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Apple Watch Series 5 Edition チタニウム レビュー。常時表示とコンパスで実用性が大幅改善

クルッ!クイッ!不要

Ittousai, @Ittousai_ej
2019年9月30日, 午後03:00 in wearables
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iPhone 11 / 11 Pro と同時に発表された Apple Watch 最新モデル、 Series 5 の試用インプレをお伝えします。

前モデルの Series 4 がサイズやデザインを変えた世代だったのに対して、今回の Series 5 は外見ほぼ同じ、CPU/GPUの処理能力も同じ。

マイナーチェンジ世代と思わせつつ、実際には
  • 画面が消えない常時表示Retinaディスプレイ。手首クイッ!クルッ!のスタイリッシュ(?)林檎時計しぐさで点灯させる必要なく、やっと当たり前の腕時計のようにチラ見が可能に。
  • コンパス追加。自分の向きが分かり、地図やナビが実用的に。地図を見ながら反対に歩いたり、交差点でくるくる迷わない。

という、ただの腕時計としてもフィットネス機器としても使い勝手が大きく向上する進化を遂げました。

また海外のほとんどの場所で、iPhoneが手元になくても、現地の通信会社と契約がなくても使える緊急通話機能に対応(セルラーモデルのみ)。転倒検出とセットで、倒れて意識不明でも位置情報つきで助けを呼んでくれます。

製品バリエーションとしては、筐体の素材として初めてチタンを採用。白いセラミックが復活するなど、歴代でもっとも多くのスタイルから選べるアップルウォッチになりました。

今回は新しい Apple Watch Edition 40mm チタニウムケースを一週間ほど普段遣いした印象から、常時表示ディスプレイ・コンパスと地図・チタンケースの三点を中心にまとめます。

脈拍や身体の動きも把握できるApple Watch は、ある意味スマートフォン以上にパーソナルな存在であり、ユーザーのライフスタイルにより大きく使い方が異なる製品です。

Apple Watch を使うことでスマホ依存から離れたい、ワークアウトや通知など最小限必要なツールだけだけ切り分けたいというユーザーも多いと思われますが、今回の評価スタンスとしては真逆に、できれば常にスマホを開いて情報を参照したい、ポケットから取り出して持つのももどかしい、視界に重畳できるメガネ型端末があれば真っ先に飛びつくけれどまだ実用的ではないので、次善の策として腕にくくりつけるコンピュータが欲しい目線です。あらかじめおことわりしておきます。


Apple Watch

常時表示 Retina ディスプレイ


まずは Series 5最大の進化である常時表示ディスプレイから。誰にとっても便利な進歩でありつつ、スマートではないタダの腕時計ならば「機能」とすら意識しない当たり前だったことから、どう表現してよいか難しい点です。

とはいえ結論からいえば、当然ながら明らかに便利でストレスフリー。

時刻だけでなく、カスタマイズしたコンプリケーション(天気予報・運動状況・再生中の曲・予定等々)も含めて、クルッ!のアクションなしにチラ見だけで確認できるため、「タダの腕時計なら当たり前」でありつつ、スマートウォッチならではの利便性も確実に向上します。

従来からの Apple Watch ユーザーで、手首クルッ!クイッ!シュパッ!のスタイリッシュスマートウォッチしぐさ(しつこい)や、わざわざもう一方の手でタップして点灯させる懐中時計ジェントルメン的丁寧なくらし仕草に慣れている場合は、「いやこれまで別に困ってないし。何年も使ってきたし」と思うかもしれず、それはそれで嘘偽りのない実感ではあるはずです。

人間はほとんど何にでも慣れるもので、重くあっという間に電源が切れてしまう昔のモバイルノートも、ギコギコカタカタ音を立てる低速ストレージ媒体も、そういうものだと思えばそう気にせず使えた、どころかさらに昔と比べ便利さに打ち震えて感動していたことは、進歩と陳腐化が速いデジタル製品に古くから付き合ってきた人ほど身に覚えがあるはずです。

