ撮影にフル活用されます。iOS 13を背後にiPhoneのカメラシステムが構築されており、すでにカメラメーカーのアドバンテージはセンサーサイズと光学的レンズ性能のみと言えるでしょう。

それでもAppleのiPhoneはスマホカメラ競争の中で、ハードウェア的な進化について保守的でした。それが今年、スタンダードモデルでデュアルカメラ、プロモデルでトリプルカメラへと進化させてきました。カメラ視点で新モデルを分類するとこうなります。

iPhone 11:
  • 1200万画素 26mm相当(35mm判換算) / f1.8 新設計広角カメラ(アウト)
  • 1200万画素 13mm相当(35mm判換算) / f2.4 超広角カメラ(アウト)
  • 1200万画素 23mm相当(35mm判換算) / f2.2 新設計広角カメラ搭載TrueDepthカメラシステム(イン)

iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max:
  • 1200万画素 52mm相当(35mm判換算) / f2.0 新設計望遠カメラ(アウト)
  • 1200万画素 26mm相当(35mm判換算) / f1.8 新設計広角カメラ(アウト)
  • 1200万画素 13mm相当(35mm判換算) / f2.4 超広角カメラ(アウト)
  • 1200万画素 23mm相当(35mm判換算) / f2.2 新設計広角カメラ搭載TrueDepthカメラシステム(イン)

こうしてみると、カメラとしての違いは望遠カメラのみとなります。簡単に言えば、iPhone 11は超広角〜広角ズーム、iPhone 11 Proシリーズは超広角〜標準ズーム、というイメージ。

また、iPhone 11でも超広角カメラが採用されたため、人物以外のポートレート撮影に対応しています。その一方で、iPhone 11 Proシリーズでは広角カメラを用いたポートレート撮影にも対応し、望遠カメラとの使い分けができるようになりました。

iphone11promax iphone11promax
▲iPhone 11 Pro Maxのポートレートモード(望遠レンズ)は発色がはっきりとしている。これまでポートレート撮影できなかった近い距離でも、背景をぼかして撮影可能。しかしいずれも、紙のストローは背景とともにボケてしまった

なお、Appleによれば、撮影に使っていないカメラも測距や明るさ、ホワイトバランス調整などのための情報収集に活用しているとのこと。つまり、カメラが1つ多いiPhone 11 Proシリーズは、iPhone 11よりも多くの情報を用いてシーン分析が行われていることになります。

アウトカメラだけでなく、インカメラのTrueDepthカメラも新設計されました。1200万画素となり、35mm判換算で32mm相当から23mm相当の広角カメラに。縦長に端末を構えると30mm相当にズームされ、自撮りしやすく配慮されています。横長に端末を構えると今度は自動的により広い23mm相当のフレームとなり、グループセルフィーがしやすくなります。いずれの設定も切り替えられますが、この細かい配慮はセルフィーを多用する若い世代に受け入れられるのではないでしょうか。

超広角は、それだけでアートになる

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iPhone 11 / 11 Proシリーズに新搭載された13mm相当 / f2.4の超広角カメラ。これまで「1x」「2x」とカメラの切り替えボタンがありましたが、今回はここに「0.5x」が追加されました。今まで通り、0.5倍の超広角から10倍デジタルズームまでホイールを回すようにしてズームすることもできます。

13mm相当といえば、カメラの世界だと魚眼レンズに設定されそうなものですが、中央付近ではさほど大きな歪みを意識することはありません。他の2つのカメラと異なり、超広角カメラはパンフォーカスで、手ぶれ補正に非対応です。

以下の映像は、夜のサンノゼの広場を、超広角・広角・望遠とレンズを切り替えながら手持ちで歩いたものです。やはり通常の広角カメラの手ぶれ補正機能は絶大であることがわかります。そのため、これまでの広角カメラのように、超広角がどんな場面でも活用できる万能な存在とはいえません。



特に注意しなければならないのが、0.5倍から1倍までの間。超広角カメラのデジタルズームで作られる領域です。動画でも分かるとおり、フォーカスが甘く、手ブレがひどくなってしまうため、中間を使わず、0.5倍の次は1倍、と割り切って使った方が良いでしょう。

その一方で、超広角カメラでは今までのiPhoneだと撮れなかった写真が撮れるようになる、という印象が非常に強いのです。デジタルズームやトリミングで拡大することはできますが、その逆はできません。これまで筆者は無理やり、パノラマ撮影を縦で行うなど、画角を広げる工夫をしていましたが、大きく歪むため汎用性は低かったのです。

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超広角カメラは、森でちょっと上を見上げるだけで、高い樹高に包まれた涼しげな雰囲気を捉えることができますし、被写体まで距離が詰まっている場所で、より多くのものを収めることができるようになりました。

その一方で、同じ場所から2倍ボタンを押すと、広く捉えた風景の主題にグッと近づくことができます。スマートフォンのカメラでの撮影はクイックさがウリでしたが、なんだか今までの2倍も3倍も時間をかけたくなってしまう、そんな創意工夫の楽しさが、標準カメラアプリだけでも溢れているのです。

