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アップル、元iPhoneプロセッサ開発リーダーを告訴。被告は「メッセージを違法収集された」と反論

泥仕合に

Kiyoshi Tane
2019年12月11日, 午後12:40 in A12Bionic
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SOPA Images via Getty Images

アップルが、元従業員が契約違反を犯していたと主張して米カリフォルニア州の上位裁判所に提訴しました。提訴された元従業員はプラットフォームアーキテクチャ担当シニアディレクターとしてiPhone に搭載されるAシリーズチップの開発を主導していたジェラルド・ウィリアムズIII(Gerard Williams III)氏。

ウィリアムズ氏はiPhone 5sに搭載されたA7からiPad Pro(2018)に採用されたA12Xまでの開発をリードしていた1人であり、同社のSoCにおいて様々なパーツのレイアウト監督も務めていたと報じられています

今年初めにアップルを退社したウィリアムズ氏でしたが、その後の去就は不明でした。そして先月、彼が2人の元アップル幹部と協力して新たな半導体スタートアップNuviaを設立したと明らかになり、それがアップルとの契約に違反しているとのこと。

アップルは、ウィリアムズ氏はアップルに勤務中、退社して起業する準備をしている事実を隠して、自分の会社が創れるようにiPhoneプロセッサの設計を操作したと主張。さらにアップルの他のスタッフも引き抜こうとしたこともすべて雇用契約違反だとしています。

アップルは訴状にて、ウィリアムズ氏は同社が将来的にデータセンター用システムを作るために、自分の会社を買収することを期待してスタートアップを設立したとも述べています。「ウィリアムズは、アップルで取り組んでいた技術を使って新しい会社を立ち上げること、アップルがそれを「必要」としており、買収する以外には選択肢がないに決まってると自慢していた」とのことです。

つまりアップル側の言い分は、ウィリアムズ氏がiPhoneプロセッサに自らの技術を仕込んでから退社し、アップルにその技術ごとスタートアップを買い戻させようとする目論見だったということです。そうした論拠を元に、アップルは契約および忠実義務違反として、ウィリアムズ氏に対する差止命令および損害賠償を求めています。

これを受けて立ったウィリアムズ氏は法廷闘争中ですが、反論の主軸はざっと2つ。

まず1つ目は「契約違反」の主張には法的強制力がないということ。アップルの雇用契約条項は米カリフォルニア州の法律の下では強制できず、その項目の文言は競業禁止契約(在職中の兼業や、退職後に競業を行うことを禁止する契約。カリフォルニア州では禁止)に等しいと主張。その上で、アップルに在籍中も新たなベンチャー起業を計画し、スタッフ募集も許されたと述べています。

もう1つの反論の根拠となるのは、アップルが提出しているウィリアムズ氏の自慢話や、他のアップル従業員とやり取りしたテキストメッセージそのものです。同氏はこれらが「非常に偏執的なiPhoneメーカーによって違法に収集された」と主張しています。

いずれにせよウィリアムズ氏のメッセージは事実、つまりアップル勤務中にiPhoneプロセッサに仕掛けを講じ、その技術を中核として買い戻させるためのスタートアップを設立したことは本当だと認めたとも受け取れます。

ウィリアムズ氏がアップルを退職した当時は穴埋めが難しいのではないかとの声もありましたが、まさに穴を空けるために退職したとも推測されます。その行動を監視していたらしきアップルとともに、米国での雇用関係の強かさが窺えると言えそうです。


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Via: 9to5Mac
Source: The Register
関連キーワード: a12bionic, apple, iphone, lawsuit, soc
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