そのうえで、Series 5に替えてまず最初の変化は「これまで無意識だった手首クイッ!クルッ!なアップルウォッチしぐさがつい出るたび、なんでこんな奇妙な身振りをしてたんだ?と自分でおかしく思えてきた」

従来の Apple Watch を使ってきたユーザーほど、いやそんな大げさな動きは必要ない、普通の腕時計と同じように手首を上げる動きだけで十分、もう意識していないと言われるかもしれません。

しかし日常で文字盤を見る状況は必ずしもアップルの「スマート」な動き検出に引っかかるとは限らず、典型的な時刻確認の動きでも不発の場合がままあったため、見たいときに見られないストレスを避けようと、無意識のうちにクルッ!クイッ!と大げさなほどの動きが習慣になっていたことに、Series 5を着けて初めて気づきました。

Apple Watch

この動き検出やもう一方の手でタップに頼る必要がなくなったことで、たとえば
  • 吊り革などに掴まっているとき、手首のウォッチが目の前にあるのに、もう片方の手が塞がっていて時刻すら分からない。(腕を上げた状態で手首を回転させても点灯判定されない)
  • キーボード打鍵中、文字盤はチラッと目をやれば注視できるのに、真っ暗なので仕方なく手を止めて手首を上げる。
  • ジムでバイクを漕いでいるとき、荷物で両手が塞がっているとき
  • そのほか、チラ見だけで文字盤が視界に入るあらゆる姿勢
  • 人と話している際にうっかり習慣でクルッ!を発動させてしまい、あっすみませんお時間が!をトリガーしてしまう。
といった状況で、実に当たり前に QoL が向上します。

自分でカスタマイズしたコンプリケーションの情報を一覧できたり、特にワークアウト状況のアップデートをチラ見で把握できるなど、スマートウォッチならではの機能と「普通の時計の当たり前」の両立がうれしい点です。

常時表示の挙動


常時表示 Retina ディスプレイは、従来ならば真っ暗になっていたスリープ状態でも、輝度とリフレッシュレートを落として、文字盤を一部簡略化した状態に変えて点灯し続けることで実現しています。

表示を切り替えて消費電力を下げるアンビエントモードは、Googleの Android Wear ではごく初期から液晶でもELでも、駆動時間はともかく機能としては対応していた気がしますが、Series 5では「業界でも唯一の低温多結晶酸化物(LTPO)ディスプレイ、超低電力のディスプレイドライバー、効率の高い電力管理IC、新しい環境光センサーなど」の連携により、従来モデルと同じ18時間のバッテリー駆動時間を確保しています。

アップルの宣伝文句は「その腕時計のディスプレイは、眠ることを知らない」ですが、内部的にはスリープ状態に移行しているため、いわば目を開けたまま、うたた寝を覚えたようなもの。時刻と文字盤の確認はできるものの、秒針や一部のコンプリケーション等は消えてしまい、確認するには従来どおりの手の動きやタップで起こしてやる必要があります。

アプリケーションは「ワークアウト」を除いてこのスリープ状態に対応していない(省電力モード用の表示を用意していない)ため、アプリを表示したままスリープに入ると、小さな時刻表示のみの半透過レイヤーで覆われたような表示になります。つまり、アプリの画面はリアルタイム性のないものであっても常時表示できません。

(ワークアウトのみ、アクティブ時は秒コンマ以下まで表示・省電力では分まで表示になります。ワークアウトは画面がスリープ/省電力でもアプリとしては常に動いているため、どちらかといえば特別な扱い。逆にウォーキングやランニングで消費電力を下げるため、常時表示をオフにする手動設定があります)

省電力モードとアプリ表示の設定


常時表示になる前から、Apple Watch にはアプリとスリープについて、使い勝手に大きく関わる設定がありました。

●設定・一般・画面をスリープ解除

タップ時
「タップ操作したあと、何秒でスリープに入るか」
  • 15秒または70秒。

スリープ解除時にスクリーンに最後に使用したAPPを表示
「アプリ表示からスリープ後、何分以内なら復帰時に文字盤を見せるか、もとのアプリに戻るか」
  • セッション中以外は表示しない
  • 最後の使用から2分以内
  • 1時間以内なら
  • 常に