「周辺視野」プレビューとフレーム調整

iPhone 11シリーズのカメラで撮り歩いていると、何気ない瞬間に「使いやすい」と感じるようになります。その理由は、個人的に「カメラの周辺視野」と呼んでいる、新しいカメラアプリのインターフェイスです。

カメラを起動すると、これまでの4:3の範囲のさらに外側までプレビューが表示されるようになりました。縦長に構えると上下、横長に構えると左右の部分。これまではカメラアプリのUIとして黒く塗りつぶされていた部分も画像が表示され、フレームからこぼれる部分が画面内で確認できるのです。

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▲新しいカメラアプリでは、撮影されない周辺部分も表示されるようになった。構図作りで非常に役立つ

例えば風景を撮影する時、もう1歩下がれば全部収められることがわかったり、集合写真でも収まらない外側まで確認できたりします。シャッターを切る前に、一呼吸考える瞬間を与えてくれて、構図や切り取るフレームのアイデアを深めることにつながります。とてもクリエイティブなツールだと感じました。

プレビューには、撮影に使うカメラより広角なカメラを利用します。26mm相当の広角カメラの場合は13mm相当の超広角カメラで周辺視野を、52mm相当の望遠カメラの場合は26mm相当の広角カメラを、といった具合にそれぞれを活用して、撮影されない部分を画面に出しています。

このアイデアでもう1つ新しい機能が作られています。それは、撮影した後でも、写真に残す範囲を選び直すことができる機能です。
例えば子どもやペットの写真を撮っていると、シャッターの瞬間にフレームの外に出てしまった、といった失敗写真が量産されます。「設定」アプリのカメラの項目で「写真のフレームの外側を含めて撮影」をオンにしておくと、撮影した後にトリミングの要領で、撮影時に収まらなかった部分へとフレームを動かすことができます。

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▲フレーム調整の作例。撮影時に切れている左端の黄色い人を含めることができました

Live Photosではシャッターの瞬間を前後含め3秒に拡大してビデオとして記録し、後から写真として残すフレームが選べるようにしました。目を瞑っていたり、ジャンプの瞬間を外した失敗写真を、より意図通りの写真に仕上げるタイムマシン的な存在です。

それと同じように今回のフレームの外側の撮影も、撮った後から意図した写真を得るためのタイムマシン機能といえます。とにかく、Appleは失敗写真が大嫌いで、何がなんでも意図した瞬間を写真に残したい、という強い意志が感じられました。

ナイトモードで徘徊する

今回のiPhoneカメラに搭載され、最も期待していたのが「ナイトモード」。暗所での撮影は、他のスマートフォンに溝を開けられ続けてきた領域であり、Appleが他社に与えていたスキでもありました。それを今回埋めてきた形となります。

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ナイトモードが利用できるのは、広角カメラと望遠カメラに限られ、超広角カメラでは利用できません。複数のカメラを活用して複数のイメージを合成することから、撮影するカメラとそれよりひとつ広角のカメラを用いるため、と考えられます。このことは、今後のソフトウェアアップデートで登場する高精細化合成「Deep Fusion」も同じではないか、と予想しています。

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ナイトモードが必要な場面になると、iPhoneの撮影画面に「2秒」「3秒」といった秒数が表示されます。シャッターボタンを押してからその秒数だけiPhoneを動かさないよう心がけると、暗いシーンでも明るくくっきりとした写真が得られます。

アイデアとしては通常のカメラの長時間露光のようですが、三脚などを立ててとにかくカメラを動かさない、というほどのシビアさはありません。手持ちでも十分、ナイトモードの写真を綺麗に仕上げることができます。少し驚かされるのが、ナイトモードの写真の色味です。これまでどうしてもはっきりしなかった暗い場面でも発色がくっきりとなり、暗いレストランでの写真はお皿のホワイトバランスもピタリと合っていました。

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ナイトモードは最大30秒まで対応しており、さすがにその場合は三脚が必要となりますが、星空を写すこともできるそうです。残念ながらレビュー期間中は美しい満月のおぼろ月夜で、星が見えなかったのが心残りです。

UIは整理が必要

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iPhone 11 Proシリーズには3つのカメラ、iPhone 11には2つのカメラが備わり、決して排他的ではなく全てのカメラが連動する「システム」を構成しているのが、新iPhoneのカメラです。暗所などの弱点を克服しながら、新しいカメラアプリのユーザーインターフェイスを追加したことで、より撮影に熱中し、写真のアイディアを発見できる、そんな楽しいカメラ機能に仕上げられました。

その一方で、ナイトモードの長時間露光や、4:3とスクエアに加えて16:9の写真撮影機能の追加など、これまでのiPhoneよりも設定項目が増え、細かくなりました。これに伴い、カメラの機能を設定するインターフェイスも、画面内の上下(横長の写真の場合左右)に散らかってしまった印象もあります。

シャッターボタンの周辺に機能を集めた方が操作しやすい一方で、その近辺のプレビューが邪魔されがちになるのも違う気がします。このあたり、改めてカメラアプリのユーザー体験再設計が必要ではないか、と感じました。

写真の仕上がりは期待以上、を通り越して、ついカジュアルに「マジか......」と言葉を漏らしてしまったiPhone 11シリーズのカメラ。筆者が2眼よりも3眼のProモデル推しであることは、いうまでもありません。




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