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Uber共同創業者カラニック氏が取締役会を辞任。今後は「新しいビジネスと慈善事業に集中」

急成長と転落とあといろいろ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年12月26日, 午後06:00 in Transportation
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ネット配車サービスUberの共同創業者トラヴィス・カラニック氏が、所有するUberの株式をすべて売却、2019年12月31日で取締役会を辞任することを発表します。今後は自身の設立したクラウドキッチン事業CloudKitchensと「慈善事業にフォーカスする」計画だとしています。

カラニック氏は2010からUberのCEOを勤めたものの、ドライバーの待遇やドライバーが引き起こす問題、さらに規制当局の覆面調査を回避するためGreyballテクニックを悪用するなど、その評判は決して良いと言えるものではありませんでした。最終的には2017年、取締役会の要求によってCEOの座をダラ・コスロシャヒ氏に明け渡すことになりました。

もちろんカラニック氏はUber急成長の立役者でもあったわけですが、あまりに速い成長の影では様々な問題も引き起こしていました。2017年には当時Uberに務めていた女性エンジニア、スーザン・ファウラー氏からUberでのセクハラ被害を告発され、さらにGoogleの自動運転部門として独立したWaymoからは企業秘密を盗んだとして提訴されました。

他にもUberに関するブラックな話題は枚挙に暇がありません。カラニック氏がCEOを退いてから2年以上が経過しましたが、Uberはまだカラニック時代の問題に対処しつづけています。12月の初めには、ファウラー氏を含めUberで性的な嫌がらせを受けた退職者を含む従業員に対する440万ドルの基金を設立しました。

また酷い扱いを受けたドライバーに対する補償もカラニック時代から続く問題問題であり、Uberはニュージャージー州における失業および障害保険税およそ6億5000万ドルの支払いや、ニューヨークで起こされたドライバー約9万6000人からの未払い問題訴訟への対応に追われています。

米ウェドブッシュ証券のマネージディレクター、ダン・アイブス氏はカラニック氏が去ることについて「多くの投資家が、この暗い章をバックミラーで見られるようになることを喜ばしく思うことでしょう」と述べています。


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