これは従来、たとえば地図アプリなど、指で毎回アプリを起動しなくても、手首を上げるだけでもとのアプリ画面を確認できるようにするための設定ですが、常時表示が加わったことでやや不便になる状況も出てきました。

具体的にいうと、この選択肢のうち下の3つ、2分・1時間・常にを選ぶと、スリープ中はアプリ画面に半透過の膜がかかり、時刻だけを表示する状態になります。文字盤の省電力表示にはなりません。

Just Works を重んじるアップルの姿勢から想像すると、ユーザーには原則としてアクティブ時と省電力表示(スリープ)時の切り替えを意識させるべきではなく、アプリを開いたままなら設定した時間内はアプリ画面のままになるべきところ、現時点では省電力表示に対応したアプリがないために、敢えて「時刻しか見えない半透過レイヤーの下にぼんやり元アプリ」画面にしているのかもしれません。

しかしせっかく高精細なディスプレイと情報を詰め込める文字盤があり、スリープ時にもおおむねそのまま表示できるのに、「手首を挙げる動きで直前のアプリに戻る」を選ぶと時刻だけになってしまうのは残念。Series 5を使い慣れるととても多いことに気づく「手首を(大きく)動かさずにチラ見」時には、時刻以外なにも表示されなくなります。

省電力では文字盤、起こしたらアプリに復帰が選べるか、せめて半透過レイヤーに日付・曜日くらいは見えるようにして欲しかったところです。

寝てるのか起きてるのか


常時表示(正確には、スリープ時の省電力表示)に対応したことで、また文字盤によってはスリープ時とアクティブ時の違いがほとんどないことで、今度は「起きてるのか寝てるのか分かりづらい」も発生します。

具体的には、スワイプで別の文字盤に切り替えようとしたり、スクショを撮ろうとしたときに反応せず、初めて寝ていることに気づくなど。

タップで起こせば良いのですが、もし本当に起きている場合はコンプリケーションが反応してアプリが起動してしまい、戻る必要があります。

この場合、姿勢によってはやりづらく不発も多い手首クルッ!を繰り返すより、デジタルクラウンを回して画面が明るくなることを確認してから操作のほうがストレスは減らせます。

コンパスで地図とナビの実用性が向上


Apple Watch

コンパスの追加について。デバイスの機能として電子コンパスに対応し、独立したアプリとしても「コンパス」が加わりました。方角のほか傾きや高度・緯度経度も表示できます。

純粋にコンパスアプリを使う状況・ユーザーはあまり多くないと思いますが、コンパスの搭載により地図アプリで自分の向いている方向が分かるようになったのは重要です。

Apple Watch は画面が広く高精細で見やすくなった Series 4から、マップ表示が実用的になりました。手首をあげてSiriに話すだけで周囲を検索できるのも、即ナビできるのも、デジタルクラウンを回して無段階にズームできるのも快適です。

(Series 4 / 5の小さい方40mmは、Series 3までの大きい方42mmより表示面積が広い。画素数でいえば、44mmはかつての iPhone 3GSをすでに超えている)

Apple WatchApple Watch


しかし地図と現在地が分かっても、コンパスなしでは自分がどちらを向いているのかは分からなかったため、交差点では拡大してランドマークを探しつつ人間がくるくる回ったり、結局はiPhoneを取り出し地図アプリを開いて確認する必要がありました。

Apple Watch の Siri とナビゲーションは実は優秀で、文字入力をしなくても手首を上げて「どこどこまで案内して」だけで経路探索ができ、小さな画面を見つめなくても曲がるべき場所でトントンと手首を叩いて伝えてくれます。

しかし「直進して左に曲がる」と言われても、どちらに直進すれば良いのか分からなくてはまずスタートできません。地図を見ていても迷う人、経路を確認した上でなぜか反対に進んでしまう人にとってはなおさら難しい状況でした。

