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年間200万台を生産!島根富士通 神門代表取締役 社長インタビュー 「富士通パソコン組み立て教室」レポート(後編)

日本発のパソコンを支える生産拠点

相川いずみ
2019年10月4日, 午前11:51 in laptop
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前編から続く)2019年5月 に、パソコンの累計生産台数が4000万台に到達した島根富士通。島根県出雲市に工場を構え、生産量日本一を誇るパソコン・タブレット製造で培った技術力をもとに「カスタマイズ&キッティングサービス」や「ICT運営管理サービス」「製造受託サービス」などのものづくりサービスを展開している富士通グループの生産拠点だ。

島根富士通
▲4000万台到達記念として作られた「4000万号機」は、島根県の伝統工芸である八雲塗で天板を仕上げている

出雲ブランドとして地元に愛される島根富士通発のPC

島根富士通は生産拠点としての役割だけでなく、地元を支援する企業としても活躍している。別記事でも紹介している夏休みの『富士通パソコン組み立て教室』や、地元の学校などに向けての工場見学の開催のほか、子育て中の従業員を積極的に応援する"しまね子育て応援企業"にも認定されている。

島根富士通
▲島根富士通で生産したパソコン「出雲モデル」は、島根県出雲市の特産品の「出雲ブランド」に平成24年から認定された

毎年夏に開催されている「富士通パソコン組み立て教室」は地元出雲市の小・中学生にも人気のイベントだ。島根富士通の代表取締役社長である神門明氏にお話をうかがったところ、「募集は年々増えている。やはり、世界でも最軽量クラスのノートパソコンを自分で組み立てられるという点が人気」という。

島根富士通
▲パソコン組み立て教室で組み立てるのは、人気機種の『FMV LIFEBOOK UH』だ

パソコン組み立て教室を毎年続けている理由として、神門 社長は「親子でものづくりを楽しむ場をつくりたい」と話す。さらに、「パソコンは、スマホではできないことも沢山できる。これからは、もっと機械に触れて、キーボードも打てるようになってほしい。この組み立て教室で作ったパソコンは最軽量モデルなので、持ち歩きにも適している。ぜひ、いつでも身近に置いて使ってほしい」と話していた。

島根富士通
島根富士通
▲パソコン組み立て教室には地元のゆるキャラ達が参加し、子ども達を応援した

パソコン組み立て教室では、「匠」と呼ばれる製造担当者だけでなく、製造技術や品質保証などの部署からも社員が駆けつけ、子ども達の組み立てをサポートしていた。サポートメンバーの一人に話をうかがったところ、「毎年参加している。子ども達が楽しそうにパソコンを組み立てる姿を見られることは、私達の楽しみにもなっている」と話してくれた。

島根富士通
▲地域貢献のひとつとして、多くの社員が組み立て教室のサポートに参加している

島根富士通
▲組み立て教室用に作られた特製のエプロンは、社員が描いたパソコンパーツのイラストがデザインされている

工場ではAIやロボットが活躍

組み立て教室の取材の際、工場の新しい設備をいくつか見せてもらうことができた。島根富士通では、ロボットによる自動化を進めており、2018年には全体の作業の20%が機械化されたという。また、AIの活用も始めており、AIによる画像検査などの設備も登場している。工場見学で、次々と作業を進めていくロボットを見ていると、改めて機械化が進んでいることを実感できた。

以下に、島根富士通の生産を支える、ロボットやAIを活用したシステムを紹介していこう。

島根富士通

島根富士通
▲完成した製品の13項目を、画像認識でチェックするロボット。完全無人で行うのではなく、人間とともに働くため、人に当たるとアームの動きが止まる"協働ロボット"だ

島根富士通

島根富士通
▲生産ラインに設置された検査カメラ。組み立て中のタブレットPCのケーブルなどを、AIが画像検査を行う

島根富士通

島根富士通
▲工場の一角にずらりと並ぶ、メインボードのネジ締めを行うロボット 。大量のネジを高速で締めていた

島根富士通
▲基板を組み立てるアームロボット。無人化も進められており、このエリアはロボットによる作業が進められていた

島根富士通

島根富士通

島根富士通
▲工場内を定期的にまわる「環状線型AGV」。床のラインをトレースして進み、500kgの荷物を運ぶ。毎日、4台が複数のステーションをまわっている

増税前の駆け込みでかつてない忙しさに

神門社長によると、現在(※8月取材当時)の島根富士通は「かつてないほどの忙しさ」に追われているという。その理由は、10月から始まる消費税の改訂だ。パソコンの駆け込み購入にともない増産体制に入っており、4月以降は右肩上がりで需要が増えている。特に、今年の9月は過去最高記録として月間35万台の生産が予定されている。6月の生産台数が20万台ということから、その需要の大きさを感じることができるだろう。

神門社長は「増産に対してライン5本を増やし、人も増やしている」と話す。また、「新たな設備を導入し無人化を行うことで、従来よりも少ない人数で生産性を上げる」ことを目指している。実際の数値として、これまでに10数パーセント生産性を上げることに成功したという。

「現在の増産はWindowsXPサポート終了の時 よりも多いが、来年以降は生産台数も落ち着くので、ラインは戻す予定。全体の傾向としては、薄型のモデルの人気が高く、タブレット型はピークを過ぎたと感じている」と、神門社長は話す。

島根富士通の強みとして、「自社にプリント基板の製造を行うSMT(Surface Mount Technology)を持っていることがある。チップマウンターの性能も向上したことで基板の製造が増え、効率が上がった」という。

さらに、「2021年ぐらいになれば、世の中の技術 もそろってくるだろう。設備の設計を含めて改善を行い、人の手助けができる"お助けロボット"をラインの中に入り込ませたい。機械の得意なこと、人間の得意なことを分けて効率化をはかっていきたい」と今後の抱負を語った。

島根富士通
▲島根富士通のショールームには、同社の歴史や、歴代の記念モデルなどが展示されている

島根富士通
▲同社が生産したパソコンや部品などもあり、組み立て教室に訪れた親子が興味深そうに見学していた

神門社長は「毎年、パソコン組み立て教室では『世界最軽量モデルを組み立てる』ことをひとつの売りにしている。これからも、最軽量モデルを組み立てる機会を提供できるよう頑張りたい」と、笑顔で語った。

『富士通パソコン組み立て教室』の次回の募集は、2020年の6月頃に開始される。興味をもった方は、毎年6月頃に富士通のホームページなどをチェックしてみることをおすすめする。

島根富士通
▲島根富士通の工場を、入り口から望む



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