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Apple Watch Series 5実機レビュー。新型ディスプレイの威力が魅力的すぎて全ユーザー買い替え推奨(松村太郎)

常時表示ディスプレイの衝撃

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折りたたみスマホ Galaxy Fold レビュー。ガチ勢専用の高コスト可変機

Ittousai, 10月11日
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9月20日に発売が迫るApple Watch Series 5のレビューをお届けします。結論から言えば、すべてのApple Watchユーザーは、買い換えるべき製品です。

今回のハードウェア的な進化のポイントは、電子コンパスの内蔵、従来モデルの倍となる容量32GBストレージ、第5世代となった64ビットデュアルコアのS5チップ、そして「Always-On(常時表示) Retina ディスプレイ」に限られます。

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▲電子コンパスが内蔵され、方角、海抜高度がわかるようになりました。また地図アプリのナビでは、向いている方向が示されるようになり、特に徒歩移動で威力を発揮します

しかし、常時表示ディスプレイだけでも、買い換える理由として十分でした。ついにApple Watchは普通の腕時計が保ってきたアドバンテージ、別の言い方をすれば「ごく当たり前のこと」に追いついたからです。もうApple Watchのせいで、「時間を超絶に気にする人」と見られる心配はありません。

常時点灯ディスプレイの一点で買ってもお釣りが来る

腕時計を使ったことがある人ならばわかると思いますが、時間を確認するには、2通りの所作があったはずです。1つは腕を自分の方に向けて文字盤をまっすぐ見て時間を確認する、最も基本的な方法。これはApple Watchでも同様で、手首を自分の方に向けると自動的にディスプレイが点灯する仕組みになっていました。

そしてもう1つは文字盤を向けずに視界に時計を入れて時間を確認する、いわゆるチラ見です。それ以外にも、目をかいた直後に時間を確認したり、ジムのウエイトマシンでバーを下げた時に見たり、自転車のハンドルを握っている手首に目を向けたり、いろいろな方法があるはずです。

これらのチラ見方式は、今までのApple Watchでは実現できなかった時間の確認方法でした。文字盤が自分の方を向いていない時、Apple Watchのディスプレイは消えていて、何も表示されていないからです。

時計なのにブラックアウトしていて、さすがにこれじゃ寂しいし、なにより腕時計とそれを使う人の習慣に敬意を払うなら、Apple Watchが腕時計としての機能を果たしてくれない、重要な欠陥だったと指摘されてもおかしくなかった事実でしょう。

Apple Watch発表から5年。ついに、Apple Watchは腕時計において当たり前の機能を手に入れることができました。裏を返せば、Appleは「スマートウォッチだから違っていい」と諦めていたわけではなかった、ということになります。

ディスプレイが常時表示されていると言っても、単にずっと点灯しているだけではありません。従来モデルだと消灯していたタイミングで時計などの文字盤表示は残りますが、秒針など、低下させたリフレッシュレートの1秒よりも細かい画面書き換えを伴う表示が省かれます。また文字盤のデザインや数字のフォントも、極力黒い領域を増やし、省電力を実現する工夫がなされています。

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▲上がアクティブ画面。下のダーク画面では、時計から秒針が消えて、1秒のリフレッシュレートに対応する黒背景の画面になります

最近AppleはMacにもiPhone・iPadにもダークモードを取り入れましたが、Apple Watchにまでダークモードを取り入れ、アクティブモードと対になるようデザインの作り込みを行ったのです。

アプリを表示している際には、アプリ画面がぼやけて暗くなり、その上に味気ない数字で時計が表示されるだけでした。そのため、iPhoneなどのロック画面という概念とは異なる、ディスプレイの一時的な省電力モードというイメージです。

Apple Watch Series 5では、この"腕時計では当たり前のこと"を実現したことで、Apple Watchでの時間や情報の確認が極めて自然でスマートなものになりました。いままでスマートウォッチは、不自然にならないよう人間側にスマートな振る舞いが求められてきましたが、もうそうした配慮は必要なくなったのです。