しかし Series 5 ではスマホの地図と同様、自分が向いている方向がコーンで表示されるため、ナビで経路に引かれた線から外れているかどうか、自分が駅に近づいているのか遠ざかっているのか分かります。

周辺情報の確認や、経路の比較検討をするにはスマホ地図のほうがやはり便利ですが、かばんやポケットから何度もスマホを取り出したり、手にしたまま歩かなくても、手首をクイッと上げるだけで確認しつつ移動できるのはまた違った体験です。

Apple Watch

たとえばサイクリング時、当然ながらスマホを手に持ったまま走ったり見るわけにはいかず(たまに見かけますがやめましょう。死にます)、衝撃で飛び出さないようかばんや内ポケットにしまいますが、Watch ならば安全な場所に停車したタイミングで手首を上げるだけ。または1タップだけで周辺図が確認できます(走りながらは危険なのでやめましょう)。

スマホを取り出して地図アプリを開くか、手首をクイッ!と上げてWatchを見るかのわずかな違いではありますが、Watchならば「しまう」アクションもないこと、色々なアプリを使うスマホと違って単機能を割り当てやすいこともあって、車載ナビならぬウェアラブルナビ、自分の身体能力に追加する地図、方向感覚や土地鑑の後付け拡張に近い感覚です。

(オマケ的な機能ですが、地図アプリで自分をタップして現在地画面を開くと、住所表示の下のボタンで「現在地をマーク」が選べます。スマホを取り出して星をつけて保存までは億劫だけれど、ちょっと気になった場所などを2タップで実世界ブックマークして、後から iPhone や iPad や Mac の地図アプリから参照できるのは散策の友として優秀です)

「Edition」にセラミック復活、チタニウム初登場


Apple Watch

ここからは外見とスタイルの話。Apple Watch Series 5 では、通常モデルとは異なる素材を使い、文字盤にも微妙な差がある高級ライン「Edition」が復活しました。

Edition の内訳は、チタニウムケースが「チタニウム」と「スペースグレイチタニウム」で二種、セラミックは「ホワイトセラミック」のみ。

一応は高級ラインとはいえ、チタンは40mm 8万2800円、44mm 8万7800円なので、定価200万円超だった初代の18金ケース等よりもかなりお手ごろです。

通常ラインでもっとも安価なアルミの各色 4万2800円〜よりは高いものの、ステンレスの7万2800円からとはほとんど変わりません。

ホワイトセラミックは40mm 13万3800円、44mm 13万8800円。高級ラインといえば、Edition ではないエルメスが、ステンレスケースと独自のバンドや文字盤で 13万3800円から。いずれも税別です。

Apple Watch

Apple Watchでは初となるチタニウムは二種類あり、どちらも長辺方向にわずかなヘアラインを残した研磨仕上げ。スペースブラックにはDLC (ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが、ただの「チタニウム」にも表面を保護するナノコーティングが施されています。

今回はスペースブラックではないほうの「チタニウムケース」を試用しました。素材感としては、まあアクセサリなので実物を確認するのが一番ではありますが、ぼんやりとマットに銀白色のアルミと、ツヤツヤテカテカのステンレスの中間。

Apple Watch

チタンは周囲の反射で変わる表情が楽しめる程度の光沢がありつつ、キラキラの鏡面ではなく、指紋もほぼつきません。表面仕上げ的には、むしろ日用品で見かけるステンレスに近いイメージです。

一応は特別ラインのEdition ではあるものの、いかにも目立つ高級品です!感は控えめで、光沢と落ち着きを備えた素材とも言えます。

価格もそう変わらず、あくまで見た目のお好みではありますが、アルミでは軽やかすぎて「スポーツ用!最安価!」感を受ける、かといって鏡面つやつやのステンレスも、セラミックの輝く白さもあまり趣味にあわない、といった需要にはちょうど良さそうです。

性能の違いとしては、チタンは重さもちょうどアルミとステンレスの中間。44mmで比べれば、アルミは36.5g、ステンレスは47.8g、チタンは41.7g。セラミックは46.7gでステンレスよりわずかに軽め。

