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米Amazonに期限切れ食品を出荷する業者増加。1年以上古いものや腐臭放つ商品届いた事例も

通販巨人はAIと人力両面で顧客フィードバックを調査します

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年10月21日, 午後12:40 in Internet
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米スーパーマーケットチェーンのWhole Foodsは生鮮食品の新鮮さが売りですが、その親会社米Amazonが売る食品には気をつけなければいけないようです。米CNBCは、Amazonで商品を販売するサードパーティ業者が、消費期限を大きく過ぎたブラウニーやビーフジャーキー、粉ミルクなどのベビーフード、2017年にスターバックスが販売を中止し放出されたTeavanaブランドのロックシュガーやフルーツティーといった商品を頻繁に出荷していると伝えました。

データ調査会社3PMによると、Amazonで商品を売る業者の少なくとも40%が、購入者から商品の期限切れに関して5件以上の苦情を受け取っています。苦情の中には、明らかに腐臭やケミカル臭を放つ商品を受け取ったというものもあったとのこと。ユーザーからの評価レビューのなかには、色が変色してドロドロになったコーヒーフレッシュの写真が掲載されているものもありました。

また購入する立場からの問題点として、食品のように商品の消費(賞味)期限が記されておらず、複数業者が同じ商品を扱っている場合、どこから商品を購入しているのかが必ずしも明確でないところも問題と言えそうです。たとえ消費期限内であっても、購入者の元に届いた時点で期限が残り数日だった、というレビューはたくさんみつかります。

問題に対して米Amazonは、いくつかの商品リストを削除し、業者に対しては商品の販売にあたってAmazonのポリシーおよび法律の両方を遵守しなければならないという、至極当然の通達を改めて出しました。

Amazonのポリシーには、商品の期限が少なくとも90日はあることの保証も含まれます。また、AmazonはユーザーからのフィードバックをもとにAIと人力の両面から調査し、問題のある商品や業者を洗い出すと付け加えています。違反した製品が見つかれば削除し、状況によって業者のアカウントを停止する措置も講じるとのこと。

ただし、いまだ期限切れ商品は監視の目をすり抜けて売られているようで、状況をを把握し切れていないAmazonにも部分的な問題があるようにも思われます。また米Amazonは自社倉庫から出荷される商品に関してはユーザーのレビューを掲載しません。これは商品に対する責任を完全に負うことを示している一方で、問題が発生したときにそれをもみ消すこともできると指摘されています。

今回のような場合はユーザーに届けられる商品の期限までの日数を大きくすることと、さらなる説明責任が求められると思われますが、Amazonがそこまで対処するかどうかはまだわかりません。

幸い、日本のアマゾンではこのような悪質な業者は目立ってはいないように感じられるものの、業者向けのフォーラムでは似たような事例が議論されており、必ずしもすべての商品で問題がないというわけではなさそうです。われわれ消費者の側としては、通販で食品を購入する際に考え得るリスクのひとつとして期限の問題があるということを、しっかり頭に入れておきたいものです。



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