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OPPO、激安な高品質スマホ Reno Aで日本攻略めざす(石野純也)

日本オリジナルモデルとして投入

石野純也 (Junya Ishino)
2019年10月9日, 午前07:50 in mobile
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OPPOは、10月8日、SIMフリースマートフォンの「Reno A」を発表しました。同モデルは、楽天モバイルが一足先に取り扱いを表明していましたが、今回披露されたのは、その他の家電量販店やMVNOが取り扱うオープンマーケット版。

楽天モバイル版はストレージが128GBなのに対し、オープンマーケット版は64GBといった違いがあります。Snapdragon 710を搭載し、おサイフケータイや防水にも対応しながら、価格は3万5800円と"激安"なのは、どちらのバージョンにも共通しています。

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▲スペックは充実しているが、価格は3万5800円と安価だ

OPPO Japanの代表取締役社長、トウ・ウシン氏によると、Reno Aは「日常使用に欠かせない機能を備えた、完全に日本オリジナルのモデル」とのこと。カラーリングを決定する際にも、全22色のサンプルの中から、東京の渋谷でマーケットリサーチをして、ブルーとブラックの2色に絞り込んだといいます。

仕様や機能だけでなく、デザインも含め、日本市場にフィットさせようとしているわけです。さらには、楽天モバイルも含めた4キャリアのVoLTEにもきちんと対応させてきました。

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▲カラーバリエーションは、渋谷での調査結果を反映させたという

この端末に合わせ、タレントの指原莉乃さんを起用したCMを制作したところにも、意気込みが見て取れます。Reno Aは、OPPOにとって、日本市場攻略のための戦略商品と言えるでしょう。予定する販売台数は未定ですが、トウ氏は過去のモデルと比べ、「かなり増えると思う。ニーズがあるだけ増産する」と語っています。

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▲CMには、タレントの指原莉乃さんを起用した

このスペックの端末をこの価格で販売するのは、利益度外視にも見えます。トウ氏は、「それほど安いとは思っていない。ほかの製品が高すぎるだけで、3万5000円台は業界のスタンダード」と語っていましたが、発表会でOPPOが示したとおり、同価格帯の競合する端末は、スペックが一段も二段も低くなります。ベースモデルもないだけに、よりコストは高くなりそうです。

実際、OPPO本社からも難色を示されたようですが、「いろいろと説得した」(同)と日本市場の重要性を説き、「それぞれのマーケットのニーズに沿っていく」(同)方針を貫いたそうです。ニーズがあるだけ生産すると語っていたように、ボリュームを出すことで、これまでのモデルより、コストダウンを図れた可能性もあります。

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▲日本市場でのOPPOの方針を語る、トウ・ウシン社長

背景に分離プラン

では、なぜこのタイミングで、OPPOは日本市場での拡大に向け、アクセルを踏んだのでしょうか。

答えの1つは、分離プランにあると言います。指原莉乃さんのCMについてトウ氏は、「3月、4月ごろから、分離プランが出るということで企画した」と語ります。分離プランが徹底されると、原理的に通信料が下がる半面、いわゆる端末の実質価格は上がってしまうため、本体価格そのものがリーズナブルな端末が求められるようになります。ここに向け、タイミングよくコストパフォーマンスに優れた端末を投入し、CMで認知度の拡大を図ることで勝負に出たと言えるでしょう。

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▲分離プランによって、端末価格が強く意識されるようになってきた

もう1つは、楽天モバイルのMNO参入です。上記のとおり、Reno Aは楽天モバイルの端末として採用されていますが、マーケティング予算を投入した経緯には、「そういう要素もある」(トウ氏)とのこと。「オープンマーケットより、MNOは広くユーザーをカバーしているから」というのが、その理由です。分離プランと楽天のMNO参入を機に、Reno Aで一気にシェアを拡大しようという思惑があることが見て取れます。

ただし、ご存知のとおり、楽天モバイルはサービスインを事実上延期し、10月からは無料サポータープログラムで5000名限定のユーザーを募集していました。楽天モバイルの広報担当によると、「初日で5000名は超えた」とのことで、滑り出しは上々のようですが、あくまで5000名の枠を増やす考えはないようです。Reno AはMVNOの楽天モバイルでも利用できるため、その分で、販売は伸ばせそうですが、MNOの正式サービスがスタートしなかった点は、OPPOにとって誤算だったと言えそうです。

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▲正式サービスの延期は、OPPOにとって誤算だった可能性がありそうだ

2018年に鳴り物入りで日本市場に参入したOPPOですが、徐々に市場を拡大する方針で取り組んできました。参入当初に投入していた製品は、オープンマーケットの売れ筋と微妙にずれていた印象もありますが、その後、急速に日本のユーザーのニーズを研究し、それを端末に取り込んできました。日本市場に特化させ、機能からデザインまでこだわって開発したReno Aは、その結実と言えるかもしれません。

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▲日本市場参入以降、さまざまな端末を投入し、徐々に市場のニーズに沿うようになってきた

一方で、やはりまだ楽天モバイル以外のMNOが端末を取り扱っていないのは、OPPOにとっての課題と言えそうです。分離プランの波に乗って、3大キャリアに進出できるのかが、同社の今後の行方を占う鍵になることは間違いありません。

トウ氏は、「いつ採用されるかは私たちではなく、キャリアに聞いてほしい。私たちは本分を尽くすだけ」と語っていましたが、キャリアにとっても、コストパフォーマンスのいいミドルレンジモデルを拡充することは急務。その意味で、以前より、実現の可能性は高まっていると言えるでしょう。




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