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VW、モータースポーツ戦略をEVベースに集中。内燃機関搭載のマシン開発終了へ

カスタマーマシンのサポートは継続

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年11月27日, 午前08:00 in Electric Car
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公道を走る自動車がすべて電気自動車に変わる日はまだまだやってこないはずですが、フォルクスワーゲンのモータースポーツ部門には、その日がすぐにやってきそうです。ドイツの名門自動車メーカーは、そのモータースポーツ部門が内燃機関を搭載するレースマシンによるワークス活動を終了することを明らかにしました。

また顧客のモータースポーツ活動へのサポートとしては、ラリーカーのPolo GTI R5の供給支援は続けるものの、サーキット向けのGolf GTI TCRは2019年いっぱいで生産を終了します(パーツ供給などサポートは継続)。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムニュルブルクリンクのタイムアタックグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードなどを通じたID.Rの大々的なプロモーションから、フォルクスワーゲンは、ID.Rを筆頭とするEV開発のためのMEBプラットフォームから将来の電気レースカーを生み出すことを期待しています。

今年前半まではF1への参戦なども一部で囁かれて、長らくF3マシンへのエンジン供給も行って来たものの、フォルクスワーゲンの守備範囲はむしろラリーカーやツーリングカーといったハコ車の分野であり、これをEVへと移行するのは比較的容易と言えるでしょう。

F1で常勝チームとなったメルセデスは、フォーミュラEへの参戦を開始しつつもその影響力ゆえ簡単に活動をEVに絞り込むことはできません。しかし、少しずつでも電動化へとステアリングを切っていくことは、いまの自動車業界としては避けられない流れと言えるでしょう。

メジャーな自動車メーカーで、モータースポーツのワークス活動から内燃機関を完全に切り捨ててしまうのは、VWが初めてかもしれません。しかしVWの企業としての長期戦略を考えれば、それはさして驚くことでもないと言えそうです。

モータースポーツの現場は、自動車メーカーにとっていまも技術開発の最先端を行く場所です。そしてマーケティングの面でも、その技術力を消費者に知らしめる格好の場所です。つまり、市場が今後どんどん電気自動車に切り替わっていくのであればモータースポーツの現場も電気化が進んでいくことになるはずです。



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