バッテリー持続時間は、スペックどおりの18時間に

Appleは2018年モデルのApple Watch Series 4で、ディスプレイをLTPO OLED(低温ポリシリコン酸化物有機ELディスプレイ)という色々盛り込んだ新しいテクノロジーを採用したものに切り替えています。画面サイズを拡大させただけでなく、反応が良く耐久性に優れ、省電力性を高める、というウェアラブルデバイスには願ってもない進化を盛り込んだのでした。

今年もこのLTPO OLEDが引き続き採用されますし、サイズも44mmと40mmで変わりません。しかし、更なる省電力化を極め、常時点灯機能を取り入れたのです。それでも、Appleが定める1日=18時間のバッテリー持続時間はスペックとして維持しています。

加えて、アクティブモードではない際には、画面のリフレッシュレート(書き換えタイミング)を、通常の60Hz(1秒間に60回)から1Hz、つまり1秒に1回にまで長期化しています。画面の書き換えが発生しないことで、ディスプレイ全体の消費電力を大幅に減らすことができるのです。

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▲文字盤にはアクティブとダークの2パターンが用意されており、デザイン製を保ちつつ省電力化に配慮されています


実使用でのバッテリー持続時間の話をすると、この1週間使ってみましたが、本当にカタログスペック通りに落ち着いた、という印象です。

今週は特に、朝3時ごろ起きて夜12時に寝る、という生活を送りながら皆様に記事をお届けしておりますが、Apple Watch Series 5も寝る前には電池が切れそうになり省電力モードになる、というサイクルでした。

Apple Watch Series 4の44mmモデルは、カタログでは18時間と言いながら、日によっては1日半くらい充電しなくてもつけっぱなしで大丈夫な日があるぐらいでした。今回は常時点灯ディスプレイの採用によって、18時間ぴったりぐらいに落ち着いた、というところです。

そういう意味では、今回レビューしてみて露骨に電池が持たなくなったという印象を持ちました。ただし、いままでが上振れしていただけ、ということでしょう。

シアターモードも使いこなして

常時点灯によってちょっとした瞬間、目に留めるだけで時間がわかるメリットがある一方、手首のディスプレイが常に光を放っている、ということでもあります。

夜に寝る時、暗い飛行機の中、あるいは映画館などの場面で、いままでは手首を動かさなければ良いだけでしたが、自分もしくは周囲の人に邪魔になってしまうこともあるでしょう。そのため、「シアターモード」をうまく活用することが、Apple Watch Series 5を扱う上でのコツです。

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▲シアターモードにすれば、常時点灯機能はオフになり、タップしなければ画面が点灯しない状態になります

シアターモードを有効にすると、常時点灯機能がONになっていたとしても画面が消灯し、指でタップするまでは、手首を動かしても点灯しなくなります。コントロールセンターから劇場の絵文字をタップすれば良いだけですので、常時点灯ディスプレイとうまく組み合わせて活用すると良いでしょう。

チタン製、容量アップ......魅力は広がる

常時点灯ディスプレイだけでも買い替える価値があると思ったApple Watch Series 5。実はまだまだ魅力があります。

今回エルメスモデルでは、初めてスペースブラックのステンレススチールケースが用意されました。ブラウンのレザーと輝く黒い金属のケースの組み合わせは、いままでのステンレスとの組み合わせとは違い、グッとしまった印象を与えてくれます。

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さらに、Apple Watchとしては初めて、チタンを用いたケースも登場し、真っ白なセラミックモデルも復活しました。チタンの金属の色を生かしたナチュラルとスペースブラックが用意されましたが、黒いチタンはどうしてもチタンらしく見えない部分もあります。

チタンは軽くて丈夫な金属として知られていますが、アルミニウムモデルより約5g重く、ステンレスモデルより約5g軽くなっており、ともすれば今後のAppleが採用していく金属になっていくかもしれません。Apple Cardもチタンでしたし。

そのほか、watchOS 6では、騒音を警告する聴覚の健康機能や女性のサイクルの記録、そしてWatch App Store、Siriの音楽識別アプリShazam対応など、まだまだ発展性が広がっており、過去のApple Watchでも利用できるようになります。

こうした新機能の魅力を持ってしても、常時表示ディスプレイの破壊力には遠く及ばない。それほどのインパクトがある進化だったのです。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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