Sponsored Contents

Weekendの最新記事

Image credit:
Save

54億円相当のイーサリアム盗難・NetflixがNYの劇場救済・CO2食う大腸菌: #egjp 週末版193

新たなGOX事例

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年12月1日, 午後08:50 in Weekend
37シェア
5
32,"likes":10
0

連載

注目記事

1億画素超えカメラ搭載スマホ、シャオミ「Mi Note 10」のグローバル版を試す。日本での発売に期待
12

1億画素超えカメラ搭載スマホ、シャオミ「Mi Note 10」のグローバル版を試す。日本での発売に期待

View


1週間の間に拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今週は「韓国取引所で約54億円ぶんのEtherium盗まれる」「Netflixがニューヨークの老舗映画館を救済」「二酸化炭素を食べる大腸菌」などのEVの話題をまとめてみました。

Amazon配送センターの事故発生率は効率優先主義を象徴

Warehouse Robots Safety
米Amazonの効率に対する執拗なまでの取り組みが、配送センターで働く人々に対する目標達成のための圧力となり、重傷を伴う災害の発生数を増やしていると社会派メディアRevealやThe Atlanticが報じています。

米国に110か所あるAmazonの配送センターでは、2019年6月の時点で合計12万5000人が働いています。RevealやThe Atlanticは、このうち23の配送センターを調査し、2018年にフルタイム勤務者の(死亡、入院などによる休業、意識喪失、骨折、救急隊を呼ぶ必要がある怪我といった)災害の発生率が9.6%もあったとの統計を示しました。米国の工業分野における平均値は4%とされます。

この報告では、たとえばカリフォルニア州イーストベールの配送センターでは重い災害の発生率が業界全体平均値の4倍以上の442件/年もあったことを浮かび上がらせました。この配送センターでは、従業員は目標効率を達成するために1時間に300個以上の品物を棚から選び出してスキャンすることが求められています。これは11秒に1個スキャンしなければならない計算です。

Gizmodoは、ニューヨークのスタテン島で2018年の後半に操業開始したJFK8配送センターでの災害発生率が15%に至っていることを報告しています。記録可能な稼働期間が4か月に満たないような状況での多数の災害発生は、おそらく作業に不慣れな従業員が多いことが想像されます。しかしOSHAのデータによれば、被災者の多くが平均2か月以上の休業になるなど大きな災害が多く発生しているのはその職場が以下に棄権かを物語っていると言えそうです。参考までに記しておくと、危険作業の多い製材所の災害発生率は6.1%、製鉄所は10.2%です(いずれも2018年米国のデータ)。

ある報告では、妊娠中の女性従業員からの軽作業への配置換えの要望を管理者が却下し、その結果、女性は流産してしまったとされます。しかしそのようなことが起こっても大半の従業員は生計を立てるため、やむなく重労働を受け入れざるをえないとされます。

Netflix、ニューヨークの老舗映画館を救済

Netflix / Marion Curtis
Netflixが、ニューヨーク最古の独立系映画館Paris Theatreとの間で施設のリース契約を結びました。これは2019年8月に経営難でいったん閉鎖したこの581席、シングルスクリーンの劇場を存続させるためだとされます。

Netflixはこの劇場を特別なイベントや上映のために活用し、独自の映画作品を上映する予定とのこと。Netflixは、2019年4月にはロサンゼルス・ハリウッドにあるEgyptian Theatreの経営を引き継ぐための交渉に入っていることも報じられていました。こうした伝統的映画館への投資は、映画業界の重鎮たちとの関係を良くする意図もあると考えられます。

スティーブン・スピルバーグ監督は、(劇場公開されない)Netflixの映画はテレビドラマに分類すべきで、劇場公開されてもいくつかの劇場でわずかな期間しか上映しないような作品にはアカデミー賞ノミネートの資格を与えるべきではないと主張していました。

運営に苦しむParis TheatreやEgyptian Theatreの救済や経営継続は、このような批判を緩和するとともに、映画業界や映画ファンに対する印象を良いものに変えるために効果的な手段と言えるでしょう。

二酸化炭素を食べる大腸菌

Manjurul via Getty Images
大腸菌といえばO157やO111など激しい下痢や嘔吐を引き起こす極悪な菌というイメージがあり、今年の夏には2020年東京オリンピックのトライアスロン競技スイム会場におけるふん便性大腸菌の量が報じられていました。一方で大腸菌は遺伝子操作によってヒト型インスリンを産生させるといった利用方法などが研究されていま。そして、11月27日付けのライフサイエンス系学術誌Cellに掲載された新しい論文によると、空気中の二酸化炭素を食べる大腸菌の株が開発されたとのことです。

