CEATEC 2019の日立ブースでは、ソニーのペットロボット「aibo(アイボ)」と家電製品が連携するデモンストレーションを行っていました。
冷蔵庫のドアを開きっぱなしにしていたら「ワンワン!」と注意したり、ロボット掃除機「ミニマル」にロボ語で話しかけて掃除をスタートさせたりと、aiboは賢く可愛いロボット犬として働き、会場を訪れた人の注目を集めていました。
日立の家電の上位モデルは通信機能を搭載しており、スマホアプリなどから情報を確認できるようになっています。aiboとの連携はこの通信機能を拡張したものと言えます。
日立は昨年のCEATEC 2018でもミニマルとの連携機能を展示していて、今年は対応家電を増やした形での展示となりました。
ただし、aibo連携機能が実際に日立の家電向けのサービスとして提供される見込みは薄そうです。家電とスマート機器との連携を商用サービスとして提供する場合、安全性の確保などの高いハードルがあります。商用サービスとしての提供は難しいでしょう。
日立ブースの担当者は「日立は共創(外部連携)活動を進めていて、aiboとの連携はその一環。実際のサービスとして提供するかどうかは未定だが、aiboをきっかけに日立ブースを訪れてもらえる人が増えて、共創のきっかけになると期待している」と話しました。