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アップル、香港市民が警察の動きを監視するアプリをApp Storeから取り下げ

以前も中国政府の意向に沿ってVPSアプリが削除されました

Kiyoshi Tane
2019年10月4日, 午後12:40 in Apple
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矢崎 飛鳥, 10月29日
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Billy H.C. Kwok via Getty Images

香港では逃亡犯条例改正案に端を発した抗議活動が4ヶ月近く続き、デモに参加する人々と警察との激しい衝突が繰り広げられています。そんななか、アップルが現地の人々が警察の動きを追跡できるアプリをApp Storeから取り下げたと報じられています。

英国メディアのThe Registerは、アップルが本アプリを開発したHKmap Liveに「あなたのアプリには違法な行為を可能にし、推奨するコンテンツが含まれています。具体的には、アプリはユーザーが法執行を回避することを可能としました」と告知したことを報じています。

香港では中国の建国70周年に合わせて抗議活動が大規模化し、警察との衝突も相次いでいます。火炎瓶などを投げる一部デモ隊に対して警察も強制排除に乗り出すなか、警官が18歳の男子生徒に発砲し、左胸の辺りを撃って重傷を負わせる事件もありました。

HKmap Liveアプリの機能は、ユーザーが警察情報を共有すること。たとえば「警察署の前に4台のパトカーが駐車している」や単に「暴動」などメッセージを投稿し、それがGPS情報と組み合わさることで、警察の活動が集中している場所が一目で分かるわけです。つまりデモ隊が「法執行を回避」することを支援する面は確かにあると思われます。

しかし、地元の香港市民は「そもそも、香港警察は違法な集会が行われていると判断された場所では、実力行使の前に青い旗を振る(ことで解散を呼びかける)法的な義務がある」と主張しているとのこと。要は合法な抗議活動をするためにも、警察の違法な排除活動を避ける合理的な理由があるというわけです。

アップルが中国政府の意に沿うようにApp Storeからアプリを取り下げたのは、今回が初めてではありません。たとえば2017年7月にも、当局の厳しい取り締まりが原因でVPN(仮想プライベートネットワーク)アプリを削除しています。そのさいティム・クックCEOは「我々もできればアプリを削除したくはないが、他の国と同じく、事業を展開している現地の法律に従う。たとえ同意できない政府だとしても、我々が関わることに価値があると信じている」という趣旨をコメントしていました。

さらにBloombergによれば、HKmap Liveアプリは9月26日に支払いオプションや追加機能を理由に一度取り下げられ、今月2日に再提出したところ、上述のように「法執行の回避を支援した」ことを理由に再び取り下げられたとのこと。その日すぐに再審査のために提出しており、開発者は「あなたのアプリはまだ審査中ですが、追加の時間が必要です。できるだけ早くステータスの更新を提供します。お待ち頂きありがとうございます」とのメッセージを受け取ったと伝えられています。


アプリ開発者はTwitterでアップルとのやり取りを逐一報告しています。前例から見てアップルが中国政府の意図に逆らう行いをするとは考えにくいものの、事態の進展を見守りたいところです。



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Via: MacRumors
関連キーワード: apple, AppStore, china, demonstration, HongKong, ios
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