風防はアルミがIon-X化学強化ガラス、ステンレスとチタンとセラミックはサファイアクリスタル。

チタンは素材の性質としては軽く硬いことが利点。しかし Apple Watchのケースとしては登山用具やロケットのような強度が求められるわけでもなく、アルミでもIon-Xガラスでもよほどハードな環境で使うことを想定していないかぎりそうそう傷だらけにはならないため、やはり見た目のお好みで選んで問題ありません。

なお Edition には専用の文字盤はないものの、watchOS 6の新規ウォッチフェイス「カリフォルニア」には専用カラーの「EDITION」があります。色としては濃い茶色。

Apple Watch

EDITIONはベージュの地に、灰色がかった濃い茶色のインデックスの組み合わせです。

Apple Watch

ようやく成熟したスマートウォッチ。ECGや緊急通話のおま国が残念


最初のアップルウォッチが発売されたのは2015年。まだ5年も経っておらず、iPhone や iPad と比べても世代ごとの変化が大きい製品です。

メインストリームで大きな成功を収めたスマートウォッチがない状況で登場した初期モデルは、いまでは信じられないような挙動の重さや信頼性の低さ、なお短かったバッテリー駆動時間など、アップル的にもまだあるべき姿が明確になっていなかったことが伺える生煮えのプロダクトでした。

しかし代を重ねるごとに処理速度は快適といえるほどになり、Siri も聞き取り精度が飛躍的に向上し、フィットネスとヘルスケア方面への注力が定まって実用的なセンサ群や機能が増え、FeliCa で用途が広がり、バッテリー駆動時間もまあなんとか許容レベルまで伸び、セルラー対応で限定的ながら iPhone なし運用が実用的にと、着々と進歩を遂げています。

昨年の Series 4 は処理速度がさらに倍になり、ディスプレイのベゼルが細く表示領域が広くなるなど、やっと定まってきた「アップルのスマートウォッチ」としての成熟に近づいたと思える進化でした。

そして今年の Series 5 で加わった常時表示ディスプレイは、やもすると「そういうものだから仕方ない、トレードオフだから受け入れるもの」と思い込んでいた露骨な欠点をついに克服するアップデート。

これでようやく、普通の腕時計ならばできて当然のことができ、普通の時計には絶対に不可能なことも、さらにスマホにも不可能なことを実現できる製品になれました。(バッテリーはまだ「普通の時計」が強すぎて比べ物にならない点ですが)。

もちろんこれで完成したとはとてもいえず、相変わらず薄いサードパーティーアプリの層(以前は対応だったのにやめるアプリも多い)や、安心にはほど遠いバッテリー駆動時間、充電する暇がないからか対応しない睡眠トラッキングなど、これから欲しい強化点、いずれ搭載されそうな機能も多々あります。アプリについては一応ウォッチ専用のApp Store アプリが加わっており、バッテリー駆動時間はうわさの iPhone から無線充電で運用しやすくなるかもしれません。


常時表示ディスプレイについても、上で延々と述べたように、結局は消灯が省電力表示に入れ替わっただけで頻繁にスリープすること、使うには腕の動きや操作でスリープ解除が必要なことは変わっていないため、起きているのか寝ているのか分からない不便が発生するなど、まだまだいくらでも改善の余地はあります。

さらにいえば、従来モデルを使ってきたユーザーは頻繁なスリープと消灯に慣れて、別にもう不便とも思わない、運用でカバーできるから要らないと感じるかもしれません。人はたいていのことに慣れるものです。

しかしそれでも、常時表示ディスプレイは Apple Watch が「腕にくくりつける低機能スマホ」でもなければ「iPhone専用の活動量計」でもない、スマホよりずっと人間に近く可能性に溢れた新しいカテゴリであり、前置きや警告なしに薦められる便利な時計に近づいた節目に思えます。

それにつけても残念なのは、ECG やiPhoneなしの 緊急通話など、日本国内では使えない機能のこと。どちらもスマホより人に近いデバイスとしての本質にかかわるだけに、早い時期に国内でも使えるようにしてほしいものです。



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