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アップルが資金繰り悪化のJDIに投資を倍増のうわさ。iPhone SE2(仮)も視野に?(WSJ報道)

投資を受けられたとしても先行きは厳しそう

Kiyoshi Tane
2019年9月28日, 午後05:00 in Apple
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経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)に、アップルが出資額の倍増を検討しているとの噂が報じられています。

JDIは再建を支援する企業からの投資が次々と見送られ、経営の先行きが不透明さを増しつつあります。つい数日前も中国ファンドの嘉実基金管理グループが「ガバナンスに対する考え方において重要な不一致が生じた」との理由で、出資中止したことが発表されました。従来の計画では、嘉実は800億円規模のパッケージの半分以上を担う予定だったとも報じられています。

JDIはiPhone XRやiPhone 11などに採用された液晶画面の主要サプライヤーです。同社の財務諸表によると、売上高の約6割がアップル向けの製品で稼がれているとのこと。JDIの月崎CEOは記者会見にて、最新のApple Watch用の有機ELパネルも(うわさ通り)製造していると述べています。

その一方でJDIはiPhone以外の製品には進出できておらず、スマートフォン用の有機ELパネルも製造できていません。つまりiPhone 11 Proシリーズ用ディスプレイも受注できていない事情もあり、財政難に陥っているわけです。

JDIは顧客の1社から顧客の1社から2億ドル(約216億円)の投資を受ける予定であり、より有利な支払い条件も提供されると述べています。The Wall Street Journal(WSJ)によれば、この顧客とはアップルのこと。同社は6月にもJDIに100億円規模で「出資する方向になった」と報じられた経緯もあり、さらに出資額を倍にしたと見られています。

アップルはこれまでにもおよそ1000億円をJDIに貸し付けており、5月にはその返済を一部延長さえしました。こうした手厚い支援の背景には、アップルが来年発売を予定しているミッドレンジ端末にとって、JDIの液晶ディスプレイが重要な位置を占めているとも報じられています。ここでいう「ミッドレンジ端末」とは、最新機種よりも画面を小さくしたiPhone SE2(仮)を指しているのかもしれません。

WSJ報道の情報筋は、その先の展開も視野に入っていることを伝えています。すなわちJDIは数年以内に、アップル向け有機ELパネルの大量生産を望んでいるとのことです。

iPhone 11 Proシリーズの製造コストが高いのは、最も高価な部品である有機ELパネルのサプライヤー数が限られているため。特に供給の大部分をサムスンに依存している現状では価格の交渉が難しくなっており、そこにJDIを加えることで調達コストを下げるアップルの目論見が示唆されています。

しかしながら、中国政府はディスプレイの供給過剰を懸念しており、工場の新設を制限しようとする動きもあるとのこと。そもそも嘉実もJDIの技術を中国の大手ディスプレイメーカーの1つに持ち込もうとしたところ、協議が進展せず、それがJDIへの出資中止の一因とも伝えられています。JDIが投資を受けられたとしても、中国工場で製造する困難さに変わりはなく、アップルの望んだ結果にはならない可能性はありそうです。



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