通常の大腸菌は糖(グルコース)などを栄養源として活動し、そこから炭素を代謝に利用しつつ、二酸化炭素つまりCO2を排出します。これに対し植物やシアノバクテリアなどの光合成のしくみは、光の作用によってCO2をタンパク質や脂質などに変換固定します。

研究者は遺伝子操作が容易な大腸菌を使い、まずは光合成生物がCO2を有機物に変換する酵素を作る遺伝子を大腸菌に与えました。しかしこれは失敗に終わります。こんどはギ酸から細菌がエネルギーを取り出せるようにする遺伝子を大腸菌に注入しました。しかしこれでも大腸菌はCO2よりも糖を好みました。研究者は最終的に、遺伝子操作した大腸菌をわずかな糖質と大気の250倍もの濃度のCO2に晒し、環境に適応する大腸菌が現れるのを末方法を採用。約200日をかけてCO2を唯一の炭素源として生存可能な大腸菌を生み出すことに成功しました。このCO2を食べる大腸菌は、CO2を食べない大腸菌よりも成長が早かったとのこと。

この大腸菌にはまだ糖からエネルギーを得る機能も備えています。またCO2を食べない大腸菌よりお成長が早いとは言っても、通常の大腸菌が約20分でその数を倍に増やすのに比べればかなりその速度は遅いとのこと。またこの大腸菌は、大気中のCO2濃度ぐらいでは必要なエネルギーを獲得できず、糖を必要とします。

研究者はさらに研究を続け、大気中のCO2濃度でそれを固定化できる大腸菌を作り出し、温暖化対策などに活用できるようにしていきたいと述べました。

韓国の取引所からおよそ54億円相当のEtheriumが盗まれる

Yu Chun Christopher Wong/S3studio/Getty Images
暗号通貨取引所から大量に資産が盗み出されることを「GOXする」と表現するようになって久しいものの、いまでもその悪夢は時々起こっています。韓国の暗号通貨取引所Upbitは11月27日、人気の高い暗号通貨Etheriumが342000 ETHぶん、当日のレートで円に換算すると約54億円相当が匿名ウォレットに不正に移動したことを確認し、すぐに取引を停止しました。

Upbitは行方不明になったETHをすぐに手持ち資産から補填すると述べたものの、取引再開までに2週間ほどの期間を要すると述べました。

犯行を行った人物またはグループは特定されておらず、典型的なオンラインハッキングなのか、内部者による犯行なのか、はたまた国際的な制裁に困窮するどこかの国家機関によるものといったうわさも出ています。Upbitに限らず、暗号通貨取引所はいまいちど運営体制の点検をして、さらなるセキュリティ強化や顧客の信用を得る努力が必要かもしれません。

今回の流出額およそ54億円というのは非常に大きな金額ではあるものの、2018年のCoincheck流出事件ではおよそ580億円の暗号通貨NEMが盗まれてしまっており、それに比べるとかなり少額な印象。SNSなどの反応も(外国の話ということもあるにせよ)大きくなく、慣れとは恐ろしいものだと思わざるを得ません。

「Project Cars」開発元が「F1」シリーズ開発元に買収される

Slightly Mad Studios
人気レースシミュレーターゲーむ「Project Cars」シリーズを開発するSlightly Mad Studiosが、同じくレースシミュレーター「F1」シリーズを手がけるCodemastersに約3000万ドル(約33億円)で買収されることが発表されました。

Slightly Madといえば、EAの人気ドライブゲーム「Need for Speed:Shift」でデベロッパーとしてのデビューを飾り、以降「Test Drive: Ferrari Racing Legends」、「Project Cars」、「Project Cars 2」、「Red Bull Air Race: The Game」などのヒット作を重ねてきた企業。現在は「Project Cars 3」とそのモバイル版「Project Cars Go」を開発中ですが、これら2作はまだリリース日などは明らかになっていません。

また今年はじめには独自かつ自称"史上最も強力なコンソール"ゲーム機「Mad Box」を開発していることを明らかにしていますが、こちらも詳細は不明なまま。

一方、Codemastersは古くは「Colin McRae Rally」シリーズ、いまは「F1」シリーズを代表作としており、特にF1シリーズは唯一の公認ゲームとしてリアルのF1各チームが代表チームを編成して参戦する「Formula 1 Esports Series」のプラットフォームにもなっています。

今回の買収はSlightly Mad Studiosの全員がCodemastersにそのまま雇用されるとのことで、ゲームの開発体制に影響はない模様。うわさにだけあがっている映画『ワイルドスピード』との提携作の開発も、おそらく継続されることになりそうです。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

Sponsored Contents